願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、5月1日です。





地球と宇宙を感じる夕日(ギリシャ・サントリーニ島)


世界三大瀑布の一つ、イグアスの滝(アルゼンチン・イグアス)


海の色が最も美しかったカリブ海(キューバ・バラデロ)


地球の厳しさを感じる砂漠(モロッコ・サハラ砂漠)


天空の空中都市マチュピチュ(ペルー・マチュピチュ)


奇跡の絶景、天空の鏡張り(ボリビア・ウユニ塩湖)

 第2回目〜前回まで旅の投稿を続けてきましたが、今回は旅のまとめとして、私が旅で気付き、学んだことのなかで、みなさまにお伝えしたいことを書きたいと思います。

 1つ目、『誇りの持てる国、日本』
 旅の途中、ある国で短いツアーに参加しました。様々な国のメンバーでしたが、そのうちの70歳くらいのフィンランド人夫婦と話していると、彼らは人生で約150ヶ国の国を訪れたそうです。現在の世界の国の数は、一般的には193ヶ国(国連加盟国)ですので、150ヶ国はものすごい数です。彼らと話し、私が日本から来たよと伝えると、「おぉ!日本からか!日本は本当にグレートな国だよ!だって考えみてくれ、時速300kmで走る新幹線が1秒の狂いもなく時間通りに来るなんてクレージーだし、とても感動したよ!そんな国は日本だけだった。」と興奮気味に語ってくれました。私より遥かにたくさんの国を訪れた人がそう言ってくれてとても嬉しかったのと同時に、以前にNHKのプロジェクトXという番組で、新幹線を設計された方は戦時中特攻機の設計をされていて、戦後多くの若者を死に追いやってしまったという自責の念からなんとか自分の技術を平和的に利用できないか、そして世界に誇れる日本の再建に貢献したいという思いで新幹線を創られたという内容を思い出して、思わず胸がジーンと熱くなりました。
 その他にも、様々な国でたくさんの人が、私に日本の素晴らしさを教えてくれました。
自動車、電化製品、日用品などのMade in Japanの製品の素晴らしさ、以前の投稿でもお伝えしましたが、ODAをはじめとする日本からの多岐に渡る援助、日本食の素晴らしさ、日本を訪れたときの日本人の親切さ、ホスピタリティ・・・世界から見て、日本は本当に素晴らしい点がたくさんある国で、旅に出てから、日本人であることにより誇りを持てるようになりました。もちろん、逆に世界から見て改善していくべき点もありますが、本当に多くの面で、日本という国は堂々と世界に誇ることのできる国です。

 2つ目、『当たり前のありがたみ』
 私のようなバックパッカーの間ではよくある話なのですが、安い宿に泊まると、お湯のシャワーが出ないことがよくあります。もしくはお湯が出ても、何時から何時までしかお湯が使えません、と時間が決まっていたり、うちはお湯のシャワー出るよ!と言われて泊まってみると実際は水シャワーやったり、、、まぁそんなことでもめてもきりがないので別に腹も立たなくなり、寒くても水シャワーを受け入れられるようになります。ある意味、一つの悟りの境地です(笑)。日本でどんなに安い宿に泊まってもボイラー等の故障でない限り、お湯のシャワーは出ます。もちろんほとんどの家庭でもそうですよね。
 今までの当たり前が当たり前でなくなったときに、当たり前にあることのありがたみに気付き、深く感謝できます。理想的には、当たり前が当たり前でなくなったときに気付くのではなく、日常からそのありがたみを感じ、感謝できることだと思います。実践はなかなか難しいですが、日々心がけていきたいものです。

 3つ目、『地球の中の人間、世界の中の日本』
 旅をして、様々な地球の絶景を見て、大地に触れ、歩き、音を聞き、人と出会い、食べて、地球を感じて生きました。「世界」という言葉からは国々を連想しますが、その世界は「地球」という星、そして宇宙から成り立っています。
 自分(人間)→日本→世界(地球)→宇宙という感じですね。
 地球は太陽系の内の一つの惑星、太陽系は天の川銀河という銀河系の一部、天の川銀河は無数にある銀河系の一部・・・と考えると果てしなく続きます。そんな果てのない宇宙の中で創られた、命の溢れる地球。その奇跡を感じながら大自然を目の前にすると、言葉で言い表せない不思議な感覚になります。人間である自分が、宇宙の一部であることを感じられ、ものすごく小さな存在に思えます。また同時にどこかで宇宙とのつながりも感じ取ることが出来ます。文明の発展によって、あたかも人間が地球をコントロールしているかのように思ってしまいますが、人間は地球の一部なのです。それを忘れずに、奢ることなく、自然を、地球を、宇宙を敬い、謙虚に生きていきたいと思います。

 この旅を振り返ると、旅に行くまでの過程を含め、旅に行く前と比べ自分自身多くの面で成長できました。
 言葉や文化など全てが初めての地で、今日はどこへ行き、何をして、どう生きるかということを毎日毎日、自分自身で考え決断し、実際に行動する。良くも悪くもその結果はすぐに全て自分に返ってきます。
 親切だった人に睡眠薬を盛られて盗難に遭い、ショックで人間不信に陥ったり、体調を崩してしんどいけれども言葉がうまく通じず余計にしんどくなったり、アジア人差別でひどいことを言われたり、腹が立ったり、悔しかったり、大変な思いをしたことは数えきれません。
 しかしそれと同じくらい、素晴らしい出会いがあったり、絶景を前に身震いするほど感動したり、人生ってほんまにおもしろい、最高やなと思う場面も本当にたくさんありました。毎日が新鮮で、私の半年間の旅には人生の様々な要素が凝縮されていたと思います。
 今回みなさまにお伝えした私の学びは一部ではありますが、私が旅で得た大切な学びです。この学びを今後の人生に活かしていきたいと思います。
 海外に出ると日本という国を客観的に見ることができ、様々な気付きと学びがあります。ぜひみなさまも、日本という国を再発見するために、海外へ行かれてみてはいかがでしょう。新しい自分の発見もきっとありますよ。

 三寳寺  田 畑 智 英









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

宗祇法師の会 (4月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
4月16日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第383回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
4月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
真楽寺 勧山 法紹 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
5月18日(金) 同時刻  萬松院 吉田 宏得 師

 

大施餓鬼会のお知らせ

 本年もお施餓鬼会法要を、下記のごとく厳修いたしたくご案内申しあげます。ご先祖の供養とともに、一日ではありますが、みほとけの教えにふれます良い機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい(当日ご参加できません方には、当寺にてお塔婆をお墓に立てさせていただきます)。

日   時
5月30日(水)  【14時】法要
法   話
未定
未定
供 養 料
3,000円
申 込 み
お参りの折、電話、FAX、E-mail(前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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