願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、3月15日です。





増上寺大殿でのお参り


説法印を結ぶ阿彌陀さま

 今年も恒例となりました、大本山増上寺初詣と国立演芸場観劇の日帰りツアーを、おこないました。多数の皆さんの参加によりまして、厳粛な増上寺さん参拝と初笑い観劇を堪能させていただきました。
 この数年来、定番となりました行事ではありますが、参加していただきます方は、正直申しまして、なかなか集まりませんのが現実でございます。お陰さまでバス1台での参加者での旅となりましたが、その大方はお寺からの呼びかけと毎年参加して下さるリピーターの皆さんです。

 1,000枚近いご案内のパンフレットを暮れから配布するのですが、それでご参加いただける人は数人でございます。したがいまして、リピーターの皆さんにお声かけをさせていただきます。
 ご本山のお参りは、1度行けば良いのではないのです。お参りをさせていただき1年間の無事を感謝御礼いたし、また新たな1年の無事をお願いすることですと、説明いたすのです。ご自身やご家族に不安がありますと、ご本山参りとはいかなくなってしまいます。毎年お参りできますことが、ご自身にとってもご家族に取りましても、大切だと思うからです。
 住職もお寺の維持、自身の健康管理の無事があってこそ、初詣や初笑いが企画できるのです。まずもって、参加できますこと、企画できることの喜びを大切にしていきたいと思います。
 そうした皆さんの初詣初笑いですので、和気あいあいとした団参となります。国立演芸場では65才以上の人は割引があり、住職をはじめほとんどの人が対象となります。ありがたいことです。

 毎年増上寺さんに初詣させていただいているのですが、皆さんにあれもこれも参拝していただこうと、住職に欲が出てしまいます。結果的には駆け足の参拝となってしまうのですが、今年は一般の人が入ることのない修行道場での参拝となりました。今までこちらでのお参りしたことのあるのは、住職と副住職のみでありました。
 ご本堂の3階にあるとのことで、皆さんはエレベーターにて向かったのですが、住職をはじめ元気のあるものは階段で上り始めました。到着していやにきついと思って聞きますと、一般のビルでいえば6階にあたるとのこと、心地良い疲労感と、改めて大殿の大きさに感動した次第です。
 そこにお祀りされている阿弥陀さまは、説法印を結ばれていることをご案内いただき、私どもに語り始めようとされる阿弥陀さまのお姿に改めての感動をいただきました。だいぶ昔になりますが、住職も副住職も僧侶になるため修行していたところがここになるわけで、毎日拝していたご本尊に他ならないからです。

 国立演芸場では、落語、漫才、曲芸につづき、今年は大喜利で落語家によるお芝居(鹿芝居という)で「子別れ」を楽しむ。子は鎹(かすがい)がテーマです。失礼ですが、落語家のどたばた劇であることが楽しいのです。笑いが止まらないのです。毎年の観劇であるので、楽屋にどら焼きの差し入れをします。すると、お芝居のなかで、「三島願成寺のどら焼きは美味いな」と言ってくれるのです。観劇する我々には何よりの嬉しさです。少し生意気であるが、ご贔屓筋(ごひいきすじ)になった気がいたします。

 今年を元気に過ごし、来年も皆で、大本山増上寺の初詣と国立演芸場での初笑いに出かけたいと思う住職でした。

【和気靄靄・和気藹藹】わき‐あいあい
 なごやかな気分の満ち満ちているさま。

【大切】おお‐ぎり
 (1)(─する)物を大きく切りわけること。
   大きく切るもの。また、その切り身。
 (2)江戸の歌舞伎で、二番目狂言(世話物)の最後の幕。
 (3)(「大喜利」とも書く)演劇で、その日の興行の最後の
   一幕。

 (4)物事の最後。おわり。

【子は鎹】(こはかすがい)
 子に対する愛情によって、夫婦の間が保たれ、夫婦の
 縁がつなぎとめられるものである。子は夫婦の鎹。
 

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第382回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
3月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
傳心寺 井上 正信 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
4月20日(金) 同時刻  真楽寺 勧山 法紹 師

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月21日(水) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
祈願料 3,000円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

宗祇法師の会 (3月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
3月26日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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