願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月1日です。





臨済宗の床の間


川原ケ谷天神社


天神社戦没慰霊碑


どんど焼き 着火前

 皆さま、あけましておめでとうございます。年末年始は、いかがお過ごしでしたでしょうか?

 私は、もちろん年末は、お寺の年越しの準備をしていました。臨済宗のお寺では、正月を迎えるにあたり、床の間へ臨済宗の初祖であります達磨大師の掛け軸を飾ります。
 その達磨大師の右手にあたる部分に手杖(しゅじょう禅僧が持つ杖)と払子(ほっす)、右脇には直綴(じきとつ達磨大師が着るべき衣)、左脇には七条袈裟(達磨大師が身にまとうべき袈裟)に数珠と中啓(ちゅうけい扇子の少し大きいもの)を飾ります。
 臨済宗のお寺では新年の挨拶に伺った場合、伺ったお寺のご住職に挨拶するより前に、まず達磨大師の掛け軸の前へと行き五体投地の礼拝をして、新年の挨拶をするのです。

 また年末は、町内にあります川原ケ谷天神社へも、町内の役員として年始の支度に行ってまいりました。
 川原ケ谷天神社は願成寺さんの裏手、東に200メートルほど行ったところにございます。すぐ横を東海道線が通っているため、音はやかましいですが、急な階段を上った先の南向きのお堂の目の前は、畑が広がっているため非常に見晴らしが良く、心地よい風を感じられる神社です。

 年に一度の九月の天神社祭典は、少し離れた公民館前がメインのように行われてしまうのですが、三月には境内の中で戦没者の慰霊祭が行われて、二年に一度は私が法要をさせて頂いております。
 年末に支度に行った際には、しめ縄飾りを新しく取り換え、掃除をして、元旦に行われる新年拝賀式の準備をしてきました。しかし、肝心の拝賀式当日は、自分のお寺での法要があるため参加できませんでした。

 また、小正月の頃には、天神社の近くで『どんど焼き』が行われます。町内の方たちが正月飾りを持ち寄り、お焚き上げするわけですが、大人たちよりも子供たちが楽しみにしている行事であります。なぜならば、大人たちは正月飾りを燃やしに来ますが、子供たちはお団子やお餅を焼きに来るのですから。
 どんど焼きでは、正月飾りと共に子供たちの書き初めも燃やして、その灰が高く上るほど字が上手になるといわれています。大人たちはその高さを見上げてばかりいますが、子供たちは灰の中に入れてあるお団子やお餅ばかり気になって、下しか見ていませんけどね。

 しかし、年々、どんど焼きの参加者が減ってきています。参加者が少ないと焚き上げるお飾りの量が少なく、枝木ばかり燃やしてしまい、ただの焚火に感じてしまいます。また、何より盛り上がりに欠けます。準備をしてずっと見守っている町内役員が5,6名ほど、放水車と共にずっと警戒してくれている地域の消防団のメンバーが10名ほど、そんな中、子供を連れたお母さんやおじいさん、おばあさんが5,6人で来ては、お団子が焼けたら帰ってしまい、また次の家族が来るという感じで、見守っている人たちの方が常に多い状況です。

 こうした行事も、いずれは限界がきて、行われなくなってしまうのかなと思うと、寂しい思いもしますが、私たちに諸行無常を教えてくれる大事な役割でもあるのかもしれません。

 地福山宝鏡院住職
林 晴 雄









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第393回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月18日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
善教寺 土山 和雅 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月15日(金) 同時刻  三明寺 大嶽 正泰 師

 

宗祇法師の会 (1月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
1月21日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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