願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、7月1日です。





知恩院の春、国宝の三門と桜


知恩院除夜の鐘、撞き手の1人として撞かせていただいた時(試し撞き)の私です。

 みなさま、はじめまして。今月より掲載をさせていただくことになりました、田畑智英(たばたちえい)と申します。京都は中京区にございます、三寳寺という浄土宗のお寺の副住職を務めております。ただお恥ずかしながら、副住職とは名ばかりの(旅と写真とコーヒーが大好きな)26歳になりたての未熟中の未熟な私でございますが、 ありがたく今月よりみなさまとのご縁を頂戴いたしましたので、これからどうぞよろしくお願いいたします。ゆとり世代の代表的世代が故に、堅苦しいご挨拶はどうも苦手でございまして、みなさまには何分失礼なこととは存じますが、今後はざっくばらんに私の思いの丈を綴らせていただきたく思いますので、何卒ご容赦の程よろしくお願い申しあげます。

 さて、なぜ私が願成寺様のメールマガジンの連載をお引き受けさせていただいたかというところから話を始めたいと思います。
 2013年春〜2015年にかけて2年間、願成寺様のメールマガジンの連載を担当しておられた、兵庫・安養寺、またインド・仏心寺にいらっしゃる清水良将上人より、先日この度の連載のお話をいただきました。しかし、ご住職の記事をはじめ、これまでご担当されておられた方々の記事を拝見し、私のような若輩者がお手伝いできることはないだろうと思い、お断りをしようかと正直迷ったのですが、私の人生のモットーの一つとして、「誘いはできるだけ断らない!」主義を掲げておりますので(自分の中だけ)、おこがましくも、そして微力ではございますが、私の経験談をもって、この連載を読んでいただけるみなさまの今後の人生に、ほんの少しでもお役に立つことができればこの上ない幸せなことだなと思い改め、お引き受けをいたした次第でございます。そしてこのような貴重な機会を与えていただいた、魚尾上人、清水上人には感謝の気持ちでいっぱいです。

 清水上人と私の出会いは今から4年程前のインド・ブッダガヤでございました。私は当時22歳、京都の大学に通う3年生で、大学へ通いながら浄土宗僧侶の資格をいただいた後に、一時休学し、自己研鑽のため、半年間の世界一周の旅に出ました。ブッダガヤへは、この旅の終盤に仏教聖地の巡礼のために訪れました。私の連載ではこの旅で私が見た世界、感じたことを中心に、みなさまにお伝えしようと考えております。
 このブッダガヤでの話の詳細はまた別の記事でご紹介したいと思いますが、お釈迦様のご遺跡でありますインド・ブッダガヤからいただいたご縁ということもあり、この度の連載をさせていただけるということに、私自身強く宿縁を感じております。

 話は前後いたしますが、私は先述の三寳寺というお寺で生まれ育ちました。この三寳寺は、京都市中京区、世界遺産の二条城より徒歩5分程の場所に位置し、三条商店街という全長約800mのアーケード商店街に参道が面しており、京都のお寺の中でも賑やかな場所に立地するお寺かもしれません。
 しかし、活気のある商店街から参道を進み、一度山門をくぐると、そこは京都の中心地とは思えないような静かな空間が広がっています。時より庭に遊びにやって来る鶯の「ホーホケキョ」という鳴き声とともに起きる大変贅沢な朝もある程で、京都の街中にいながら、一瞬自分はどこに迷い込んだのかと思ってしまいます。(このギャップが大好きです)今後、この三寳寺をどう時代に即したお寺にしていくかが私の使命だと感じております。

 さて、そんな自坊では現在名ばかりの副住職と申しましたが、普段は浄土宗総本山であります知恩院へ奉職をさせていただいておりまして、その中でも、三門の目の前に建つ知恩院の宿坊「和順会館」で日々勉強をさせていただいております。
 和順会館では、全国から知恩院へ参拝をさせるお寺様やお檀家様をはじめ、祇園へ徒歩すぐの好立地から、京都へ観光にいらっしゃる方々、さらには海外のお客様まで、多岐に渡るお客様を日々お迎えしております。また知恩院、和順会館についての記事も書かせていただこうと思います。

 稚拙な文章でみなさまにはご迷惑をおかけしますが、しばらくの間お付き合いの程、どうぞよろしくお願い申しあげます。

 三寳寺  田 畑 智 英









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第373回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
6月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
福泉寺 岩佐 善公 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
7月21日(金) 同時刻  願成寺 魚尾 孝久 師

 

墓地清掃

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
7月2日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「ご自宅へ伺っての棚経」 と 「お寺での棚経」 とがあります。6月下旬にハガキにてご案内申しあげます。

「ご自宅での棚経」
7月13,14,15日 ご予約いただいたお檀家さんに伺います。
「お寺での棚経」
7月13日(水) 10時、14時、16時 いずれかに本堂へ。
7月14日(木) 10時、16時 いずれかに本堂へ。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。

 

宗祇法師の会 (7月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
7月24日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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