願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、12月15日です。





願成寺の新玉ネギ


収穫した冬至カボチャ


切ってみました


カボチャのいとこ煮

 長いことメルマガの原稿を書くには、つねにその話のネタを探さなければならない。日常生活に、アンテナを張ってのネタ探しである。四季折々の景色や行事は、最高の話題であるが、毎年のことであるので、昨年と同じ内容にするわけもいかず難しいものがある。視点を変えればと思うが、そう簡単に切り口が見つからない。
 政治的な話題や痛ましい事件などは、本メルマガの趣旨に反する。そんな折、なにかと話題を提供してくれるのが、お寺の菜園である。寺の空き地300坪ほどを菜園としているが、困ったときの話のタネをお願いしている。むろん新鮮な野菜の収穫も楽しいものである。
 今回も菜園の話でいこう。

 長年菜園をおこなっていると、特殊な野菜を作ろうとする。カボチャやタマネギは、わざわざ作らなくても購入すればよいと思ったからである。ところが初めて植えた今の収穫時期のタマネギは市販されていることもなく、サラダにまるごとスープとおもしろい。
 ウオーキングコース(農道)から2mほどの畑の淵にカボチャを植えた。土手を這うカボチャを、散歩の人たちが愛でてくれるのである。なかには「これこそ、本当の土手カボチャですね」と、声を掛けてくれる人があり、苦笑する。

 「冬至にカボチャを食べると風邪をひかないと」というので、冬至カボチャを作ることにした。一般的には4月播種で8月の収穫である。カボチャは連作が大丈夫というので、おなじ所に8月初めに播種した苗を9月初めに定植、10月初めに受粉、見事なカボチャが成っているではないか。この地区で、冬至用のカボチャを作っている人がいないだけに嬉しい。
 そろそろ収穫の時期かと思われた一昨日、初霜が降りた。するとすべての葉が枯れてしまい、20個ほどのカボチャがむき出しになっている。早速に収穫して、冬至には早いが試食となった。

 さすがに夏のカボチャほどの甘さはなく、少しものたりない感はあるが、褒めていえばホコホコ感は問題がなく、またいやなカボチャ臭さもない。ただ如何にせん、甘みがたりない。
ちょうどそのとき、北海道の友人から新豆が贈られてきた。すぐに小豆を炊いて、まさしく「冬至カボチャ」となった次第である。
 カボチャと小豆のバランスがとれて、とても美味しく大満足である。メルマガの原稿もできた。

どてかぼちゃの意味の由来
どてかぼちゃの語源は土手で育てられたかぼちゃに由来しています。現在かぼちゃはそのほとんどが畑で育てられていますが、昔は川の土手に自生するかぼちゃもありました。しかし、土手で自生したかぼちゃは陽が当たりづらいため形も小さく、味も美味しくないものばかりだったようです。
 このように、土手で自生したかぼちゃは痩せて美味しくないということから「役立たず」「半端なもの」という比喩に使われるようになりました。また、土手のかぼちゃは場所を選ばずどこにでも自生するため「どこにでもいる」という意味でも用いられています。
「ちそう」 https://chisou-media.jp/

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

  なお、お墓参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 お十夜法要は、住職のみで勤修いたします。檀信徒の皆さまは、

 参加できません。

  令和4年新年会(修正会)は中止いたします。

 

暮れの墓地大掃除のお知らせ

 毎年12月の第2日曜日は、暮れの墓地および境内地の大掃除となっております。お忙しい折とは存じますが、ご家族でご参加下をお願いいたします。当日は「温かい芋汁」を用意いたしておりますので、お掃除終了後お召し上がり下さい。

日   時
12月12日(日) 9時より (小雨決行)
お 願 い
できますならばお掃除の道具をご持参下さい。
駐車場が少ないのでご注意下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
12月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
大泉寺住職 小島 健布 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
1月21日(金) 同時刻  未定

 

宗祇法師の会 (12月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
12月20日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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