願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、12月1日です。





阿弥陀堂


本尊阿弥陀仏


お念仏をする人々


対峙

 11月4日、浄土宗総本山知恩院において、ライトアップ別時を兵庫県の浄土宗青年会主催で行いました。

 11月になると京都は紅葉が進み、昼間は真っ青な空に真っ赤な紅葉のコントラストを楽しむことができます。夜になると清水寺や高台寺など有名なお寺やその周辺ではライトアップが行われ、真っ暗な夜の景色の中に明かりで照らされた紅葉や寺院が浮かび上がり昼とは違った雰囲気を楽しめます。
 日本全国、最近では世界各国からの観光客が押し寄せ、このメルマガを読まれている方でも、行かれたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
 浄土宗の総本山知恩院でも毎年ライトアップが行われており、今年は工事の関係で行われませんが、日本の寺院の中で最大の国宝の三門では、ライトアップされた紅葉を見ながら音楽等を楽しむことができます。
また、高さ2.7メートルもの大きな阿弥陀さまがまつられている阿弥陀堂でも、中に明かりが灯され、真っ暗な夜に金色に輝く阿弥陀さまを拝見することができます。

 このようにライトアップが行われている知恩院において、阿弥陀堂を使い別時(南無阿弥陀仏を唱え続ける)法要を執り行いました。
 お坊さんの数は、総勢40人程。
ライトアップを見にきた人に少しでもお経に触れてもらおうということで、木魚を並べておき自由に出入りしてもらい、終わった後にはお坊さんとお話をする機会を設けようと行いました。

 当日は、平日ということもあり、人が少ないのではと心配していましたが、実際は違いました。
 午後5時半からライトアップが始まると、徐々に人が増え始め、外で6人ほどの僧侶が、「一緒にお勤めしませんか?木魚叩いてみませんか?」と声かけをしていると、物珍しそうに見ていく人、恐る恐る本堂に入る人、写真を取り始める人、結構ですと断る人、人それぞれの反応でした。
それでも、「貴重な機会だから一緒にお勤めしようか」といって座る人。「いいんですか?」と喜んで座る人等が増えていき、6時過ぎになると50人程が座れるスペースが一杯になりました。
 その後も次々と入れ替わっていく状態が夜8時半まで続きました。
5分ほどで出て行く人もいれば、長い方で1時間一緒に木魚を叩いて帰る人もいました。
 帰る人に話しかけてみると感想を聞くことができました。
まず、「どこから来られたか」と聞くと、北は北海道、南は沖縄で、名古屋・広島・福岡・富山など様々な所から来られていました。
 「どうでしたか?」と質問すると、
 「音の広がりがすごく、包まれている気持ちになり、目の前には仏さまが座っている姿が見え、何とも言えない心地よさでした」という人や、「初めてこうやってお勤めをしましたが、なぜか涙がでてきました!」という40代の女性。
 「たまたま菩提寺の和尚さんにチケットをもらってきたら、このような行事があってうれしかった!今日私の誕生日で、最近母親の一周忌でした。いい供養になりました」と涙ながらに話す60代夫婦。
 「念願の知恩院です。東京から仕事でよく京都に来るけど、仕事が終わるといつもお寺が閉まっていていけなかった。でもライトアップのお陰で来ることができ、しかもお勤めまで出来たことに本当に感謝したい。」と目を潤ませながら話をする30代OLの方。
 「木魚っていい音しますね。なんかスッキリしました。お勤めってなんかいいですね」という20代カップル。
 驚いたのは、外国の方の多さです。普通に観光をしていればお寺を見るだけですが、一緒に体験ができることに大変感動していました。片言ながら「アナムアミダブツ」と唱えておられ、「アメージング!特別な時間を過ごすことが出来た!」と喜んで帰って行かれました。

 お坊さんやお経との接点が少なくなっていくなかで、観光でお寺を見るだけでなく、1人でも多くの人に仏教に触れる・体験する機会が増えることを願います。

 安養寺  清 水 良 将









宗祇法師の会 (11月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
11月17日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第342回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
11月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
興禅寺 松本 好寛 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
12月19日(金) 同時刻  大泉寺 小島 健布 師

 

暮れの墓地大掃除のお知らせ

 毎年12月の第2日曜日は、暮れの墓地および境内地の大掃除となっております。お忙しい折とは存じますが、ご家族でご参加下をお願いいたします。当日は「温かい芋汁」を用意いたしておりますので、お掃除終了後お召し上がり下さい。

日   時
12月14日(日) 9時より (小雨決行)
お 願 い
できますならばお掃除の道具をご持参下さい。
駐車場が少ないのでご注意下さい。

 

修正会(新年会)のお知らせ

 恒例の新年の初参り、護持会総会、新年会を開催いたします。ご申込は、暮れのお参りの折、またお電話にて前日までにお願いいたします。

日   時
1月4日(日) 11時より
内   容
初参り、護持会総会、福引き、会食
会   費
2,000円
申 込 み
暮れのお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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