願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、1月5日です。

※配信がおくれましたことをお詫び申しあげます。



境内で休息をとるアマガエル

 今年もあとわずかになりました。一年の経つのが、非常に早く感じますのは私だけではないでしょう。今ごろになりますと、子どものころは指折りお正月を待ったものです。今は、これもしなければ、あれもしなければと、もう少し日にちが欲しく思われます。子どものころの一日と、今の一日と24四時間は同じであるのですが、忙しく過ごすので一日がすぐ終わってしますのでしょう。

 さて、今年一年のできごとは、朝日新聞の「天声人語」によると、リオ五輪のメタルラッシュ。オバマ米大統領が広島を訪問。金融政策の未体験ゾーンへ突入。北海道新幹線でにぎわう函館。ポケモン目当て、大人も子どももスマホ片手に「街獣一色(がいじゅういっしょく)」。運転中の操作による悲惨な事故も忘れがたい。東京都知事選では小池百合子氏が圧勝。築地新市場や五輪からあふれだした「新都多難(しんとたなん)」。25年ぶりのセ・リーグ制覇。広島東洋カープは他を寄せ付けず「神鯉万勝(しんりばんしょう)」。イチローは大リーグで「燦然安打(さんぜんあんだ)」の後も進化をやめず。「五人騒散(ごにんそうさん)」のSMAPは本当にこのまま解散してしまうのか。まさかのトランプ氏当選。かの国を真っ二つに引き裂く米大統領選は「暴語米断(ぼうごべいだん)」の様相を呈したとあります。

 お寺が、直接関わるでき事としては、ポケモンGOでしょう。ある日突然、自転車に乗った高校生が何人も境内に来るようになりました。どうもお寺が、「ポケストップ」といって、ポケモンや様々なアイテムを補給できる拠点になっているようです。したがって、若い人たちの来寺となったわけです。お寺や神社などに、ポケモンが現れることが多い設定となっているようです。三嶋大社は無論のこと、三島市街地の寺院はおおかた対象とのことのようです。副住職が床についたところ、ポケモンが出現し、布団のなかでのゲットは本来の趣旨に反することのようにも思えます。
 多くの神社寺院は、信仰とは関係なく多くの人たちが境内に出入りすることに不快感を露わにして、関係者に自粛を求めました。
 それに対して真逆の反応を示しました寺院もありました。本来の宗教活動でないことは承知しているのですが、著しく危害を与えるわけでなければ、歓迎しようという立場です。ポケモンGOをすると電池の消耗が激しいところから、積極的に電源を提供し、時には僧侶と若い人との対話が生まれたという話もあります。節度がある限り、私も目くじらを立てることはないように思います。時には「良いポケモンゲットできた?」と声をかけます。

 近隣には公衆トイレがないため、いろいろな人たちが檀信徒用トイレを利用するために、境内に入ってきます。郵便屋さんをはじめ配達に携わる人たちには、積極的に利用をすすめております。
 お檀家さんは、自分のお寺であり、自分のお墓があるところですから大切にしてくれるのですが、一部心ない人はお墓の縁石に座って休憩をとる人がいることが困りものです。すると…………。

 1年間願成寺メールマガジンにお付き合いいただきましてありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

【天声人語】朝日新聞、平成27年12月18日

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

宗祇法師の会 (12月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
12月19日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

修正会(新年会)のお知らせ

 恒例の新年の初参り、護持会総会、新年会を開催いたします。ご申込は、暮れのお参りの折、またお電話にて前日までにお願いいたします。

日   時
1月4日(水) 11時より
内   容
初参り、護持会総会、福引き、会食
会   費
2,000円
申 込 み
暮れのお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

第368回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
善教寺 土山 和雅 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月17日(金) 同時刻  三明寺 大嶽 正泰 師

 

大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇

 大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇のバス日帰りの旅をおこないます。ぜひともご参加をお待ちいたしております。(詳しいパンフレットをご請求下さい。)

日   時
2月13日(月) 日帰り
内   容
【午前】
  大本山増上寺参拝

【午後】
  国立演芸場観劇
    ≪落語≫
    ≪お楽しみ≫
    ≪リレー落語≫
    ≪リレー落語≫
    
     ― 仲入り ―
    ≪大喜利 鹿芝居≫
        
        
参 加 費
9,800円
申 込 み
電話、FAX、E-mail (受付期日までに、先着50名)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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