願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、3月1日です。




寒桜が阿弥陀堂近くに咲いていた


阿弥陀如来座像(阿弥陀堂)


御廟堂で僧俗一体の念仏一会

 浄土宗総本山知恩院は、京都府京都市東山区にある。山号は華頂山。正式には華頂山知恩院大谷寺と称する。
 京都では親しみをこめて「知恩院さん」という愛称で呼ばれている。その知恩院で、今年の1月22日から25日まで、知恩院布教師検定試験を受ける為に訪れた。同様の日程で、山内にある雪香殿において第403回教化高等講習会(冬安居道場併修)が開催されていたので、試験の空いている時間に受講する事ができた。
 宿泊は山内にある木造の、月光殿という30畳ほどの広間だ。私と同様に受験の為、全国各地から来られた6名の僧侶の方々と共に、3泊4日の間寝食を共に過ごした。ちなみに、受験する前には文書伝道として、直筆で400字詰め原稿用紙5枚を提出した。
 22日夕方に登嶺し、検定試験の説明を聞いた後、初日の宿泊となった。
 翌朝は6時に起床、晨朝法要のお勤めをさせていただいた。黒衣に如法衣という衣帯だ。月光殿前の広い廊下に整列。浄土門主、総本山知恩院門跡伊藤唯眞猊下ご導師の後に続いて、長い渡り廊下でつながっている阿弥陀堂まで行き、知恩院でのお念仏三昧の一日が始まった。
 阿弥陀堂での法要が終了し再び渡り廊下をもどる。本来であれば次は御影堂での法要となる。しかし現在御影堂は平成の大修理中であるから、裏手にある集会堂(しゅうえいどう)に向かった。集会堂はいま法然上人御堂と呼ばれていて、引き続き御堂での法要となった。
 御堂での法要終了後、審査をなさる5名の先生方と共に、朝参りの皆様方の前で、順番に高座検定試験の実演となる。もうひとつの検定試験は別の場所で、講演形式で行われた。そして両方の試験に共通しているのは、法話の時間が15分より長すぎても短くても減点となる。
 知恩院には今まで何度も法要や研修会などで来てはいたが、山内に3泊4日の宿泊をさせてもらったのは初体験だ。
 検定試験では、緊張する時間の連続だったが、講習会を受講する事ができたり、僅かな休憩時間を利用しての山内散策をしたり、大変有意義であった。
 73,000坪もある知恩院の入口は、国宝の「山門」で木造の門としては世界一の大きさがある。修理中の御影堂に向かって左に位置する阿弥陀堂は晨朝法要のお勤めをした場所で、ご本尊様は、もちろん阿弥陀如来坐像だ。金色に輝いている全身の高さは2.7メートルもあるので、より有難く間近に感じることが出来る。
 御影堂からみると東南の高台にある日本最大級とされる大鐘楼は、高さ3.3メートル口径2.7メートル、厚さが30センチメートルもあるという。緑多い山内と壮大な数々の伽藍を、少しではあるが拝観させていただいた。
 知恩院滞在の最終日は1月25日。法然上人の正当の御忌日。ご遺骨が納めてある御廟堂は山内で最も高い場所にある建物だ。法然上人の801回御忌日に御廟堂内で、一般の参拝にお越しいただいた皆様と、受験した仲間と共に僧俗一体となってお念仏をお唱えさせていただいた。

 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏 ………………

 合掌

 国内開教使・桂林寺住職  永 田 英 司








 昨年のお十夜法要で、落語を奉納してくれた落語家林家正雀師匠が2月の国立演芸場中席(なかせき)に出演している。落語のあとの大喜利は、鹿芝居で「芝浜川財布」が演じられた。

 「芝浜」のあらすじを紹介しよう。(Wikipediaより)
 魚屋の勝は酒におぼれ、仕事に身が入らぬ日々が続く。ある朝早く、女房に叩き起こされ、嫌々ながら芝の魚市場に向かう。しかし時間が早過ぎたため市場がまだ開いていない。
 誰も居ない芝浜の美しい浜辺で顔を洗って煙管を吹かしていると、そこで偶然に財布を見つける。開けると中には目を剥く程の大金。有頂天の魚屋は自宅に飛び帰り、仲間を呼んで浮かれ気分で大酒を呑む。

