願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、1月5日です。





参拝者が次々訪れる菩提樹


一緒に祈る子供達


仏心寺でのお勤め風景

 11月22日からインド、ブッダガヤ、仏心寺へ戻ってきました。季節の変わり目のブッダガヤは、朝晩の気温差が15℃以上で、日が落ちるとダウンジャケットを着て過ごしております。今年で6年目のブッダガヤ、仏心寺滞在、最初に往復しだした時は20代でしたが、今年で30歳になりました。月日が流れるのは本当に早いものです。
 例年3月まで滞在していますが、今回は2月の中旬には日本に帰る予定をしております。メルマガで神戸のお寺の再建模様を何度も書きましたが、来年2月中旬にやっと再建も終わり、3月8日に落慶法要(完成祝いの法要)を行うので、その手伝いの為例年より1ヶ月ほど早く帰国します。

 こちらに到着して毎年すぐ迎える行事が12月8日の「成道会」。私が今いるブッダガヤにある菩提樹の下で、お釈迦様が悟りを開かれたことを祝う日です。ただ、この日にお祝いをするのは、日本だけです。他の国のほとんどの仏教徒では、5月にお釈迦様の誕生、成道、涅槃の法要を行います。

 朝方、明けの明星という朝方金星が輝く時間に悟りを開いたと言われているので、なるべくその時間に合わせ、薄暗いマハボディーテンプル(大塔)へ。道中空を見上げると、薄暗い空に月が輝いていました。前日が満月だったということもあり、ほぼまん丸の月は大変明るく感じました。
 マハボディーテンプルに到着すると、塔の横に輝く月と薄明るい空の風景がなんとも言えない雰囲気をかもちだしていました。

 大塔本尊のお釈迦様にお参りをした後、菩提樹の下に移動し、しばし目を閉じて座ってみました。周りには早朝にもかかわらずたくさんの参拝者で溢れていました。瞑想をする人、本を読む人、お経をあげている人、ずっと塔の周りを回り続ける人。それぞれの国・宗派のスタイルでお参りをしています。
 頭上にはの菩提樹が大きく広がっており、そこに留まっている鳥が「ピーピー」と鳴く中に、様々な国のお経が聞こえてくる。朝の冷たい空気が肌を刺激し、心地よさを感じ、自然と背筋が伸びる。

 そんな中、お釈迦様がこの場所に座り、たくさんのことを感じ、悟りを開いたことに思いを馳せました。この場所にいる縁、この場所に集まっている人との一体感、様々な目に見えない繋がりの中で生きている私自身。言葉ではわかっていても、自然とそこから考えが離れてしまっていく日々の生活。
 様々なことが頭をよぎっていく中で、「感じる」ということの大切さがふと浮かび、頭がすーと軽くなったように感じました。

 その後はお寺に戻り、宿泊者(台湾人、ブラジル人)と共に小さいながらお祝いの法要を行いました。10時からは、学校の子供達と一緒に勤行。11時からは、隣の日本寺という日本の大きなお寺で、各国の僧侶を招いての法要。最後にご飯をいただいて終了です。

 バタバタと過ぎていった成道の日。
 私自身、毎年この場所にいることが当たり前に感じていますが、一仏教徒として、改めてこの場所にいることができる事への感謝の気持ちがわいてくると共に、様々な不思議な繋がり、働きの中で生活している自分自身を見直すきっかけになりました。

 安養寺  清 水 良 将









宗祇法師の会 (12月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
12月15日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第343回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
12月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
大泉寺 小島 健布 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
1月16日(金) 同時刻  講師 未定

 

修正会(新年会)のお知らせ

 恒例の新年の初参り、護持会総会、新年会を開催いたします。ご申込は、暮れのお参りの折、またお電話にて前日までにお願いいたします。

日   時
1月4日(日) 11時より
内   容
初参り、護持会総会、福引き、会食
会   費
2,000円
申 込 み
暮れのお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇

 大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇のバス日帰りの旅をおこないます。ぜひともご参加をお待ちいたしております。(詳しいパンフレットをご請求下さい。)

日   時
2月12日(木) 日帰り
内   容
【午前】
  大本山増上寺参拝

【午後】
  国立演芸場観劇
    ≪落語≫
    ≪お楽しみ≫
    ≪リレー落語≫
    ≪リレー落語≫
    
     ― 仲入り ―
    ≪大喜利 鹿芝居≫
    
        
        
参 加 費
8,800円
申 込 み
電話、FAX、E-mail (受付期日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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