願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、11月1日です。





清浄歓喜団


講読に使用している写本

 メルマガ用の資料を整理していると、『サライ』が聖天さまにお供えする唐菓子「清浄歓喜団」の紹介記事があり、懐かしく思った。新しい記録を見つけたので改めて書くこととした。

 総本山である知恩院から円山公園を通り抜け、八坂神社を下がったところに、「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」を販売している亀屋清永がある。知恩院参拝の後、しばしば立ち寄り京菓子を楽しみ、ときには「清浄歓喜団」を購入することもあったからである。
 HPによると、
   奈良時代に伝わった唐菓子の一種「団喜」です。略して
  「お団」と呼ばれています。 数多い京菓子の中で、千年の
  昔の姿そのままに、今なお保存されているものの一つで、
  この「清浄歓喜団」なしに和菓子の歴史を語ることはできま
  せん。
   亀屋清永はこのお菓子を製造する日本で唯一の和菓子処
  です。
  「清め」の意味を持つ7種類のお香を練り込んだ「こし餡」
  を、米粉と小麦粉で作った生地で金袋型に包み、八葉の蓮華
  を表す八つの結びで閉じて、上質な胡麻油で揚げてありま
  す。
 品がなくお店には失礼であるが、「お香の味がする餡を八ッ橋で包み、胡麻油で揚げたお菓子」といえば、解りがよいであろうか。

 つい先日までは、「しょうじょうかんきだん」と読むのかと思っていたが、お店が「せいじょうかんきだん」というのであるから、それが正しいのであろう。「清浄」をいかに読むかであるが、「セイ」は漢音であり、「ショウ」は呉音である。辞書によると、
 【清浄】しょうじょう
 (1)清らかでけがれのないこと。また、そのさま。せいじょう。
 (2)仏語。煩悩や悪行がなく、心身の清らかなこと。また、その
   さま。
 【清浄】せいじょう
 (1)(形動)清らかでけがれのないこと。また、そのさま。しょ
   うじょう。
 (2)数詞の一つ。きわめて小さい数の単位で、10の-21乗にあた
   る。
とあるので、その趣旨からいくと「しょうじょうかんきだん」のように思うのだが。

 ところで、私はお寺で「源氏物語」の写本で講読をおこなっている。その写本の編纂にあたったのが、室町時代後期16世紀はじめに活躍した三条西実隆である。かれはその生涯を綿密な膨大な日記『実隆公記』を残している。必要があって読んでいくと、何と「清浄歓喜団」の記載がしばしば見られるのである。
 この時代、聖天(歓喜天)信仰は、盛んであったように思う。実隆は、毎月といってよいほど、歓喜寺に参拝をしている。自分が行けないときには代理に参詣させている。
 公記永正四年正月八日「聖護院、歓喜団十賜之、頂戴祝著々々」とあり、聖護院から歓喜団10個を賜り、祝著々々(しゅうちゃく)とたいそう喜んでいる。翌年の同じ日にも、聖護院から賜っている。その二十二日には梶井宮尭胤法親王(天台座主)からも、歓喜団を賜り「拝領」と記している。また真光院僧正尊海とは交流があり、実隆邸を訪問の折、歓喜団を持参している。ほかにも定法院、常寂院、元應寺、理性院などからも送られている。

 当時「清浄歓喜団」は、聖天に供えるばかりか、貴族や寺院の高級進物の品としても利用されていたようにも思える。実隆は無類の酒好きで、来訪者が酒を持参し、実隆も一献進めるのが常であった。「清浄歓喜団」も大好物であったかもしれない。
 ただ、HPによると亀屋清永は1617年創業とあるので、実隆の時代は100年ほど前で、時代が合わない。すでに「清浄歓喜団」は作っていたが、お菓子屋さんとして創業したのが100年後かと、夢は広がるばかりである。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

  なお、お墓参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
10月15日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
霊山寺副住職 山田 高之 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
11月19日(金) 同時刻  高野山真言宗住職 五味 寛融 師

 

宗祇法師の会 (10月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
10月18日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







本メールマガジンがご不要な方は、
下記URLから配信を解除できます。


http://ganjoji.com/mlmaga.html(解除・退会)