願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、12月15日です。



子供の時から見守ってくださったラハイナ浄土院の御本尊様


ラハイナ浄土院の大仏様.

 12月1日、もう一年が経ってしまいましたね。平成21年は、あなたにとってどのような一年でしたか?私にとっては、12月はとても不思議な月だと思います。年末年始が近づいて来る時期であることは言うまでもないことです。しかし、他の月と比べて、より切羽詰まった気持ちに追われたり、他の月と違って、自分の人生に振り向いたり、色々と反省することが多い時期だと思います。
 アメリカは、11月末から感謝祭、12月はクリスマスと大晦日で、 家族や友達との集まりも多く、本当に忙しい時期になります。他の時より、時間が早く走っている感じがしませんか?これは、世界共通なのでしょうか?日本では、12月は、ご存知のように「師走」と読んでいます。本当にその通りですね。やっぱり、他の月より忙しいのでしょうか?とにかく、忙しく感じますよね。

 この不思議な時期には、私もよく「去年の今頃はどのように過ごしていたのでしょうか?」とか「この一年は、どのような一年であったのでしょうか?」と問います。私にとって、思いがけない、とても良い一年でした。
 1月は、ハワイに里帰り、その後カリフォルニア、ワシントンDC、そしてブラジルにも行きました。彼氏に出会い、アメリカに引っ越しもしました。また、弟はワイルク浄土院というお寺に入り住職となり、一人前の開教師になりました。 そして、妹は家の初孫をスペインで生みました。色々と大きな変化があった一年でした。お蔭さまで、とても恵まれた素晴らしい一年でした。

 いつもこのような良いことばかりではありません。家族はよく笑ったり、泣いたりしています。良い時も、悪い時もあります。それは、どの家族でもそうだと思います。もちろん、世界の中では、今年は、いろいろと良いことがありましたが、恵まれた話ばかりではありませんでした。いまだに、世界で、戦争が起きています。人は死んだり、殺されたり、苦しんでいます。今年は、新型インフルエンザで世界中大変でした。今年は、世の中の経済も大変でした(まだとうぶんこの状況が続きそうです)。いろんな面で、苦しんでいる人が多いと思います。経済的に困っていなくても、精神的に苦しんでいる人もいます。経済的に苦しんでいる人もいます。先月、ある友人は、家が火事にあいました。幸いに、彼女は無事でしたが、自分が持っていたもの殆ど全てが一夜に炎に飲み込まれてしまいました。回りには、毎日、悪いことが起こっています、毎日、苦しんでいる人がいます。

 お釈迦さまは、生きることは、苦しいことだと教えました。でも、それは毎日が悲しいと言う訳ではありません。もちろん、どこか、誰かが毎日悲しい思いをしていますが、人生は悲しいことばかりではありません。苦しいことばかりでもありません。人生やものごとに対する姿勢や見方によって、全てが変わります。私は、お念仏があるから、苦しい時も、乗り越えられます。お念仏を称えて、問題が消えてしまう訳ではありません。お念仏を称えると、自分の心が落ち着きます。そして、ものごとを客観的に見ることができます。自分が世の中、そして大宇宙の中でどれだけ小さいかと見ることができます。亡くなったおじいちゃんやおばあちゃんと繋がることもできます。心が安らぎます。そして、前向きになれます。
 この年末年始に、人生、そして自分に振り向いて、どのような一年だったか考えたいです。人生の中で、感謝することを思い出したいです 。そして、夢と希望を持ちたいです。阿弥陀さまに向かって、手を合わせて、来年が良い年になるようにと願いたいのです。

 原 真 理


 平成19年から準備を進めてまいり、書院庫裡の建設、境内の整備および墓地の新設等をすべて年内に終えまして、来年のお正月には「法然上人800年遠忌大法要」を2日間にわたりおこなう運びとなりました。これも偏に檀信徒の皆さまのお陰と感謝いたしております。日程は次のごとくです。

 平成22年1月18日(月)

  14:00  住職断髪式
         (大法要をおこなうにあたり、
          住職が改めて髪を切り精進潔斎
          いたします。)

  14:30  奉納落語
         (住職準備のあいだ、落語を楽しんで
          いただきます。)
         落語家  春風亭 柳桜 師匠

  15:00  落慶法要


 平成22年1月19日(火)

  14:00  法然上人800年大御忌法要
         (大本山増上寺第88世八木季生台下
          がお務め下さいます。)

  16:00  法要円成祝賀会
         (大法要を無事おえました祝賀会を
          三島プラザホテルでおこないます。)

 檀信徒の皆さまには、改めましてご案内をさしあげますが、50年に1度の大法要でございますので、2日間のご参加を切にお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


新書院


書院ホール


 

暮れの墓地大掃除のお知らせ

 毎年12月の第2日曜日は、暮れの墓地および境内地の大掃除となっております。お忙しい折とは存じますが、ご家族でご参加下をお願いいたします。当日は「温かいおでん」を用意いたしておりますので、お掃除終了後お召し上がり下さい。

日   時
12月13日(日) 9時より (小雨決行)
お 願 い
できますならばお掃除の道具をご持参下さい。

 

第283回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
12月18日(金) PM7:00〜8:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
大泉寺副住職 小島 健布 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
1月15日(金) 同時刻  未定

 

修正会(新年会)のお知らせ

 恒例の新年の初参り、護持会総会、新年会を開催いたします。ご申込は、暮れのお参りの折、またお電話にて前日までにお願いいたします。

日   時
1月4日(月) 11時より
内   容
初参り、護持会総会、福引き、会食
会   費
2,000円
申 込 み
暮れのお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。


ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

「燃えないゴミ(ビン・カン)」
市のゴミに出します
「土に返すゴミ(花・香花)」
寺にてチップにして土に返します
「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
寺にて土に返します
「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。


 

▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
 現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
 ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開催日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場所
 願成寺庫裡
費用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。

 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


 

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