願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、11月15日です。




前夜祭(ぺぺコンサート)


前夜祭(会場)


入堂される原ご住職


大仏前


ラハイナ浄土院


ハワイ浄土宗別院

 ハワイのマウイ島にあります「ラハイナ浄土院」は、大正元年、カフルイ浄土院を開いた原聖道師が、ラハイナに土地を借りて仮布教所を設置、翌年着任した斉藤原道師が寄付などを集めて大正3年に堂を建てたのが始まりとなっています。昭和5年、同じラハイナの海に面した現在地に土地を購入して移転、同院は他のハワイの寺院と違って日本的に作られました。
 昭和43年、火災で本堂が焼失する事故にあいましたが、現住職原源照師らの努力で3年後に再建されました。日本から大工を寄せて、日本式本堂、納骨堂に利用されている三重塔、このほか鎌倉大仏を縮小したミニ大仏、鐘楼、山門、東屋など建立され、観光客が多く訪れるお寺でもあります。
 この10月21日に開教100年の記念大法要が催されるにあたり、わたくしもお祝い申しあげますとともに、日系の人々との交流をも含めて、随喜させていただきました。

 ハワイのお寺さんは、何といっても太平洋戦争を抜きにして語ることはできません。多くの移民の人々、いわゆる日系初代、2世の人々、そして開教さらには布教に努められた僧侶の皆さんたちのご苦労は、筆舌に尽くし難いものでありました。自分たちのまったく知らないところで、日本時間1941年12月8日3時23分(ハワイ時間12月7日7時53分)、昨日までの友は今日の敵となってしまったのです。そして今日でも、その傷跡を背負って生きておられるアメリカの人、日系の人がたくさん居られることを忘れてはなりません。

 日系の人々を語りますときに忘れてはならないことは、スペースシャトル「チャレンジャー号の爆発事故」のことです。1986年1月28日、射ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が犠牲になった事故で、北米東部標準時間午前11時39分フロリダ州中部沖の大西洋上で空中分解した。同宇宙船には、日系アメリカ人宇宙飛行士エリソン・ショージ・オニズカ(Ellison Shoji Onizuka, 日本名:鬼塚 承次)軍曹が乗船していたからであります。日系人の英雄が亡くなってしまったのです。しかし、日系人にとりましては今でも鬼塚軍曹は誇りに思ってやみません。故郷のホノルル太平洋国立記念墓地に埋葬されております。

 この100年間は、多くの苦難そして日米を問わず多くの人々の心によって築かれ受け継がれてきたものです。そして50年にも及ぶラハイナ浄土院ご住職原源照上人ご夫妻のご努力の賜物でもあります。
 開教100年の記念法要は、お二人にとりましてはどんなにか感慨深いものであったでしょう。観光で訪れます華やかなハワイにあって、ハワイの人々の心にふれる記念法要に随喜させていただきましたことは、わたくしも生涯忘れ得ぬ法要となりました。
 また記念法要は、開教200年に向かっての新たな出発でもあります。生涯をかけてご精進されるご住職夫妻のお姿、そして何よりも息子さまお嬢さまがご両親のご意思を継がれて、浄土宗の僧侶となり活躍を始められたことは喜びに堪えません。
 しかし、日系の人々も3世4世の時代となり、日本語が話せなくなっております。またサトウキビやパイナップルの農業事業からリゾート観光へと産業構造が変化いたし、ホノルルへの人口集中など社会構造の変化は、少なからず宗教界にとりましても大きな変動を余儀なくされているといえましょう。 また、日本から開教を目指してハワイに渡る青年僧がいなくなってしまいましたことも心配であります。
 ただただ、ラハイナ浄土院のますますのご発展を祈らずにはおられません。わたくしも微力ながら応援させていただきます。

 どうぞハワイに行かれましたならば、マウイ島であるラハイナ浄土院まで足を運びますことは大変でしょうが、ホノルルの浄土宗別院にお参り下さいませ。車で20分ほどの距離です。

【ラハイナ浄土院】
住所: 12 Ala Moana St. Lahaina, Hawaii 96761 U.S.A.
TEL: 国番号1−(808)661-4304
FAX: (808)661-0939
URL: English: http://www.jodo.org/js_inter/temples_hw12.html

【エリソン・ショージ・オニズカ】
 1946年6月24日、アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島コナで、コーヒー農家を営む鬼塚正光と光江の間に4人姉弟3番目の長男として生まれる。父・鬼塚正光は福岡県、母・長田光江は広島県にルーツを持つ日系2世。先祖代々敬虔な仏教徒で、彼もそれにならい、家系代々の信仰であった浄土真宗の門徒として活動。
 また幼いころから第二次世界大戦で戦った日系人部隊のことを聞いており、生涯を通じて意識していた。小学生のころにユーリ・ガガーリンの宇宙飛行を見て宇宙にあこがれ、実家でロケットの実験と称して花火でいたずらをしていた。なお、このいたずらに関しては母親は驚いたが、叱った事はないという。
 1964年にコロラド大学へ入学し、航空宇宙工学を専攻、宇宙飛行士を目指すようになる。
(ウィキペディアより抜粋)

【ハワイ浄土宗別院】
住所: 1429 Makiki St. Honolulu, Hawaii 96814 U.S.A.
TEL: 国番号1−(808)-949-3995
FAX: (808)-941-4610
URL: English http://www.jodo.us/
Jodo-shuEnglish: http://www.jodo.org/js_inter/temples_hw01.html

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









十夜法要のご案内

 本年もお十夜の季節となりました。一日ではありますが、ご先祖のご供養とともに、み仏の教えにふれますよい機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい。
 お檀家の皆さまには、10月下旬に郵便にてご案内申しあげます。

日   時
11月11日(日)14時より
会   場
願成寺 本堂
法   話
「落語入門」
講   師
落語家 林家 正雀 師匠
塔婆供養料
3,000円
申 込 み
専用ハガキ、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

第318回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
11月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
如来寺 荻田 宣史 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
12月21日(金) 同時刻  大泉寺 小島 健布 師

 

宗祇法師の会 (11月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
11月26日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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