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次回配信日は、12月15日です。





遠州森町は次郎柿発祥の地、その原木


柿なます

 平成21年6月20日をもって煙草を止めた。禁煙ではない。煙草を吸うのを禁止したのではなく、違った表現をすれば卒業したのである。
 その当時セブンスターが300円であったろうか。18歳から47年間ほとんど休むことなく吸い続けてきたから、1日1箱として17,155箱になる。吸い始めた昭和43年が100円で現在が440円であるので、1箱平均250円として420万円余りとなる。すこし金額の大きさに驚いたが、嗜好品としてそれなりの楽しみをいただいたので、「もったいない」とは思わない。

 以前からお寺の役員さんに禁煙を勧められていた。そうした方は、おおかたヘビースモーカーであり、お医者さんに止められてからの禁煙であった。子どもにぜん息の気があったので、家の中では吸わなくなっていた。私も還暦を迎えそろそろ煙草も止めても良いかなと思っている時期でもあり、その年の初めに「煙草を止めること」を宣言をした。今までに一度も禁煙をしたことがなかったので、ほんとうに止められるのか不安ではあったが。
 お檀家さんから何時禁煙するのかと催促めいた話が多くなり、意を決する時が来たのである。ちょうど書院建設の上棟式が近づいていたので、その場で宣言をすることにした。本堂と同じように、新しい書院も当然ながら禁煙となると思ったからである。式典も無事に済み、挨拶の折に発表をした。皆お酒も入っていたので、「無理」といった声が多かったようにも思う。

 宣言後は幸いに一度も煙草を口にしたことはなく、禁断症状というものもなく、誠にすんなりと止められたようである。
 しかし、夢の中で2度ほど煙草を吸ったことがある。夢の中で煙草を口にすると、急に鼓動が高鳴り、誰かに見られていないかと辺りを見回し、冷や汗すら出てくるのである。まるで何か悪いことでもしているようで、とうとう息苦しくなって叫び声を上げようとした時、目が覚めたのである。これが禁断症状というものであろうか。

 たぶん今後煙草を吸うことはないと思うが、愛煙家からは「根性なし」と言われた。楽しく吸っていた煙草を、周りに言われて止めたりするのは根性がないからだというのである。
 行政も禁煙や分煙のキャンペーンをしているが、国家が煙草の販売を許可している以上、健康被害について言う資格はない。三島市の煙草消費税は年間7億円強であるが、喫煙者が減るなかで煙草の値上げによって何とか数字を保っているようである。自治体にとっては重要な財源となっていることは現実であるためか、積極的な禁煙は口にしない。

 こうした原稿を書く時を始め、思考をひと休みするときのグッズとしては、煙草とコーヒーは最高のアイテムである。完成したときの一服は、至福の境地である。
 やはり煙草の効用と害とを同じ天秤で量ってはいけないようにも思う。
 煙草の写真が必要であるが、持ち合わせがないので外の写真で勘弁を請う。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









暮れの墓地大掃除のお知らせ

 毎年12月の第2日曜日は、暮れの墓地および境内地の大掃除となっております。お忙しい折とは存じますが、ご家族でご参加下をお願いいたします。当日は「温かい芋汁」を用意いたしておりますので、お掃除終了後お召し上がり下さい。

日   時
12月14日(日) 9時より (小雨決行)
お 願 い
できますならばお掃除の道具をご持参下さい。
駐車場が少ないのでご注意下さい。

 

宗祇法師の会 (12月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
12月15日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第343回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
12月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
大泉寺 小島 健布 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
1月16日(金) 同時刻  講師 未定

 

修正会(新年会)のお知らせ

 恒例の新年の初参り、護持会総会、新年会を開催いたします。ご申込は、暮れのお参りの折、またお電話にて前日までにお願いいたします。

日   時
1月4日(日) 11時より
内   容
初参り、護持会総会、福引き、会食
会   費
2,000円
申 込 み
暮れのお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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