願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、11月15日です。





豊作な田園風景


結束されなた稲わら


きれいに並べられた稲わら

 秋を迎え、三島では稲刈りが最盛期である。この地区は、田植えも稲刈りも、比較的遅いように思う。昔は二毛作がおこなわれ、冬は麦を作っていること多かった。したがって麦の収穫が終わってからの田植えとなり、必然的に稲刈りが遅くなるのであるが、私の周りでは冬作はまったくおこなわれていない。細かい事情はともかくとして、田植えと稲刈りは、見る者にとっては、最高の風情である。

 現在の稲刈りは、3条、5条のコンバインが自由自在に動き回り、わずかな時間で終わってしまう。作業している人たちは大変であろうが、見ているのは楽しい。コンバインのお尻から脱穀された稲わらが結束されて吐き出されてくる。一瞬のうちに、刈取り、脱穀、精選、そして稲わらの結束がなされるのである。
 ふと、隣の田んぼを見ると、稲わらは細かく裁断され、田に撒かれていく。それぞれの用途にしたがって処理されていくのである。オペレーターと伴走する人、二人だけである。

 昔は、田植えも稲刈りも一族総出で、一列に並んで作業をしていたが、今その光景はない。
当時の主婦は、手伝いの人たちに振る舞う食事の支度も重要な仕事で、ご飯はかならず「お赤飯」であった。
 何もお手伝いをするわけではないが、朝になるとお寺にも重箱に入ったお赤飯を頂戴する。豊作を感謝いたし、仏さまそしてご先祖さまにお供えするのである。お聞きすると、朝2〜3時から支度をするそうである。無論、日中はみなと同じ作業をする。農家の主婦の大変さを垣間見る次第である。
 結果的には、私たちが食するのであるが、ゆめゆめ趣旨を取り違わないようにしなければならない。

 考えてみるに、我が家でもお米を食べる量が少なくなってきた。パンや麺類と食が豊かになったともいえるが、朝炊く2合のご飯を仏さまとわれわれ夫婦で食する。ときには余ることもある。
 仏さまにお供えすることがなかったならば、ご飯を炊かない日があるのではなかろうか。改めて、お米に感謝した次第である。

コンバイン】(combine)
(1)組み合わせて結合すること。また、兼ね備えること。
(2)刈取り、脱穀、精選の機能を兼備した農機。複式収穫機。刈取り脱穀機。
(ジャパンナレッジ)

オペレーター】(operator)
機械の操作をする人。電話交換手、計算機械の操作者、映画技師、無線通信士など。
(ジャパンナレッジ)

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

  なお、お墓参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 お十夜法要は、住職のみで勤修いたします。檀信徒の皆さまは、

 参加できません。お札は郵送申し上げます。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
11月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
高野山真言宗住職 五味 寛融 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
12月17日(金) 同時刻  大泉寺住職 小島 健布 師

 

宗祇法師の会 (11月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
11月22日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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