願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、1月15日です。





新年の富士山


お節料理

 令和3年、明けましておめでとうございます。本年も、願成寺メールマガジンをよろしくお願い申しあげます。
 年賀状にも書いたが、新年を迎えるごとに、「今年こそは」と思い続けて数十年、後がないことに気づき始めた今日この頃です。

 さて、「連続で最高を更新した」「最多を更新した」という言葉を聞くと、時節がら往路初優勝の創価大学、復路最終区でみごとな逆転優勝を果たした駒沢大学と、第97回箱根駅伝のことかと思われるかもしりません。
 すこし意地悪な切り取りしたので、その前文を書く。
  「検査の陽性率は14.0%。計算方法が変わった昨年12月16日
  公表分以降で、3日連続で最高を更新した」
  (朝日新聞デジタル「入院の重症者 過去最多169人」
   2021年1月4日 11時26分)
  「都基準の重症者数は前日より6人多い94人で、緊急事態宣言
  解除後の最多を更新した」
  (朝日新聞デジタル「東京、重症者101人 新型コロナ」
   会員記事2021年1月4日 5時00分)
 年末から日々急増している、新コロナウィルス感染者数の記事である。

 「更新」の語句の用例を考えると、誰もがスポーツなどで「世界記録が更新された」と思い起こすであろう。辞書の用例を調べると、『デジタル大辞泉』が「世界記録を―する」、『広辞苑』が「記録を―する」とあり、『日本国語大辞典』は、「良かれとしてあらためること」を用例にあげている。
 新コロナウィルス新感染者やその死者の数値の増加を、「更新」と表記するのには、どうも違和感がある。
 確かに数値が増えれば、それは更新なのかもしれないが、「更新」にはスポーツにせよ、約束事せよ、努力と良かれと思って改め新しくなることの語感があるからであろう。語感を加味せず、「更新」を感染者数や死者の数の増加に使用しているところに問題があるように思われてならない。
 「感染者数が最多となる」「感染者数が最多となった」の表記でよいのではなかろうか。

 国語の教員をしていたので、言葉の意味や使い方に関心がいってしまうのは仕方がないのかもしれない。しかし、宗祇法師の会に入れていただき、連歌を作るようになって、言葉の辞書的な意味の解釈は当然であるが、言葉の語感というものを大切にするようになった次第である。31文字のなかに、自分の気持ちを凝縮させなければならないからである。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









お 知 ら せ

  新コロナウィルス感染防止に配慮して、年忌法要はおこなっております。

 なお、お墓お参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月15日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
未 定
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月19日(金) 同時刻  未 定

 

宗祇法師の会 (1月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
1月18日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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