願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、10月15日です。





我が家の愛犬


増上寺ご本尊阿弥陀さま

 時として、若いときに後戻りしたいと思うことがある。学生時代とはいわないまでも、あと10歳若かったらと思うのである。
 それは何を意味しているのであろうか。きっと人生の一部をやり直したいという気持から、発生するのであろうか。そこにはやり直せば、もっと良くなるとか、うまくいくとかという気持がはたらくためであろう。若返りたいと思うことは、現状に対して不満や十分に対応できなかったということの証のようにも思える。
 しかしそれは、だれ一人としてかなうことはないことであるから、考えないのがよいのであるが。

 またある時は、Aの道を行こうか、Bの道を行こうか迷うことがある。熟慮して結論が出ない場合でも、結果的には優柔不断ともいえる。結局は自分で選択することなく、自分の方向性を、時間によって選択されてしまったという結果になるのである。時間は留まることがなく、すべての人に平等に1秒ごとに、その人の結果を出し続けているともいえよう。
 そして、時間によって自分の人生をも決定されてしまっていることに、気がつかないのである。だが、つねに本人はその結果に、責任を持たなければならない。

 自分の人生であるから、怠け心や享楽的な誘惑と闘いながら、時にはそうした気持をも人生の友としながら、積極的に歩もうと思うのである。しかし、大きな時間の空間や人生の流れのなかに、知らずに漂っているのかもしれないと思うと、焦躁感に嘖まれることもしばしばの私である。
 こうした時、家族や友人の存在はじつにありがたいものである。世間的には駄目犬である我が家のペットさえ、その存在は計り知れないものがある。刹那刹那、安堵感に浸ることができる。

 しばしば大本山である増上寺に参り、大殿の阿弥陀さまの御前に立たせていただく。
そして阿弥陀さまのお顔を拝します。「よく来て下さいましたね」「お仕事は、家庭は、健康はどうですか」「嬉しいことは、楽しことは、悲しいことは、つらいことはありますか」とつぎつぎとお声をかけて下さいます。とても優しいお姿に抱かれているように感じられるのです。そこには、刹那ではなく無限の安堵に包まれるわたしがいるのでした。

【焦燥感・焦躁感】しょうそう‐かん
いらだちあせる気持。

【苛・嘖】さいな・む
(1)他人の失策、欠点、法にそむいた行ないなどをしかる。叱責する。せめる。
(2)いじめる。むごく当たる。苦しめ悩ます。せっかんする。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
10月2日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

鎌倉大仏と光明寺団参

 光明寺の特別法要「お十夜法要」に参加して、お念仏をお唱えしませんか?
そして鎌倉大仏の拝観と、初秋の鎌倉を堪能しましょう。

日   時
10月13日(火) 日帰り
申   込
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
10,000円
主   催
静岡教区北豆組(三島、田方の浄土宗寺院)

 

第353回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
10月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
本法寺 清水 俊匡 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
11月20日(金) 同時刻  興禅寺 松本 好寛 師

 

宗祇法師の会 (10月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
10月26日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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