願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月2日です。





見守る僧侶たち


色鮮やかな民族衣装


地面に座り食事を楽しむ


動物の仮面をかぶりダンス

 新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。From Bodhgaya

 インド、ブッダガヤでの年越しも、今年で6回目になりました。
日本では大雪だとニュースで見ておりますが、今年のブッダガヤは、例年になく暖かい日々が続き過ごしやすい毎日です。ただ、例年通りお正月感は全くないインド、ブッダガヤの年越し。
 昨年の1月号のメルマガでも書きましたが、インドのお正月は3月に行われる「ホーリー」なので、お正月はあまり盛りあがりません。他にも様々な仏教国のお寺がありますが、チベットはチベット歴、中国や台湾は旧暦などそれぞれ違った日が新年なので、1月1日にお正月のお祝いを盛大に務めるのは、日本とタイのお寺ぐらいです。そして、2日になれば普段と変わらない生活に戻ります。

 そんなブッダガヤ生活ですが、その中でのブッダガヤ独特だと思う習慣が、それぞれの国のお寺が法要の際に各国の僧侶を招くところです。
 本日(1月13日)から三日間ブータンのお寺で行われる、僧侶による「Mask Dance」に招待され行ってきました。日本のように何時から何時はどのようなことが行われるという記述はなく、3日間、朝9時〜3時まで「Mask Dance」があるという記述のみの招待状。
 いつ行っても大丈夫で、いつ帰ってもOK。この辺は、日本のようなキチッとした雰囲気ではなく、ゆるい感じで、参加する側も気負いなく行くことができます。10時頃に到着すると、ちょうどダンスが始まるところでした。周りには各国の僧侶や、子供の僧侶、ブータンの人々が集まっており、ダンスを心待ちにしている様子でした。
 席に到着すると、色彩豊かで鮮やかな伝統の衣装に身を包んだ僧侶が登場し、シンバルのような鳴らし物と太鼓による「ジャンジャーン、ジャンジャーン」という独特のテンポに合わせて、体をねじったり、回転したりという踊りを約1時間続けます。衣装の重さと、動きの大きさを考えると、ダンスの辛さが想像できます。
 見ているブータンの人達は、真剣に見ている人もいれば、隣の人と会話を楽しんでいる人、写真を撮るのに夢中な人、お菓子を食べている人、眠りにつく人など様々で、和やかな雰囲気の中おこなわれていました。
 1時間が過ぎる頃に初めにダンスをした人達は後ろにさがり、少し休憩時間ができます。その休憩時間には、天狗のようなお面をかぶった僧侶が、歌を披露したり、ふざけた行動をみせ観客を楽しませ、観客は大爆笑と拍手で答えます。その次は、動物のお面をつけた僧侶がでてきて、また1時間ほど先ほどの楽器に合わせ踊ります。そのダンスの間も天狗のお面をつけた僧侶たちは、踊っている人の邪魔をしたり、観客のところに行ってふざけた行動をとり楽しませていました。

 お昼頃になると、ダンスの途中にも関わらず、会場にいるすべての人にお昼ご飯が振る舞われました。数ヵ所に別れ、ご飯、ジャガイモのカレー炒め、マッシュルームエマダッチィー(マッシュルームのチーズスープ)ダール(豆カレー)。
ブータンは世界一辛い料理と言われていて、青唐辛子がふんだんに使われるのですが今回は少なめで、チーズの味とマッシュルームの甘さ、少しカレー味のジャガイモがアクセントとなり美味しくいただけました。
食事は広い野原にそれぞれが自由に座り、友達や家族で会話を楽しみながらピクニックのようでした。

 その後、失礼しましたが、古い日本?を見ているような感覚に陥りました。
みんなでお寺に集まり、伝統の踊りを静かにというよりも笑いながら楽しみ、ご飯の時間になれば、みんなで同じものを草の上に座りおしゃべりしながら食べる。
 決して豪華でもなく、きっちり時間通りに進んでいるわけでもなく、素朴でほどよいゆるさの中、みんなが一緒に楽しむという雰囲気を率直にいいなぁと感じたブータン寺の法要でした。

 安養寺  清 水 良 将









第344回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
善教寺 土山 和雅 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月13日(金) 同時刻  三明寺 大嶽 正泰 師

 

宗祇法師の会 (1月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
1月19日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇

 大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇のバス日帰りの旅をおこないます。ぜひともご参加をお待ちいたしております。(詳しいパンフレットをご請求下さい。)

日   時
2月12日(木) 日帰り
内   容
【午前】
  大本山増上寺参拝

【午後】
  国立演芸場観劇
    ≪落語≫
    ≪お楽しみ≫
    ≪リレー落語≫
    ≪リレー落語≫
    
     ― 仲入り ―
    ≪大喜利 鹿芝居≫
    「人情裏長屋」〜 井戸の茶碗 〜 脚本=竹の家すゞめ
        千代田卜斎     金原亭 馬生
        屑屋清兵衛     林家 正雀
        高木佐久左衛門  金原亭 世之介
        中間良助       古今亭 菊春
        板前半次       金原亭 馬治
        屑屋万吉       金原亭 馬吉
        娘お糸        林家 彦丸
        家主太兵衛     蝶花楼 馬楽
        
参 加 費
8,800円
申 込 み
電話、FAX、E-mail (受付期日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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