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次回配信日は、10月1日です。



住職のニンテンドーDS Lite


Wii フィット

 携帯型ゲーム機の本格的普及は、任天堂が1989年に発売したゲームボーイに始まるといってよい。子供たちが外で遊ばなくなり、ゲーム機を持っていないと友だちができないとか、時にはゲーム機のための犯罪もおこり、社会問題にもなった。
 2000年には総生産台数が1億台を突破して、世界70カ国で楽しまれているという。

 現在では2004年に登場した「ニンテンドーDS」、2006年には上位機種「ニンテンドーDS Lite」が発売されている。据え置き型ゲーム機として2006年には「Wiiウィー」も登場して、テレビコマーシャルも盛んにおこなわれている。
 携帯用であれ、据え置き型であれ、今までのゲーム機と大きく違うことは、対象年齢が子供だけではなく、成人からお年寄りまでをターゲットとしていることである。

 DSでは東北大学の川島隆太教授監修による『脳を鍛える大人のDSトレーニング』、俗に「脳トレ」と呼ばれる脳活性化ソフトの発売である。今まで一般ゲームが中心であったソフトが、つぎつぎと新しい分野のソフトが発売され、「脳トレ」は惚け防止であろうか、中年相の特に女性に人気があるようにも思う。DSは英単語や漢字検定など、今では学校教育にも取り入れられている。

 Wiiは、コマンドが無線化されコードがなくなることによって、自由に振り回すことができるようになり、体を動かしての「テニス」「ベースボール」「ゴルフ」「ボーリング」「ボクシング」が可能となった。こうなると子供ばかりでなく、中年おじさんも参加してくる。
 またバランスボードの登場により、重心バランス、BMI(身長と体重の比率から換算される肥満度)の算出、バランス年齢の判定ができ、さらには「バランスゲーム」「有酸素運動」「ヨガ」「筋トレ」と40種以上のトレーニングができ、フィットネスマシーンとして楽しめるのである。

 このお正月にまさしく老若男女20人ほどでの新年会の折、Wiiフィトを楽しんだ。いつもならば子供たちはゲーム機、大人はお酒となるのであるが、子供たちがWiiでホームラン競争をおこなうと、おじさんたちも赤い顔をしながら、野球ならば負けはしないとコントローラを振り回す。スキージャンプはバランスボードにのってテレビの画面を見ながら踏切のタイミングをとるだけであるので、だれでもできる。
 ゲーム機業界は、年々少なくなっていく子供たちを対象にしていたのでは将来のないことから、大人を対象とした商品の開発が続いているのである。私もその戦略に乗せられてしまったのであるが、お酒ばかりの新年会とは違って、子供たちや若い人たちとのお正月は新鮮なものであった。

 私も早速DSをもとめ、利用している。財団法人日本漢字能力検定協会公式DSソフト「漢検」である。最近パソコンを使うためか、漢字が書けないことがあると、DSを始めた。ちょっとした時間に、電車に乗っているとき、待ち時間、寝る前にと漢字勉強?に励んでいる。
 先日新幹線のなかでの出来事である。若い女性が英単語を、私が漢検をしていると、初老の男性が、奥さんに話をしている。「いい大人が電車のなかまでゲームをしている」と不快感を露わにしている。

 無論、音が出ているわけでもなく他人に迷惑をかけているとは思わないので、公共の場で漢字の勉強をするつもりである。
 パソコンを使うようになって漢字が書けなくなったのではなく、単にもとから覚えていない漢字は書けないこともわかった次第である。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


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第3巻「空蝉」その7「垣間見」

 小君が御車のうしろに乗って、六条院にお越しになられた。昨夜のようすを申しあげると、「幼いことであるな」と、小言をおっしゃって、空蝉の心をつまはじきをしながらお恨みになる。小君は申しわけなくてものも申しあげられない。
「たいそう深く私のことを憎んでいるようであるので、身も憂くお思いになった。ともかくも心のこもった返事だけでもなさることができないのか。伊予介よりも劣ったわが身がなさけない。」
と思うようにならないなとおっしゃる。そうはいいながらもあの空蝉の小袿(こうちぎ)を御衣の下に引き入れてお休みになられた。

 小君を近くに寝かせて、いろいろと怨みながらお話になられる。
「おまえはかわいいが、あの空蝉の弟であるからな、そうは思いつづけられないな。」
と、素直におっしゃるを、小君はたいそう寂しいと思っている。

 しばらくお休みになられるが、お眠りになることができない。お硯を急ぎ召されて、かしこまった御文ではないが、畳紙に手習いのように気軽にお書きになる。

   空蝉の 身をかへてける 木のもとに
          なほ人がらの なつかしきかな
   (空蝉のごとく姿を変えて飛び立ってしまった木のもとで、
    やはり衣を残していなくなってしまった人のことが、なつか
    しく思われる。)
 
と、お書きになるのを、小君は懐に入れて持ちかえる。あの人もどう思っているのかと愛おしくお思いになるが、いろいろお思い返しになってお便りもない。あの脱ぎ捨てた薄衣はたいそうなつかしい人の香りがするのを、身近においてご覧になっておられた。


こ‐うちき【小袿】
女房装束の略装で、上級公家女性が用いるややかしこまった上着。身丈が袿より短い。表は二倍ふたえ織物または浮織物、裏は平絹または綾など。(広辞苑)

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


青表紙本源氏物語「空蝉」(新典社刊)


「空蝉」本文


 

第268回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
9月19日(金) PM7:00〜8:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
本法寺 清水 俊匡 師
参 加 費
無料
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
10月17日(金) 同時刻  長源寺 高木 泰孝 師

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。


ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

「燃えないゴミ(ビン・カン)」
市のゴミに出します
「土に返すゴミ(花・香花)」
寺にてチップにして土に返します
「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
寺にて土に返します
「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。


 

▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
 現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
 ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開催日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場所
 願成寺庫裡
費用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。

 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


 

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