願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、9月15日です。





本文とは関係なく、何の写真?


何の花?

 戦後70年を迎えて、安倍首相の「戦後70年談話」を始め歴史と未来に注目を集めた。拙寺願成寺においても、70数名の戦死者がおられ、節目とは関係なく機会あるごとにご供養申しあげている。じつに4軒に1人の割合で戦死者がおられ、中には1軒のお宅で2人の戦死者がでられた家もある。
 全世界で軍人民間人の被害者は、5000〜8000万人ともいわれる。それにもかかわらず、世界では戦火が絶えることないのが現状であり、多様化する世界では間接的ではあるが、世界中が戦争中といえるのかも知れない。あらゆる人にあらゆる事象に、深い思慮が求められているように思われてならない。

 ところでさるテレビのニュース番組で、高校生達の戦争についての学習が紹介されていた。アナウンサーが「戦争を知らない高校生達が………」とレポートを始めた。きっと戦争をまったく知らない世代の若者が、戦争について勉強している姿を紹介するところに力点が置かれたのであろう。
 しかしよく考えてみると、戦後70年の今、80歳の方であっても終戦の時10歳であり、戦後の苦労は判っても、戦争時の詳細となるとまた別であろう。ニュースを知らせるレポーターやディレクターも、そして66歳になる私も戦争を知らない人である。やはり「戦争を知らない高校生達」はおかしいのである。高校生達が戦後70年の節目にあたって、戦争について改めての学習にニュース性があったのであろうが、まず事実を正確に報道するという原点を考えて欲しいと思った。「不用意な修飾語が用いられた」と言われてもしかたのない事例といえよう。報道機関やレポーターの見解や意見は、別の問題と考える。

 今おこなわれている世界陸上の実況中継にも、同じようなことを感じた。長距離のレースがおこなわれており、期待する日本選手も出場していた。しかしあまり振るわず最後の集団にあった。そのときである、実況中継しているアナウンサーが、「本来の力を出して欲しい」という。先頭の選手も最後を走る選手も、みな精一杯走っているのである。自分のもつ記録がどのような位置であるかは、本人が一番よく知っており、1秒でも縮めようと最大の努力をしているのである。
 その日のために体調を整え、調整をしてきているのであるが、時として調整を失敗したり、思うような結果を出すことができないときもあろう。だが、選手達すべてが極限状態にまで頑張っているのである。最後のランナーが完走したときには、観客から惜しみない拍手がわいてくる。
 やはり不用意な言葉といわれても仕方がない。国際大会での実況中継であるので、自国の選手にエールをおくることは理解できるが、それ以上の感想を述べるべきではないだろう。それは解説のとき述べればよいことである。

 法話や公演そして大学での授業と、人前で話すことの多い私であるが、十分に注意したいと思う昨今である。

 (クイズの答え、蓮の実、笹竹の花)

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第2期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
7月31日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全5回 ・・・ 11,880円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第352回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
9月11日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
健康アドバイザー 泉  洋 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
10月16日(金) 同時刻  本法寺 清水 俊匡 師

 

宗祇法師の会 (9月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
9月28日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

鎌倉大仏と光明寺団参

 光明寺の特別法要「お十夜法要」に参加して、お念仏をお唱えしませんか?
そして鎌倉大仏の拝観と、初秋の鎌倉を堪能しましょう。

日   時
10月13日(火) 日帰り
申   込
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
10,000円
主   催
静岡教区北豆組(三島、田方の浄土宗寺院)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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