願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、7月1日です。





この手で何をつかむのか


生後4日の足。この足でどこへいくのか


眼の周りが黒い赤ちゃん1歳

 私事ではありますが、数日前に三男が無事誕生しました。
日本では少子化問題がとりただされており、一人の女性が生涯で出産する子供の平均が1.39人と年々減少しているなかで、子供が3人生まれたことは、少しは国の少子化対策に貢献できていると自己満足しております。

 妊娠中からたくさんの方に、「三人目だから慣れているでしょ」と言われました。確かに一人目が生まれる時の何もわからない状態とは違い、ある程度勝手がわかっているから慣れていると思っていましたが、いざ数年ぶりに赤ちゃんを抱くと、すべてが小さく、体重も軽く、首が座っていないので不安定な頭に戸惑いました。けれども、生まれて数時間でお腹が空けば泣いてお母さんを呼び、息をして、時折くしゃみをする姿を見ると小さくても言葉がしゃべれなくても当たり前ですが一人の人間なのだと実感しました。

 余談ですが、インドと日本で違う赤ちゃん事情として、インドでは生まれるまで子供の性別を医師は教えてくれません。なぜかというと女の子が生まれるとわかった時点で子供を堕ろす人が多いからです。生まれた後に女の子だったら、病院の窓から子供を捨てたという事例もあります。
 その背景には、インドの結婚事情があります。基本的にお見合い結婚のインドでは女性側が、男性側から言われる結納金を納めた上、生活用品等をすべて揃える風習が根強く残っています。したがって、女の子が2人生まれると家が潰れるとまで言われています。
 その他に、インド独特の子育てとして赤ちゃんの目の周りを、毎日炭を塗って黒くします。魔除けのためと、将来目が大きくなるため、黒目が綺麗になるようにと言われています。日本で炭を子供の目の周りに塗ったら汚いなどと言われそうですが。

 話を戻しますが、3人目の妊娠から出産までを改めて振り返ると、一人目の時と感じること・考えることが変わっていました。一人目の時は、手探りで本に書いてあることを実践したり、人に聞いたりとバタバタして出産を終えましたが、今回は様々なことを考える余裕がありました。その中でも、子供がお腹で大きくなっていく姿、エコーで顔を見ていると、お腹の中でも人間として姿や意志が育っていくことが不思議に感じました。ある程度、遺伝子などが解明されて、体が出来ていく課程はわかっているかもしれませんが、それでもまだまだ未解明な部分も多いはずです。まさに人体の神秘です。そう考えていて、ふと「子供を授かる」という言葉が浮かんできました。
 最近だと、「子供ができた。できない」という会話を良く耳にしますが、私の印象では一昔前は「子供を授かった」と言っていた覚えがあります。「授かる」を辞書で調べると「神仏や目上の人などから、お金では買えない大切なものを与えられる。いただく」と出てきます。
 「できた」と聞くと、自分達夫婦で作った様に私は感じます。けれども、実際には子供ができるまでに先祖のつながりはもちろん、私たちでは想像もつかない、解明できないことが重なり、そして目に見えない働きにより、今回元気な三男が生まれきたのだと実感しました。まさに、「授かった」という気持ちになりました。

 時にはイライラし、子供の行動に耐えきれず怒ったりすることもありますが、3人の子供を授かった側、お金では買えない大切なものをいただいた側として、しっかり子育てをしていこうと思います。

 安養寺  清 水 良 将









宗祇法師の会 (6月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
6月16日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第337回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
6月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
福泉寺 岩佐 善公 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
7月18日(金) 同時刻  願成寺 魚尾 孝久 師

 

墓地清掃

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
7月6日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「ご自宅へ伺っての棚経」 と 「お寺での棚経」 とがあります。7月初旬にハガキにてご案内申しあげます。

「ご自宅での棚経」
7月13,14,15日のうちお伺いする日を連絡します。
「お寺での棚経」
7月13日10時、13時いずれかに本堂へ。
前日までにお電話で連絡をお願いします。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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