願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、4月15日です。





一般的な家のカレー(左下がチャパティ)


仏心寺で出している給食のカレー(黄色い物がダール豆カレー)


チャパティを焼いているところ

 3月になりインド、ブッダガヤは一気に暑くなりました。
 日に日に気温が上昇していくのがわかるくらい変化していき、3月の初旬は寒かった夜も中旬になると半袖でも寝苦しいぐらい暑くなりました。日中は肌がじりじり焼けていくのを感じるぐらい日差しが強くなり、地元の人は日差しを避けるため昼間出歩かなくなり、「暑いから人もこない」という理由で12時頃から2時頃までお店を閉めて休憩をする人もでてきました。

 さて、先月号では、「インド=暑い」というイメージが違うということを書きましたが、今回はインドの食について書きます。
 日本でもたくさんのインド料理屋ができて、気軽にインド料理を食べることができるようになったのではないでしょうか。私の周りの友人でもインドにいったことがないが、インド料理が大好きという人が多いです。そんな友人からこのようなことを聞かれたことがあります。

「インドでは、毎日カレー?」
答えは「Yes」

ただ、インド人にはカレーというより、カレー味が大前提であり、その中で食材や調理の仕方でそれぞれ別の料理として考えられています。

例えば
ジャガイモのカレー
カリフラワーのカレー
キャベツのカレー
ジャガイモのカレー味で炒めた物
チキンカレー
ダール豆カレー
等、膨大な数があります。

 これらの種類から数種類を一緒に食べるのが一般的な食べ方で、レストランへ食べにいってメニューを見ても、「ジャガイモ」「カリフラワー」「鶏肉」など食材の名前しか書いてありません。

 また、道ばたなど露天で食べることができる「ターリー」といわれる一皿に盛られて出てくる安いカレーセットがありますが、その場合でも、数種類が日替わりででてきます。このように様々なカレーがありますが、その中でそれぞれちゃんと役割があります。ダール豆のカレーは、黄色い色で豆の甘さがするカレーで、インド人はお味噌汁的な役割のカレーだといいます。豆なので健康にもいいですし。
 そして、主食としての野菜やお肉のカレーがあり、付け合わせ的な存在の、炒めたカレーがあります。
 もちろん、お漬け物的な食べ物もあり、野菜や果物をマサラにつけ込んだ「アチャール」といわれる物を、カレーを食べるときに一緒に食べます。結局どれもマサラを使っていて、カレー味ですが。

 では、レストランのカレーと道ばたにある露天のカレーとでは何が違うのかというと、露天のカレーは、サラサラであっさり味。レストランのカレーは、油やマサラがふんだんに使われていて、ドロドロで濃厚です。
 一般的に日本で食べられているインドカレーは、インドではレストランで食べるカレーです。毎日あのような濃いカレーをインド人が食べているのかというと、そういうわけでもありません。現地の人が食べるカレーは、もっとあっさりしていて食べやすく、野菜の甘さなどを感じます。個人的には現地の人が食べるカレーの方が好きです。

 そして、インドカレーといえば、ナンがセットだと思っている人もたくさんいるはずです。これが一番の勘違いです。
 現地の人は、毎日ナンを食べません。ナンはレストランで食べるものであり、一般的に毎日食べるものは「チャパティ」と呼ばれる全粒粉と水を練って、薄く伸ばしフライパンで焼く物です(北インドの場合)。素朴で小麦の味がする食べ物で、これとカレーがまたすごくマッチします。

 カレーにはいろいろ種類があるとお話をしましたが、「じゃあ、それだけ種類があれば飽きないの?」と聞かれると、毎日食べたら間違いなく飽きます!私も飽きました!!でも、少し時間を空けるとまた食べたくなるのが、インドのカレーの不思議なところです。

 安養寺  清 水 良 将









第335回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
4月18日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
十輪寺 菊地 博英 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
5月16日(金) 同時刻  万松院 吉田 宏得 師

 

宗祇法師の会 (4月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
4月21日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

大施餓鬼会のお知らせ

 本年もお施餓鬼会法要を、下記のごとく厳修いたしたくご案内申しあげます。ご先祖の供養とともに、一日ではありますが、みほとけの教えにふれます良い機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい(当日ご参加できません方には、当寺にてお塔婆をお墓に立てさせていただきます)。

日   時
5月24日(土)  【14時】法要
法   話
総本山知恩院布教師 浦上 博隆 上人
未定
供 養 料
3,000円
申 込 み
お参りの折、電話、FAX、E-mail(前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







本メールマガジンがご不要な方は、
下記URLから配信を解除できます。


http://ganjoji.com/mlmaga.html(解除・退会)