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次回配信日は、4月1日です。





善導大師


境内の桃の花

 「ご住職、あの阿弥陀さまの横にご安置されている、お坊さんのお像はどのような方でしょうか?」そのようなご質問を受けることがあります。この方は、七世紀の中国初唐時代の善導大師です。
 日本古来「左が上座」とする考え方があります。これは、京都御所が南に向いて立っていて、日の出の方角が上座、日没の方角が下座とすることに由来するそうです。善導大師がご安置されているのは、阿弥陀さま側から見ると、左側です。そして右側に法然上人がご安置されています。その理由は、善導大師こそ法然上人が師と仰いだ高祖であるからです。

 隋大業九年(613)山東臨シ(さんとうりんし、シはさんずいに巛に田)という地域でご誕生されました。幼い頃に出家され、ある時に極楽浄土が描かれている絵図をご覧になって感銘されたそうです。そこで、もっと、このみ教えについて学びたいとお考えになられて、当時、お念仏の信仰を説いておられた道綽禅師というお方の元へ向かいました。それが20代の頃であったそうです。
 道綽禅師さまは、石壁山の玄中寺というお寺にお住まいになっていたので、善導大師もそこに住し、お念仏の実践方法を学ばれました。後に、善導大師は、終南山悟真寺という人里離れた場所で、毎日数万遍お念仏を申され、念仏三昧の境地に入られたとあります。さらに長安では『阿弥陀経』十万余巻を書写、「浄土変相図」三百余を描かれたそうです。仏画を作成され、浄土信仰を布教されていたことがわかります。そして、永(えい)隆(りゅう)二年(681)3月14日、69歳でご往生されました。
 その善導大師さまが明かされた人間の本質、本性はこのようなものでありました。

    自身は現にこれ、罪悪生死の凡夫、曠劫より已来、
    常に没し常に流転して、出離の縁あること無し

 私たちの本当の姿は、罪悪生死(ざいあくしょうじ)の凡夫(ぼんぶ)、つまり、煩悩に振り回されて罪ばかりを犯している、心が乱れっぱなしの身であると示されました。さらに、この人の身を受ける前から、六道輪廻を生まれ変わり死に変わりして、その枠の中から出ていく縁にも出会うことができない身であったとされています。
 これが私たちの本当の姿であると、善導大師は明かされました。そして、そんな罪悪生死の凡夫が阿弥陀さまの願いによって定められた「南無阿弥陀仏」とおとなえすることによって、六道から離れお浄土へ往生できることを善導大師は明かされていたのです。このみ教えに法然上人は出会ったのであります。心が静まらない我が身が救われていく道があるだろうかと絶望を抱えていた法然上人は、この善導大師のみ教えに出逢い、落涙千行の涙を流されたといいます。その善導大師さまの御往生の日が3月14日であります。
 脈々と伝えられてきたこのみ教えを私たちは亡き人の供養と共に伝承されてきているのであります。どうぞ、春のお彼岸と共に、お念仏をおとなえし、わが身の命の行く末に思いを巡らせてみましょう。

 海福寺  瀧 沢 行 彦 









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月20日(金) 【11時】法要、【法要後】餅まき
祈 願 料
祈願料 3,000円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
3月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
正見寺 副住職 杉本 昌隆 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
4月17日(金) 同時刻  福泉寺 住職 岩佐 剛昇 師

 

宗祇法師の会 (3月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
3月23日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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