 翌日、二日酔いで起き出た魚屋に女房、こんなに呑んで酒代をどうするのか、とおかんむり。魚屋は拾った財布の件を躍起になって訴えるが、女房は、そんなものは知らない、と言う。焦った魚屋は家中を引っ繰り返して財布を探すが、何処にも無い。魚屋は愕然として、ついに財布の件を夢と諦める。以来、魚屋は酒を断ち、心を入れ替えて真剣に働き出す。

 懸命に働いた末、生活も安定し、身代も増え、やがていっぱしの定店を構えることが出来た3年後の大晦日の夜、魚屋は妻に対してその献身をねぎらい、頭を下げる。ここで、女房は魚屋に例の財布を見せ、告白をはじめる。
 あの日、夫から拾った大金を見せられた妻は困惑した。横領すれば当時は死罪にあたる。江戸時代では10両(後期は7両2分)盗むと死罪だ。長屋の大家と相談した結果、大家は財布を拾得物として役所に届け、妻は夫の大酔に乗じて「財布なぞ最初から拾ってない」と言い切る事にした。時が経っても遂に落とし主が現れなかったため、役所から拾い主の魚屋に財布の大金が下げ渡されたのであった。

 この真相を知った魚屋はしかし、妻の背信を責めることはなく、道を踏外しそうになった自分を助け、真人間へと立直らせてくれた妻の機転に強く感謝する。妻は懸命に頑張ってきた夫の労をねぎらい、久し振りに酒でも、と勧める。はじめは拒んだ魚屋だったが、やがておずおずと杯を手にする。「うん、そうだな、じゃあ、呑むとするか」しかし思い立った魚屋、次には杯を置く。
 「よそう。また夢になるといけねぇ」。

 女房は無論、正雀師匠である。おかみさん役は、嵌(は)まり役に思えるからである。人情噺として、いかに真相を伝えるかが見物である。

 大喜利の後、出演者全員が挨拶、十数枚の手拭いが撒かれた。最後尾に居た私どもの所にも一本の手拭いが飛んできた。きっと夫婦円満のよいお守りとなろう。

【大喜利】
1 大きく切り分けること。また、その切り身。
2 (縁起をかついで「大喜利」とも書く)
芝居で、その日の最終の幕。
江戸時代の歌舞伎で、二番目狂言(世話物)の最終幕。幕末以後の歌舞伎では、二番目狂言のあとにつける一幕物。切(きり)狂言。
寄席で、とりの終わったあとにする演芸。大ぜいで珍芸・謎(なぞ)掛け・言葉遊びなどをするものが多い。追い出し。
3 物事の終わり。結末。
「誰の恋でもこれが―だよ」〈独歩・牛肉と馬鈴薯〉
”おお‐ぎり【大切(り)】”, デジタル大辞泉, ジャパンナレッジ(オンラインデータベース), 入手先<http://www.japanknowledge.com>, (参照 2012-02-14)
【鹿芝居】
素人がおこなう芝居で、とくに落語家の芝居を指す。噺家芝居(はなしかしばい)の「はな」が取れて、「しかしばい(鹿芝居)」となった。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


のぼり旗


正雀師匠


頂いた手ぬぐい









第309回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
2月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
三明寺 大嶽 正泰 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
3月16日(金) 同時刻  延命寺 高橋 俊行 師

 

3・11東日本大震災犠牲者慰霊          
          並びに復興祈願法要の集い

 2011年3月11日に発生した東日本大震災と原発事故は、自然や科学技術と人間との関わり、自己の生き方を、私たちが真剣に見つめる契機となりました。
 世界中の誰もが「生かされている」ことを実感し、復興へと歩み始めました。神仏から賜ったこの尊い命を、「どのように働かせるのか・・・」の原点を、祈りを込めて、多くの方々にお届けし、ひとりひとりの真心を結ぶ絆となる行動を興しましょう!

日   時
3月11日(日) PM1:30〜3:00
会   場
本山 妙法華寺 (玉沢)
内   容
慰霊法要(焼香)
現地の方の体験発表
慰霊と復興に向けての祈りの言葉
参 加 費
無料
主   催
三島市地区宗教者懇話会

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月20日(火) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
一般祈願料 3,000円  特別祈願料 1万円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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