願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、11月15日です。





我が家のチャーハン
(パラパラで、中華スープ付き、レンゲで)


我が家の焼きめし
(玉子やご飯にブロックがあってもよい、箸で)

 気になる記事を見た。短いものなので全文を掲載させていただく。また、発言の政治的内容を云々するのではないので、政治家の名前も伏せておく。
    政府は「やらない」と言っていた米国との二国間の(貿易
   協定)交渉に、押し切られる形で踏み込むことになった。米
   国側は「これはFTA(自由貿易協定)だ」と言うが、日本
   政府は「違う、TAG(物品貿易協定)というもんだ」と。
   初めて聞くような名前を出してきて、FTAではないと言
   う。「チャーハン」を「焼きめし」と言えば中身は変わるの
   か。そういうレベルの話だ。国民を愚弄(ぐろう)し、だま
   し討ちをするような中身だと言わざるを得ない。
   (朝日新聞デジタル版平成30年10月24日、記者会見で。
    アンダーライン筆者)
 会見の要旨は、日米の貿易協定のFTA(自由貿易協定)とTAG(物品貿易協定)、名前を変えただけで内容は一緒ではないかという指摘である。恥ずかしながら、貿易協定についてのものを言うだけの見識もない。ただその後の比喩表現に、すこし違和感を覚えざるを得ない。
 この政治家は、二国間の貿易協定は名前を変えただけで、その内容は変わらないことを指摘している。そして比喩表現として、「チャーハン」を「焼きめし」まったく同じものとして考えて、批判したのである。
 しかし、「チャーハン」を「焼きめし」を愛する人々にとっては、不愉快極まわりないことである。特に関西以西の文化圏では、「チャーハン」と「焼きめし」に、それぞれのこだわりがあり、2者に優劣があるのではなく、別物であるという認識ではなかろうか。それを内容的には変わらない比喩として使われることは、受け入れがたいことである。
 政治家は、「四字熟語」と「比喩表現」が大好きである。その使用は、きっと学識があり教養があるように思うのであろうか。「四字熟語」はともかくとして、「比喩表現」には注意が必要である。

 そこで小学校から高校生まで、「比喩表現」について、いつ学ぶのであろうか。調べてみると、NHK講座「ベーシック国語」では、高校生時代に体系的に学習をしているので引用する。
 比喩表現とは、「ある物事について別の何かに見立て、たとえる表現のことです。特に物語やエッセイなど、文学的文章において用いられる表現技法である」という。あげられている例を示すと次のようにある。
    あの人は悪魔だ
    あの人は悪魔のようだ
 そして、比喩の効果については、次のように述べている。
    日常的に見たり聞いたりすることのある「時間が流れる」
   現という表。これもよく考えてみると、比喩表現といえま
   す。「時間」は目に見えず、つかまえることもできない、と
   らえどころのない存在です。その概念状態を言葉で説明する
   ことはとても難しいのです。そこで、“時”が移り変わってい
   くことを、水や川の「流れ」にたとえてみることで、私たち
   は「ああ、なるほど」と納得することができるようになりま
   す。「時間が流れる」という表現がしっくりとなじむわけで
   す。
 このように、比喩によって理解しにくい物事がわかりやすくなったり、イメージしやすくなったりするという効果があります。

 比喩を使うことによって、内容がわかりやすくなるではなく、逆に反感をかってしまうのは、逆効果とわれてもしかたがありません。
 物事を批判するときに「比喩表現」を用いると、比喩に使われたもの、今回は「チャーハンと焼きめし」までも批判したこととなってしまうからです。「チャーハンと焼きめし」に我々を愚弄するのかといわれてしまいそうです。

 「彼女の目は、星空のようだ」と、すてきな比喩表現を使いたいものです。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第390回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
11月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
蓮光寺 佐久間 清人 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
12月21日(金) 同時刻  大泉寺 小島 健布 師

 

十夜法要のご案内

 本年もお十夜の季節となりました。一日ではありますが、ご先祖のご供養とともに、み仏の教えにふれますよい機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい。
お檀家の皆さまには、10月中旬に郵便にてご案内申しあげます。

日   時
11月24日(土)14時より
会   場
願成寺 本堂
法   話
「平安朝の女性の生き方」
講   師
住職
供 養 料
3,000円
申 込 み
専用ハガキ、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

宗祇法師の会 (11月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
11月25日(日) PM1:30〜3:30
会   場
本町タワー4F
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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