願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、9月1日です。





夏は焼きナスが一番

 印象的な話であるが、京都は殺人事件がもっとも多い所である。テレビドラマを見ていると、殺人事件がおこるその舞台が、京都に設定されているからである。ドラマの世界ではあるが、京都府警の多忙さが思いやられる。
 きっと、歴史的景観や文化的背景が豊富で、いろいろなスチエーションを設定できるからであろう。京都駅の新聞売り場で「『京都日報』をください」といった人がいるという、笑い話がある。ドラマが、現実世界に入ってしまった結果である。
 大河ドラマでは、刀で切り殺すというシーンがしばしば登場する。時には切腹するという、自死の場面もある。ドラマとはいえ、実に血生臭い内容ばかりである。

 また、バラエティー番組が多いことである。落語家やお笑い芸人と称する人たちが、司会や回答者となって笑いを見せるが、実に品格がない番組が多い。わざと外す回答に何らかの脈絡がなく、ただただ不快を感じるのは私だけであろうか。
 落語家などが司会をするのは、まだ落語だけでは食べていかれず、アルバイトととしておこなっていたと聞く。

 ニュース番組も、大きな様がわりをしている。ニュースとは、本来は事象や事件をいかに正しく伝えるかが問われていた。
 いつからか、アナウンサーが事件に対して感想述べるようになり、コメンテーターという人が登場してきて、自分の意見を述べるようになった。
 またニュースは、MCと称する司会者が登場してきて、自分の感情をあらわにして、コメンテーターとともに、事件を弄(いじ)る。ニュースがショー化されているのである。
 今まさしく、100回を迎えた甲子園での高校野球が、連日人々をテレビに釘付けにさせている。我が静岡代表の常葉大菊川高校も、躍進を続けている。常葉大菊川が関西入りして初練習をした報道で、「常葉大菊川が現地で汗を流した」と。確かにこの暑さの中での練習であるから汗をかいたに違いないが、報道としては「現地での初練習をおこなった」とあるべきである。

 こうした現状は、我々に責任があるように思う。テレビ局は、その番組の視聴率に左右されるのであるから、我々が求めてきた結果と見るべきであろう。
 朝起きてテレビのスイッチを入れ、寝る時に消す。寝ながら見て消し忘れると、昔であれば放送が終了すると、「ザーザー」音がしてあわてて消したのであるが、今は定点カメラの映像が流れており、毎日が24時間テレビになりかねない。

 テレビを垂れ流しにするのではなく、主体的に番組をえらぼう。そして時にはテレビを切る勇気を持とうではないか。
 私の提案である。

【京都迷宮案内、京都日報】
 1999年1月14日、『京都迷宮案内』としてスタート。このタイトルでは、通算5シリーズが放送された。
 初期の頃は特に京都駅ビル、嵐山、野宮神社の近くにある竹林の道、嵯峨野、鞍馬、貴船、鴨川、祇園、八坂神社、平安神宮、大覚寺、南禅寺、伏見稲荷大社、清水寺周辺の二寧坂(二年坂)、産寧坂(三年坂)など京都市内にある観光名所以外にも、一条戻り橋や六道珍皇寺、印接寺(千本閻魔堂)、化野念仏寺、下河原通の近くにある石塀小道など観光バスのルートではあまり行かないような名所でもロケを行って、撮影所内のセット撮影では表現する事が難しい古都「京都」を表現しており、杉浦や大洞の下宿先でもある「田舎亭」も外観は京都市内に実在する建物を使っている。
 2003年10月30日からスタートした第6シリーズから、タイトルが現在の『新・京都迷宮案内』と改まり、物語の舞台を架空の新聞社「京都日報」の京都府警記者クラブから、本社社会部へ移した。だが“京都で生活している人たちの「心の迷宮」を、主人公の新聞記者・杉浦恭介が人と違った視点で解き明かしていく”という番組のテーマは、リニューアル前から変わっていない。

【MC】
主として放送や音楽といった分野では、英語でMC(エムシー、master of ceremonies (セレモニーのマスター)の略)という言葉が用いられるようになった。番組の進行役として話すこと、あるいはその人を指す。コンサートなどで、演奏者が曲の繋ぎに話をすることあるいはその時間もMCと呼ぶが、これは「マイク・コメント」という和製英語の略称で司会のことではない。

 

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第387回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
8月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
常林寺 山田 太壱 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
9月14日(金) 同時刻  金剛寺 水田 真道 師

 

宗祇法師の会 (8月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
8月27日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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