願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月15日です。





春(芽吹く欅)


夏(オクラの花)


秋茗荷


冬(凍てつく願成寺)

 新聞が特集記事で、読者に「冬と夏、どちらが好きですか?」と訪ねた(朝日新聞1月26日be between)。昨春、春秋対決では春が好きな人が6割という結果だという。そこで今回は冬と夏になったそうである。
 夏が好きな人が62%で、その理由の1位が「寒くない」とあり、冬が好きな人の理由が「暑くない」である。夏が好きな人が夏にしたいことは、「旅行」「ウォーキング」「花火」「山歩き登山」「家でボーッとする」、冬が好きな人が冬にしたいことは、「鍋料理」「読書」「家でボーッとする」「旅行」「ウォーキング」である。

 「花火」と「鍋料理」以外の回答は、季節に関係ないもので、いささか設問に問題があるようにも思う。
 春秋には両者に共通性があるので、いずれかを選択する意義があるが、夏冬には季節の一つということ以外に共通性がないのであるから比較しても意味がないであろう。ちなみに日本で最大の項目数を持つ『日本国語大辞典』(小学館)で「春秋」ふくむ言葉は26項目であるが、「夏冬」は3項目である。「夏冬」はほとんど使われていないのである。
 「スイカ」と「みかん」と、どちらが好きかと訪ねているようにも思う。ともに果物であるが、比較する意味を見いだせない。あえて比較するのであれば、同じ季節の果物である「みかん」と「りんご」であるならば、まだ理解できるが。

 我が国では「春秋」については、古くから優劣が論じられている。万葉集では四季の歌が詠まれ、圧倒的に秋の歌が多い。その傾向は、古今和歌集をはじめ勅撰集でも同じという。歓喜を表現する歌はあまり面白くなく、感傷と悲哀を吐露する歌はやはり秋であろう。

 源氏物語でも、春の館に紫の上が住み、秋の館には秋好中宮が住み、春秋論がたたかわされる。
  「春秋の争ひに、昔より秋に心寄する人は数まさりけるを、名
  だたる春のお前の花園に心寄せし人々、またひきかえし移ろ
  ふ気色、世の有様に似たり。」

 兼好法師は『徒然草』のなかで、
  「もののあはれ は秋こそまされと、人ごとに言ふめれど、そ
  れもさるものにていま ひときは心も浮き立つものは、春の気
  色にこそあめれ」と指摘した。

 また、清少納言は『枕草子』冒頭で、
  「春はあけぼの(がよい)」「夏は夜(がよい)」「秋は夕暮
  れ(がよい)」「冬はつとめて(早朝がよい)」

 また川端康成はノーベル賞記念講演で、
  「雪、月、花」という四季の移りの折り折りの美を現わす言葉
  は、日本においては山川草木、森羅万象、自然のすべて、そし
  て人間感情をも含めての、美を現わす言葉とするのが伝統なの
  であります。
   そして日本の茶道も、「雪月花の時、最も友を思う」のがそ
  の根本の心で、茶会はその「感会」、よい時によい友だちが集
  うよい会なのであります。

と、四季それぞれの素晴らしさを指摘して、四季を愛でている。
 おおかたの季節観は、四季それぞれを比較するのが目的ではなく、それぞれの素晴らしさを表現しているといえよう。

 四人の子どもがいたとしよう。「どの子が一番よい子か?」「どの子が好きか?」の設問がいかに愚問であるかは明確のことである。
 四季の移り変わりが、私たちの心を豊かにしてくれることに感謝したいものである。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第394回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
2月15日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
三明寺 大嶽 正泰 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
3月15日(金) 同時刻  傳心寺 井上 正信 師

 

宗祇法師の会 (2月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
2月18日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月21日(木) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
祈願料 3,000円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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