願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、11月16日です。





10月1日メルマガ彼岸花のその後、葉が繁茂していました。


彼岸花の近くに河津桜が植えてあります。毎年今ごろ花を付けます。河津桜では、珍しいことではありません。
メルマガの内容に合う写真がなかったので。

 ちょうどお彼岸のころであろうか、テレビの天気予報で気象予報士が「女心と秋の空と申しますように、晴れの日が続きません」といった。昔からいわれている慣用句で、だれでもが知っている言葉あるが、現代には適さないように思われる。

 故事俗信ことわざ大辞典には次のごとくである。
   女の心と秋の空模様はともに変わりやすい。女心が移ろい
   やすいことを秋の空になぞらえたもの。
   【補説】
   古くは「女の心と秋の空」といったが、今日では「女心と
   秋の空」の形で定着している。なお、「世諺拾遺」(1758)
   などには「男の心と秋の空」が収録されており、江戸時代
   には後者の用例・収録例が多かった。

 女性に対して大変に失礼な話である。ところが「男心と秋の空」を女心に変えたものだという。
「男心と秋の空」は主に女性に対する男性の愛情が変わりやすいことをいうが、「女心と秋の空」は男性に対する愛情に限らず、感情の起伏が激しいことや移り気なことをいう。こうなると、甲乙付けがたくなる。

 とかく訓示などは、「故事」「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」などが利用されることが多いが、注意が必要のようにも思われる。「ことわざ」等は、長い歴史のなかで経験と知識の共有により生み出されたもので、日常生活や社会生活において様々な効果を生み出し、社会における規範を示すことも多い。しかし、おおかたのシチュエーションでは、上目線であること、ときには知識の誇示ともなりかねないのである。

 ここで問題としたいのは、公共性の場での使用には、充分すぎるほどの注意が必要であるということである。使用している本人が思うほど効果がなく、また好感度もそれほど上がっていないようにも思える。
 「秋のお天気は、晴天が3日と続かないのが特徴です。」で、良いのではなかろうか。

 「馬の耳に念仏」は、「(馬に、ありがたい念仏を聞かせても無駄であるところから)いくら言って聞かせても聞き入れようとせず、ききめのないことのたとえ。馬の耳に風。犬に論語。馬に経文。馬の耳。」ある。「馬」にも「念仏」にも失礼な話である。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









お 知 ら せ

  新コロナウィルス感染防止に配慮して、年忌法要はおこなっております。

 なお、お墓お参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

  お十夜法要は、住職のみで勤修いたします。檀信徒の皆さまは、

 参加できません。お札は郵送申し上げます。

 

宗祇法師の会 (11月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
11月16日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
11月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
蓮光寺 佐久間 清人 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
12月18日(金) 同時刻  大泉寺 小島 健布 師

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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