願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、7月15日です。





各種証明された切符

 わたしの乗っていた新幹線東京行きは、11時37分定刻に小田原駅に到着した。まもなくして追い越し車線に車両が入ってきたが、非常にゆっくりとしたスピードに違和感を感じていると、停止してしまった。何かあったに違いない。

 40年ほど前からひと月に10回ほど新幹線に乗っているので、新幹線の異変には敏感である。幸いにも事件や事故に遭遇したことはないが、「乗車の取り止め」や「遅延」は何度も経験している。
 したがって仕事の重要度によって、乗る時間を変える。2日前にも、府中市多摩斎場で9時から葬儀を務めることになった。当日三島始発の新幹線に乗ればなんとか間に合うが、万が一交通機関に遅延が生ずると大変なことになるので、前日夜に近くのビジネスホテルへの宿泊とした。これが遊びであれは当日の出発としたであろう。大学の授業に出講するときは、30分前の到着になるようにする。都心の交通機関はしばしば遅延することがあるが、おおかたは30分の余裕で問題がない。
 事件の第一報は車内アナウンスで、小田原新横浜間の「のぞみ」で火災が発生したので上下線で運転の見合わせとあった。30分ほどしても運転再開のアナウンスがないので、大学に連絡をして休講の処置をお願いした。一般の安全確認とは違い、火災は誤報でない限り、そう簡単には運転再開は望めなかったからである。

 新幹線に乗るときには、必ずホームで水かお茶のペットボトルを買う。かならずしも喉が渇いているわけではないが、閉じ込められたときなど1本持っていると安心なものである。特に子ども連れには必要なものであろう。また携帯電話の予備バッテリーも必需品である。情報収集に連絡にと使用が多くなるからである。仕事等の対応が終わると何時間にもわたる待ち時間には、スマホはよき友となる。充電量を気にせず使用できるからである。
 まだ息子が小さいとき、親子3人で乗っていた新幹線が、集中豪雨で河川が警戒水位を超えてしまったとのことで線路上で停車した。すると車内販売の女性が声をかけてきた。「もしよろしかったら、お子様連れですので、お水かお茶をお求め下さい」と勧められた。河川の水量が警戒水位より下がるまで、運転の再開はないのであるから。そして線路上の列車では、車内販売が所有する飲み物はほんのわずかであるから。JRからの差し入れは数時間以上にならなければ期待できない。
 ある学会の返り駅で停車すると、地震により安全確認が取れるまで運転を見合わせるのアナウンス。早速ホームの売店に走り、仲間の弁当とお酒とお茶を買ってきた。まもなく弁当は売り切れとなった。

 小田原の知り合いに電話して昼食をともにした。時ならぬ鯵のたたきとフライを口にしながら、食堂でのテレビニュースで事の重大さに驚いた。
 在来線で三島へと戻った。こうした折、今ひとつ大切なことは、駅ごと(小田原駅新幹線改札、三島駅改札、三島駅みどりの窓口)に切符に証明をしてもらうことである。この切符は今一度使うことができる。

 ところで私は小田原駅のホームに止まったので下りることができたが、追い越し車線に止まった新幹線は、きっと運転再開まで3時間近くそのままの状態で待たされたのであろう。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第2期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
7月31日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全5回  11,880円
申   込
TEL:055-971-4041

 

墓地清掃

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
7月5日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「ご自宅へ伺っての棚経」 と 「お寺での棚経」 とがあります。6月下旬にハガキにてご案内申しあげます。

「ご自宅での棚経」
7月13,14,15日 ご予約いただいたお檀家さんに伺います。
「お寺での棚経」
7月13日(月) 10時、14時、16時 いずれかに本堂へ。
7月14日(火) 10時、16時 いずれかに本堂へ。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。

 

第350回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
7月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
願成寺 魚尾 孝久 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
8月21日(金) 同時刻  常林寺 山田 太壱 師

 

宗祇法師の会 (7月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
7月17日(金) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

8月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「ご自宅へ伺っての棚経」 と 「お寺での棚経」 とがあります。7月下旬にハガキにてご案内申しあげます。

「ご自宅での棚経」
8月13,14日 ご予約いただいたお檀家さんに伺います。
「お寺での棚経」
8月13日(木) 11時に本堂へ。
8月14日(金) 11時に本堂へ。

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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