願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、9月15日です。





願成寺ご本尊、阿弥陀さま


法然上人画像

 七月に72歳となった。仲間が誕生日会を催してくれると、早くに会場まで決定していたが、コロナ禍のため延期になった。現在の状況では、仕切り直しは何時になるか判らない。よって、今年は年を取るのを止めることにした。

 健康保険、免許証等、否応なしに年齢を感じさせられる。一昨年には、非常勤講師として40年以上勤務していた大学も、70歳で定年となり辞した。
 確かに年齢に応じて、いわゆる体力の衰え感ずる。誰しもそうであろうが、現実は厳しいものがある。象徴的にいうと、お寺で一番大きなバケツは20リットル入るが、長距離を持ち歩くことが辛くなった。半分にして、2回運ぶこととなる。そうした現実を受け入れていく心の準備ができていなかったというと、僧侶としては落第であろうか。
 そうしたなかで、数年前万歩計をいただいた。それを機会に運動不足を解消しようと思った。ある先生が、自宅の書斎で仕事をしていると、お手洗いと食堂だけの移動で、万歩計は500歩にもならないと言われたことを思い出したからである。またある先生は、運動不足の解消にと、夕方4時になると本屋めぐりの散歩に出るようになったという。しかしその帰りに、居酒屋でビール1本飲んでの帰宅となるのが習慣となったという。
 万歩計を付けて、本堂へ、玄関へ、境内に、ときには墓地へと動き回る。なんと一日1万歩であり、これでは改めてのウォーキングなど必要としない運動量であったので、改めての運動することはやめた。

 最近、いわゆる老人らしいミスが多くなったのは確実である。そこで、その現実を自覚するために、一つ一つのミスを記録することにした。
 電気の消し忘れ、水道の閉め忘れ、物につまずく、物の置き忘れ、予定したことを忘れる、人名前が出てこない、家族から言われたことを覚えていない等々、瞬く間にメモが一杯となる。それも同じ日に同じミスが重なるのである。滅入って記録を止めた。
 「仕事で事故を起こしていない」「大幅に困ることがない」「去年より今年、今年より来年、良くなるわけがない」と、言い訳をしながら。
 でも、「加齢の自覚」「いままで大丈夫は、明日は大丈夫でない」「先が短いからこそ、一日を大切にしよう」「晩酌を忘れなければ大丈夫」等を大切に、精進することにした。

 ただ残念でならないことがある。66歳のとき、孫が生まれた。この子が大学に通うまでは生きてはいない。それならば、学資保険にはいって大学入学を祝ってあげようと、手続きをお願いした。すると、孫の学資保険にはいれる祖父母は65歳まであると、つれない返事である。
 65に18をたして、83歳が保険上の寿命であることを、思い知らされた。仕方なしに、息子の名義で加入した。

 まもなく敬老の日である。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

  なお、お墓参り、お彼岸のお参り、付け届けは、密となりませんので、

 お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
9月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
金剛寺住職 水田 真道 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
10月15日(金) 同時刻  霊山寺副住職 山田 高之 師

 

宗祇法師の会 (9月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
9月27日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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