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次回配信日は、1月15日です。





元旦の赤富士、境内から


軽トラ、走行距離


二代目ラブラドール

 コロナ禍のなか旅行などとんでもないが、可能になったならば、いろいろ旅をしたいと思っている。皆さんも同じであろうが、おおかたの人は、まだ行ったことのないところを考えるであろうが、私は一度行ったことのあるところと思っている。同じところに三度行くのが、私のセオリーである。
 初めて出かけると、その風景に街並みに人々の営みに感動し、来てよかったと思う。その感動を大切にして、また新たなところに新たな感動を求めて旅をするのもよいが、しばらくしてまた同じところに行くのである。
 当然、初回ほどの感動はないが、情景や状況はすくなからず承知しているので、すこし余裕をもって見ることができ、また新たな発見があり、楽しいものである。
 三度目は、すこし評論家の目を添えて、他と比較したり自分の感想を確固たるものにして、一応の完結となる。

 この三度目の想いは、旅ばかりではない。車も同じ車種に乗ってこそ、ものがいえるのではなかろうか。現在の小型車も軽トラックも二代目である。三代目も同じ車に乗るつもりであるが、軽トラにおいてはいささか問題がある。
 現在乗っている軽トラは、平成18年に購入したもので、15年立つが現役で問題がない。寺の敷地内での家庭菜園は200メートルのところにあるが、ほぼ毎日乗り、ギアはセコンドまでの使用で到着する。修理工場からは、ときどき完全にエンジンが温まるまで、エンジンをかけておくようにいわれている。
 昨年の暮れ走行距離3000キロを達成し、ひとりで祝杯を挙げた。5000キロには、あと10年必要であり、それまで免許証を保持するのは無理であろう、いや生きているかも問題である。それでは今、三台目に買い替えればともいえるが、軽トラは俗にいうように乗りつぶすものであるといわれる。軽トラについては三台目は諦めたほうがよかろう。

 いま我が家に、三匹目の犬を飼うかとの問題が勃発した。これはなかなか手ごわい問題である。
 二十数年前の明け方であろうか、台所の出窓を壊され泥棒に入られた。台所から居間に入り、掛けてあった私の背広の財布から現金5万円を盗られた。私はとなりの寝室で寝ていたのだが、気が付かなかった。警察のいうのには、「目が覚めなく良かったのですよ。鉢合わせすると、危害を加えられることがありますよ」「お寺などの施設は、防犯装置をつけることいいですよ」「犬を飼うのもいい方法ですよ」と。
 警備を担当させるには、大型犬で黒いラブラドールがよいとのことで、我が家の家族となった。当時平屋であったので、ベランダで飼うことにした。「留守すると子犬はすぐに盗まれてしまうよ」とのことで、一時的に居間に入れた。大きくなったので外に出そうとしたが、ガラス戸叩いて「なかに入れろ」と吠えまくる。居間のソファが自分のベットと思ってしまったようである。
 5歳になったとき、事件が起きた。癲癇(テンカン)を発病し、散歩をやめた。散歩の途中で発作を起こしたならば、30分ほど動けないのである。30キロ以上ある犬を抱いて帰ることは無理であり、必然的に散歩はなくなった。しかし担当獣医先生のお世話で、その後11年間薬を飲みながら、16歳で天寿を全うした。老衰であった。
 すぐに二匹目も黒のラブラドールに、防犯警備を依頼した。昨年、吐血して12歳で一瞬の間に他界した。胃がんの破裂でなかろうかといわれた。昨日まで普通の生活をしていたのだが。

 約半年が過ぎた。やはり犬が飼いたくなった。三度目も黒のラブラドールを希望したところ、犬の専門家に高齢者には大型犬は大変であるから、5キロほどの小型犬を勧められた。
 確かにしばらくしたら、免許証の返納で犬を病院に連れていくこともできなくなり、自分たちも歩くこともままならなくなるであろう。それどころか、これから10年以上生きていることすら、まったく保障のないことである。
 如何にすべきか?お正月から大きな問題を抱えてしまった次第である。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

  なお、お墓参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

  令和4年新年会(修正会)は中止いたします。

 

宗祇法師の会 (1月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
1月17日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
大泉寺東堂 小島 捷亮 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月18日(金) 同時刻  三明寺住職 大嶽 正泰 師

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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