願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、1月15日です。



本尊阿弥陀如来


法然上人(願成寺藏)

 新しい年を迎え、法然上人800年遠忌法要にむけて浄土宗を始め、各大本山とともに準備に余念がない。拙寺でも記念事業として、書院庫裡の建設、境内整備と準備を進めてきたが、昨年末をもって、一応の完成を見た。
 来る平成22年1月19日、大本山増上寺ご法主八木季生台下をお迎えいたし、法然上人800年遠忌法要を勤めさえていただく。構想から5年、いまその結実を迎えようとしている。あと2週間と思うと身の締まる思いである。無事法要を迎えられるようになったのは、偏に法然上人のみ心を頂戴しての事業であったからである。
 法要にあたっては、法然上人のご遺徳を改めて偲び、報恩感謝の念を体して、「南無阿弥陀佛」のお念仏を、八木季生台下ご先達のもとお唱えさせていただく決意である。

 ところで住職を務めさせていただくようになって、二十数年、どれだけのお方のご葬儀を勤めさせていただき、また追善供養の年忌法要に至ってはその数を知らない。その都度唱えさせていただいた「南無阿弥陀佛」に微塵も揺るぐものはない。
 また先代住職が遷化したとき申した数々のお念仏は忘れることがない。「ご浄土にお帰りになるのですね、ありがとうございました、南無阿弥陀佛」、「阿弥陀さま父をお願いいたします、南無阿弥陀佛」、「もう少し、この世で一緒していただきたかったのですが、南無阿弥陀」。
 息子が生まれるときも同じである。難産であっただけに「どうか無事生まれますように、南無阿弥陀佛」、半年前に遷化したばかりの父にむかっては、「願成寺の法灯が繋げますように、南無阿弥陀佛」とお念仏を申したことは決してわすれることはない。

 ところで、お念仏に種類があるのか判らないが、どうも私の唱えるお念仏は、「お願いのお念仏」ばかりのような気がしてならない。「お願いのお念仏」が悪いとは思わないが、法然上人800年遠忌法要においては、八木季生台下のお導きにより、法然上人のみ心に適ったお念仏を申しあげたいと思っている。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


  明けましておめでとうございます!早や、平成22年、西暦2010年だとは、信じられません。時はあっと言う間に経ってしまいますね。

 2010年と言うと、いよいよ来年は法然様の800年大遠忌です。浄土宗では、 「法然共生」(ほうねん ともいき)を 大遠忌のキャッチ・コピーとしております。これは、21世紀に最も必要な考え方だと思います。なぜなら現代世界の問題を解決するには、「共生」と言う考えに立つ必要があります。世界の環境問題、政治問題、紛争の殆どは、人類の自己中心的な狭い偏見から来ております。

 「共生」(きょうせい、ともいき、coexistence, co-living)とは、椎尾弁匡上人(しいおべんきょう、1876-1971) が、仏教の縁起思想に基づき、師の仏教活動社会運動としてかかげた理念です。もちろん、この共生という用語は生物学、社会学等でも用いられ、ことに現代社会では、共生は「人類と地球との共生」、「国家間の共生」が重要な課題となっております。

 先日、新聞に面白い統計が出ていました。それは、アメリカ50州の在住者の幸福度についてのレポートです。それによると、幸福度の一番高いところはジャズで有名なルイジアナ州の人々でした。そして、一番不幸だと感じている州は、なんとニューヨーク州でした。私は、それを見て考えさせられました。世界の人々が憧れる華やかな大都市ニューヨーク。世界の富と力を集めながら、その州に住む人々がアメリカ一惨めな思いをして暮らしているというのです。

 国連が同じように、幸福度による統計を取っておりますが、それによると世界で一番幸せを感じているのは、ヒマラヤ山脈の中の小さな王国、ブータンです。資源もなく、貧しい国ですが、チベット仏教を信ずる敬虔な仏教国であり、人々の幸福度は最高なのです。

 さて、話は飛びますが、ボトル・ウォーターが始めて販売されるようになった時、皆が笑っていました。でも、今はそれが当たり前になってしまいました。清浄水がないところも増えてきています。近い将来に、水が石油のようになります。

 このような現象は、限られている資源を欲しいままに使っている人類こそが作り上げた状況です。それを解決できるのもまた人類です。私たちは、この大きいようで、小さな地球に生きています。共に協力しあって生きて行くことが必要です。だからこそ、共生の理念が大切なのです。

 終わりに、21世紀に共生と法然上人の教えがなぜ繋がるかと考えてみたいと思います。法然さまは、罪悪深重の自己の深い省察に立たれて、阿弥陀さまの本願念仏に光を見い出されました。愚者の自覚に立って行動するとき、初めて人種も、国家も、宗教も超えた人類に普遍的な「共生」(ともいき)の世界に生きることができるのではないでしょうか。

 新しい年を迎え、心を新たに法然さまの教えを頂き、お念仏に生かされる喜びをもって、進んで行きたいと思います。

 皆様よいお年でありますように!南無阿弥陀仏。

 原 真 理


自然に囲まれている、ラハイナ浄土院の三重塔


ラハイナ浄土院の裏にある海辺


 平成19年から準備を進めてまいり、書院庫裡の建設、境内の整備および墓地の新設等をすべて年内に終えまして、来年のお正月には「法然上人800年遠忌大法要」を2日間にわたりおこなう運びとなりました。これも偏に檀信徒の皆さまのお陰と感謝いたしております。日程は次のごとくです。

 平成22年1月18日(月)

  14:00  住職断髪式
         (大法要をおこなうにあたり、
          住職が改めて髪を切り精進潔斎
          いたします。)

  14:30  奉納落語
         (住職準備のあいだ、落語を楽しんで
          いただきます。)
         落語家  春風亭 柳桜 師匠

  15:00  落慶法要


 平成22年1月19日(火)

  14:00  法然上人800年大御忌法要
         (大本山増上寺第88世八木季生台下
          がお務め下さいます。)

  16:00  法要円成祝賀会
         (大法要を無事おえました祝賀会を
          三島プラザホテルでおこないます。)

 檀信徒の皆さまには、改めましてご案内をさしあげますが、50年に1度の大法要でございますので、2日間のご参加を切にお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


新書院


書院ホール


 

第284回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月15日(金) PM7:00〜8:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
善教寺住職 土山 和雅 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月19日(金) 同時刻  三明寺住職 大嶽 正泰 師

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。


ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

「燃えないゴミ(ビン・カン)」
市のゴミに出します
「土に返すゴミ(花・香花)」
寺にてチップにして土に返します
「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
寺にて土に返します
「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。


 

▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
 現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
 ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開催日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場所
 願成寺庫裡
費用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。

 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


 

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