10月11日、12日と神戸ハーバーランドでおこなわれた、「インディアメーラー 2014」に参加してきました。
インディアメーラーとは、毎年この時期に行われている西日本で最大と言われるインドのお祭りで、昨年は3日間で21万人が訪れたと言われています。
メインステージでは、日本でインド舞踊や楽器を習っている人達の発表や、インドから招待された本場の舞踊や楽器演奏が続き、所々に日本の文化として、「よさこい」や「だんじり」の太鼓、歌謡曲の演奏も入り、インドと日本の文化交流という雰囲気でもありました。
実際、神戸には昔からインド人の方が多く住んでおり、インドレストランもありインドの食材を扱うお店もあります。
当日会場にも多くのインド人が集まり、インドの言葉がいたるところで飛び交い、サリー姿で歩く多くの女性も見かけました。ステージ以外にも、インドレストランやインド雑貨などを扱うお店、メヘンディーというボディペインティングのお店、インドの三輪タクシーのオートリキシャーを売るお店、インド発祥のヨガを芝生で行うイベントなど、約60近くの様々なブースが集まり、インド一色です。
特に、会場に近づくにつれて香ってくる、カレーの香辛料の匂い、そして、歩いていると色んな場所から聞こえてくる「ナーン、ナーン」などのかけ声を聞くと、インドの街を歩いているかのようで、懐かしく感じました。
本来ならば、11日前夜祭、12日・13日がメインという全3日間という日程でしたが、残念ながら台風の影響により、13日が中止になり2日間のみの開催となりました。
昨年からブースを出店し、今年もインドにある「仏心寺」の紹介の為にブースを出店させていただきました。
内容は、ブッダガヤの街並・マハボディーテンプル(お釈迦様が悟りを開いた場所)・仏心寺にある学校にくる子供達・宿坊に宿泊した人達の写真。メインとして、現在進行している「文殊・普賢両菩薩を建立して、インド仏心寺に奉納する」から、作成途中の菩薩様を展示し、その場で多くの方にノミ入れをしていただきました。
11日の前夜祭は写真の展示のみ、12日は写真展示とノミ入れという形でした。
前夜祭の時は写真を見ながら、「ブッダガヤはどこ?どういう場所?」という質問から「仏教に興味があるから一度行ってみたいけど、遠い」という話や「お坊さんに質問があるけど聞いていい?」という普段お坊さんに聞けないことを聞いてくる人など、ゆっくり話をしていく方が多くいました。
12日はノミ入れを行ったので、「仏像彫れるなんて。いいんですか?」「恐れ多いから見ておくだけで良い」といういろいろな声がきけ、次々に順番にノミ入れをしてもらいましたが、順番待ちの行列もできました。中には「一緒にインドまで仏像について行きます」という積極的な人もいました。
そんななか、インド、ブッダガヤの宿坊で出会った人も数多く訪れて、ブースでの声かけを手伝ってくれたり、ある人は友達を連れてきてくれて「お坊さんと話がしたかったんです」と言ってくれたり、写真を見ながら懐かしい現地の思い出を話したり、「旅の時感じたことを忘れていました」「日本でもブッダガヤみたいにお勤めをしたり、生き方などの話がしたいです」という声も聞けました。
一日少なくなり、2日間だけの開催で残念でしたが、様々な出会いがあり、普段お寺では会えない大勢の人達と話ができ、疲れましたが楽しく終えることができました。
もし、興味がある方は、来年の今頃「インディアメーラー」をチェックしてみて下さい。
安養寺 清 水 良 将
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