願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、4月1日です。




阿弥陀さま

 東北地方太平洋沖地震によりお亡くなりになられた方々、ならびにそのご遺族の皆さまに、心より哀悼の意をささげます。
 また、被災された地域の皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。

 毎日、被災された人々の映像を見ておりますと、ほんとうに心が傷みます。とくに静岡県は「東海沖地震」の発生の通告を受けているだけに、自分たちのことのように思われてならないのです。
 未曾有の破壊された家、港湾設備、船舶、車等が、地震そして大津波の恐ろしさを物語っております。しかし、決して映像になることはありませんが 、被災され命を落とされた2万人を超える人々の「叫び」をこそ、しっかりと受け止めていかなければなりません。
その「叫び」を受け止められるだけの心を持ちますことが、肝要と存じます。どうぞ、皆さまも合掌の真心(まごころ)をささげましょう。

 したがいまして、3月20日に予定しておりました「観音堂大祭」は延期いたします。ご了承下さい。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久








東北地方太平洋沖地震の全ての犠牲者・被災者の方々へ
衷心からの祈りを捧げます。

 この原稿を執筆している3月14日の夕刻の時点で、犠牲者は2千人に迫り、行方不明者は万を以って数え、しかもなお増大することが予想されています。
 近代日本史上空前、この100年の世界でも3指に入る大災害が発生いたしました。私の姻戚でも松島、石巻在住の一族とは未だ連絡がとれず、同期生の住職も安否不明です。
 皆さんの中にも家族親族、友人知己の消息不明の方も多くいらっしゃることと思います。

 如何に身を案じても、私たちにできることはごくごく限られています。現在も各種の専門家、各国の救援隊などが日夜を分かたず、必死の救助作業に当たってくれています。また在日米軍も全面的な支援を提供、10万人体制に拡大した自衛隊に加え、政府は初の予備自衛官招集も決定いたしました。
 救助に当たる方々の安全をお祈りし、その努力に心からの感謝を申し上げたいと思います。同時にひとつでも多くの命が救われることを切に望みます。

 「東北壊滅」 「原発危機的状況」 「集落全滅」 「国難」

 前日までの世界が空間が日常が、遠い昔のことに思えるほどです。

 この状況下にあって、浄土宗は本日、本年4月に予定されていた法然上人800年大遠忌の行事全てを、延期することを決定いたしました。当然のことですが、今は宗門の全力を挙げてこの事態に対応するべきである、との判断が下されたのだと思います。

 「念仏の声するところ みなこれ我が遺跡 一人一人の念仏こそが私の遺産だ、私の遺した足跡だ。」とおっしゃられた法然上人が今の状況を御覧になれば、必ずその判断を良しとされるでしょう。

 実は、2年間担当させていただいた小欄も今回が最後となります。最後は明るい話題をと思っていたのですが・・・

 今はただひたすらに祈りを。

 浄安寺住職  八 幡 正 晃


かつての松島


瑞巌寺五大堂









第298回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
3月25日(金) PM7:00〜8:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
整体師 泉  洋 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
4月15日(金) 同時刻  書家 米倉 隆紀 師

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ (中止となりました)

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月20日(日) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
一般祈願料 3,000円  特別祈願料 1万円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 



お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

「燃えないゴミ(ビン・カン)」
市のゴミに出します
「土に返すゴミ(花・香花)」
寺にてチップにして土に返します
「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
寺にて土に返します
「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開催日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場所
 願成寺庫裡
費用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







本メールマガジンがご不要な方は、
下記URLから配信を解除できます。


http://ganjoji.com/mlmaga.html (解除・退会)