願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、12月1日です。



浄安寺阿弥陀さま

 さて、どうにかすべての準備を整えて、開教委員会の審査をむかえることになりました。結果は無事に審査を通過し、新たに開教使を拝命いたしました。
 同時に併行して進めていた浄土宗の寺院認証(新たなお寺として正式に認めていただく手続きです)も無事に許可がおり、はれて浄土宗の新しい寺院「浄安寺」として誕生いたしました。

 こうして一応の形式は整ったものの、お寺としての実際はここからがスタートです。なにしろ移ってきたばかり、できたばかりのお寺ですから信徒さんが一人もおりません。まずは、新しくお寺ができたということを知ってもらうことから始まります。

 ここでも、先輩方の温かいご教示に助けられました。始めたばかりですから、気負いもあって早くいろいろなところへ周知したいという思いがあります。
 そんな私に「これから一生のことだから焦らずに、ゆっくり関係を作るほうが良いですよ。やっていくうちに、信頼できるところそうでないところがわかってきますから」そうしたことを教えていただきました。

 映画「おくりびと」の影響などもあるのでしょうが、最近ではテレビなどでもお葬式などの話題が取り上げられることが増えてきました。ですから皆さんの中にもご承知の方もいらっしゃると思いますが、関係者の中にも実際のところ色々なところがあります。そういうことを見極めながらゆっくり進むほうが良い。全くありがたい助言でした。

 そんな浄安寺も最近やっとぽつぽつと信徒さんもでき、また関係先も少しずつ広がってきました。先日は初めて浄安寺でのご法事もあり、少しずつ形になりつつあります。
 仏具などまだまだ足りないものも多く少しずつ揃えていっておりますが、先輩方のお言葉ではありませんが、ゆっくりと進んでいければ良いと思っております。

 比べるのもおこがましいことですが、奈良の古寺などは千年をこえる歴史を持つところも多々あります。せっかくご縁をいただいて建った念仏のお寺ですから、私の一生どころか、百年も二百年も続いて欲しいと思っております。

 最後に自戒の念をこめて思うことですが、浄安寺がこんなに速やかに形になったのは私の力ではありません。宗門の担当者をはじめ、近隣のお上人様方、ゆかりの和尚さん方、皆様のお力添えあってこその結果です。
 そしてそれは、「私の建てる寺」だからではなく、「浄土宗の新しいお寺」だからこそのご好意だということ。自分が初代だとどうしても、「自分のお寺」という意識が起こりがちですが、私のお寺ではなく、「皆さんの浄土宗のお寺だ」ということを肝に銘じておきたいと思っております。

 至心合掌

 浄安寺住職  八 幡 正 晃



 

第282回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
11月20日(金) PM7:00〜8:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
西福寺住職 矢弓 尚善 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
12月18日(金) 同時刻  大泉寺副住職 小島 健布 師

 

暮れの墓地大掃除のお知らせ

 毎年12月の第2日曜日は、暮れの墓地および境内地の大掃除となっております。お忙しい折とは存じますが、ご家族でご参加下をお願いいたします。当日は「温かいおでん」を用意いたしておりますので、お掃除終了後お召し上がり下さい。

日   時
12月13日(日) 9時より (小雨決行)
お 願 い
できますならばお掃除の道具をご持参下さい。

 

修正会(新年会)のお知らせ

 恒例の新年の初参り、護持会総会、新年会を開催いたします。ご申込は、暮れのお参りの折、またお電話にて前日までにお願いいたします。

日   時
1月4日(月) 11時より
内   容
初参り、護持会総会、福引き、会食
会   費
2,000円
申 込 み
暮れのお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。


ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

「燃えないゴミ(ビン・カン)」
市のゴミに出します
「土に返すゴミ(花・香花)」
寺にてチップにして土に返します
「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
寺にて土に返します
「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。


 

▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
 現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
 ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開催日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場所
 願成寺庫裡
費用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。

 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
 魚 尾 孝 久


 

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