願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、10月1日です。





国立劇場正面


六時礼賛の教本とパンフレット


リハーサル中の舞台


雅楽演奏用の舞台

 9月13日、東京国立劇場において、「浄土宗総本山 知恩院の声明 −六時礼賛−」と題して声明講演が行われました。
 名前の通り、総本山知恩院の法要を執り行っている式衆会が担当し、私は知恩院で雅楽の楽器「笙」を習っているので、その演奏者として参加をしてきました。式衆会が40名、楽人が9名という大人数での講演でした。

声明とは?
 普段聞いているお経は、あまり節などが少ない単調ですが、声明は滑らかな節を付けて、歌うように唱えます。
 インドから中国を経て、それぞれの地域で形を変えながら日本に伝来したものです。
天台宗の慈覚大師円仁が800年代に中国から伝承したことが、日本の声明の始まりと言われています。そこから各宗派へ分かれていき、それぞれ独特の発展を遂げていきました。
声明には、様々なお経・唱え方があり、その中に「六時礼賛」も含まれています。

六時礼賛とは?
 中国の僧侶、善導大師によって編纂された行儀です。一日を、
   日没−午後四時  初夜−午後八時  中夜−午前零時
   後夜−午前四時  晨朝−午前八時  日中−正午
の六つに分け、それぞれの時間に決まった仏様を讃歎(たたえる)するお経をあげることをいいます。浄土宗では、後白河法皇の菩提の為に1192年初めて執りおこなわれたのが始まりです。

雅楽とは?
 世界最古のオーケストラといわれています。雅楽というと、神社を思い浮かべる方も多いと思いますが、お寺でも使われています。

 12日に現地入りし実際の舞台でのリハーサルがおこなわれましたが、40人の声が揃ったときの、劇場内での声の広がりには感動しました。
 そして、いよいよ本番。
  色鮮やかな衣装を付けた40人の僧侶が並ぶ姿。
  その僧侶たちを照らす、普段お寺にはない照明の照らし方。
  お経に合わせ、微妙に色を変えていく背景。
  お経の途中で会場の天井からユラユラ降ってくる、紙で作られた
  花。
  導師がお焼香をした際に漂う、お香の甘い香り。
  そして、なにより会場の声のすばらしい響き。
主役の僧侶だけでなく、裏方さんの協力があり、大変印象に残る講演になりました。
 国立劇場という貴重な縁をいただいたことに感謝すると共に、声の大切さを改めて実感した講演会でした。

 安養寺  清 水 良 将









宗祇法師の会 (9月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
9月22日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第341回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
10月10日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
本法寺 清水 俊匡 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
11月21日(金) 同時刻  興禅寺 松本 好寛 師

 

十夜法要のご案内

 本年もお十夜の季節となりました。一日ではありますが、ご先祖のご供養とともに、み仏の教えにふれますよい機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい。
 お檀家の皆さまには、10月中旬に郵便にてご案内申しあげます。

日   時
11月9日(日)14時より
会   場
願成寺 本堂
法   話
未定
講   師
未定
塔婆供養料
3,000円
申 込 み
専用ハガキ、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







本メールマガジンがご不要な方は、
下記URLから配信を解除できます。


http://ganjoji.com/mlmaga.html(解除・退会)