願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、7月16日です。




日本平より富士山を望む

 7月1日、ちょうど半年が過ぎたことになり、1年の折り返しとなると同時に夏の到来を告げる京都の祇園祭、博多祇園山笠の招き入れ神事が始まるが、やはり今年は何といっても世界文化遺産となった富士山の山開きが話題となっている。
 残念ながら今日は曇り空で、富士山を拝することができない。

 わたしも高校生の時に仲間と富士登山した経験がある。夕方バスにて富士宮五合目に到着、そのまま徹夜で登山、山頂にてご来光を仰ぎ、昼過ぎには御殿場口に下りてくるというものである。それも高校生4人だけの登山。今厳しく規制されている「弾丸登山」であった。
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   世界文化遺産に登録された富士山が7月1日に山開きするのを
  前に、山梨県は29日午前、五合目と六合目に、徹夜で登る「弾丸
  登山」の自粛を呼びかける看板を設けた。「ケガや病気にかかり
  やすくなります」などと、余裕を持った日程での登山を呼びかけて
  いる。英語、韓国語、中国語でも表記した。
                         (朝日新聞2013年06月29日)
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 まさしく無謀登山の典型であり、恥ずかしく思う。無事に帰ってくることができたからよいもの、ひとつ間違えば命に関わることで、さらに多くの人たちにご迷惑をお掛けすることであった。やはり高山病への十分な対策が必要となることである。

 勤める大学で、チベット視察がおこなわれた。チベット寺院に留学したことのある先生が案内をしているので、富士山山頂とほぼ同じ海抜である首都ラサに到着すると、すぐにホテルで横になって休息がとられた。高山病を防ぐため、体を高地に慣らすために、その日は一切行動しないのである。一度高山病になってしまったら、低地に下りるしか方法がないからである。

 何年か前であるが、お檀家さんとともにハワイの寺院(マウイ島のラハイナ浄土院)に参拝の旅に行ったことがある。オプショナルツアーで「ハレアカラ山頂 サンセット&星空観測ツアー」というのがり、マウイ島の最高峰ハレアカラ山頂10,023フィート(3,055m)、ハレアカラ・クレーター(Haleakala Crater 直径11.25km(7マイル)、幅3.2km(2マイル)、深さ約800m(2,600フィート))は、異次元のような光景であり、映画『2001年宇宙の旅』の撮影にも使用されたところである。
 麓(ふもと)から専用バスで一気に3000mまで駆け上がり、1時間ほどの山頂を堪能しての下山となる。高山病にならないうちに下山となるのであるが、山頂をかいがいしく飛び回ってお世話してくれた三島から同行した添乗員さんだけは、残念にも高山病になってしまった。すぐにの下山であったのでことなきを得たことも、今となっては笑い話になっている。

 おおかたの無鉄砲や無知というものは、無事に終わるものであるが、時として思わぬことになることがある。それが事故ということである。
 今年は富士山には多くの人たちが訪れるであろうが、事故のない素敵な富士山にしたいものである。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









墓地清掃

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
7月7日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「ご自宅へ伺っての棚経」 と 「お寺での棚経」 とがあります。7月初旬にハガキにてご案内申しあげます。

「ご自宅での棚経」
7月13,14,15日のうちお伺いする日を連絡します。
「お寺での棚経」
7月13日10時、13時いずれかに本堂へ。
前日までにお電話で連絡をお願いします。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。

 

宗祇法師の会 (7月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
7月19日(金) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第326回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
7月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
願成寺 魚尾 孝久 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
8月23日(金) 同時刻  常林寺 山田 太壱 師

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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