願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、1月15日です。





境内より箱根山を望む


朝日に照らされる観音堂


今年のおせち料理

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 今年のお正月は天候にも恵まれ、そんなに寒くものなく風もなくて、穏やかな三が日でした。初詣は自房の本堂でおこない、外出することもありませんでした。2日3日はテレビの前に陣取り、「第99回東京箱根間往復大学駅伝競走」を堪能させていただきました。日本テレビ系で平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、2日の往路が27.5%、3日の復路29.6%だったそうです。2022年の紅白歌合戦の視聴率が、第2部(午後9時)の平均関東地区で35.3%でしたので、その人気が知らされます。

 それぞれの学生の思い、大学の名誉をかけて、ひた走る選手の姿は感動を呼びます。マラソンはは個人競技で、その選手の力が結果を大きく左右しますが、駅伝は団体競技です。1人2人の力では勝つことができません。さらに野球などは、試合の途中で調子の悪い選手や怪我をした選手の入れ替えができますが、駅伝は、走り始めて次の選手に襷(たすき)をわたすことはできなければ、失格となってしまうのです。
 過去には、意識がもうろうとして、ふらつき転倒してしまう選手でしたが、走ることを止めません。すると、追走する車から監督が降りてきて、選手に手を触れ走行の中止を指示しました。これで途中棄権となるわけです。だれもが最善の準備で、健康管理で望んでいるのですが、事故はつきものなのです。そのチームの無念さ、そして何よりも走れなかった選手の思いは計り知れないものがあったであろう。見ていて選手たちに思いをはせると、涙が出てきてしまいます。

 ところで第1回箱根駅伝のタイム(1920年HPによる)は、15時間5分16秒でした。今回優勝した駒澤大学は、10時間47分11秒でしたので、4時間28分も早くなっています。距離は変わりませんが、道路状況を始め環境がいちじるしく変わっているので、一概にはいえませんが驚きであります。
 そして、テレビの生中継放送は1987年からはじまりました。ある大学の先生が言うのには、箱根駅伝での活躍が、その大学の受験者数に大きく影響してくる大学もあると言うのである。
 先頭争いをしているチームは、その放映時間の7〜8割を占めているであろう。放映時間は12時間であるから、仮に10時間とすると、それをコマーシャルとして依頼したならばどのくらいの費用となるであろう。コマーシャルは15秒単位で計算され、局や地域や時間帯によって異なるが、ざっくり75〜100万円という。10〜20億円にもなるだろうか。
 箱根駅伝に参加するチームを維持していく費用は公開されていないが、人件費や宿舎等、相当の費用がかかるであろうが、あまるものがあるようにも思える。

 すこし品(ひん)がない話であったが、箱根駅伝経済雑談となる。言うまでもないことであるが、選手たちはそのようなことは微塵も考えず、記録への挑戦のみであることは、附しておかねばならない。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
大泉寺東堂 小島 捷亮 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月17日(金) 同時刻  三明寺住職 大嶽 正泰 師

 

宗祇法師の会 (1月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
1月23日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







本メールマガジンがご不要な方は、
下記URLから配信を解除できます。


http://ganjoji.com/mlmaga.html(解除・退会)