願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、9月1日です。





 最初の年はインドのバンガロールという街で行った


 去年はインドネシアのジャヴァ島のボゴールという街で。
 写真はフローレスという島。


 カトマンズの現場からの写真。ここで家を建築していた。
 今回のビパッサナーの景色はどうだろうか

 1ヶ月のカトマンズでの生活は素早く過ぎ去った。仕事内容は主に土木関係や壊れた住宅の瓦礫処理、IDP(国内避難民)キャンプの改善などだ。私は50HOMESという、50個の仮設住宅を(3年まで暮らせる)作るチームに多く配置され、鉄製の骨組みを組み立てたり、亜鉛メッキ鉄板の壁を取り付けたりして過ごした。
 ボランティアの多くは20代前半の白人で、長いバックパックの旅の間に滞在する子達が多い。とはいえ、80代目前の年配の方や、17歳の娘を連れてきてるお母さんや、70代のご夫婦や、「老若男女」が参加している。国もアルゼンチン、スイス、アメリカ、アイスランド、オーストラリア、フィンランドと様々な国のボランティアたちが混ざっている。何より、みんなノリがいい。体力的にも辛い仕事だというものの、夜になるとみんな飲んで騒いでと元気だ。仕事柄みんな体力のある人間だけれど、外へ外へとエネルギーが出る感じの日々だった。

 そして来週から私はビパッサナー瞑想に参加させてもらう。今年で3回目だ。参加したことがないからわからないけれど、日本の仏教における「内観」と似たようなものだと思う。外へ外へと向け、社交性の高い1ヶ月を過ごした後、10日間無言で内へ内へと目を向けていくのが楽しみでならない。
 最初に私がビパッサナーを体験したのは約3年前。約1年半の旅の「締め」として、インドでの体験だった。1年半の旅のほとんどをいろんな経験を通して学ばせてもらうためボランティアをして過ごした私は、最後に瞑想をして、人生について考えて、恥ずかしながら「様々な問いに答えを出す」気マンマンだった。ところがとんでもない。11日間喋ってはいけない、1日12時間ほどの瞑想に、1日3回1時間づつ全く動いてはいけない瞑想なのに、お尻の痒くなる寄生虫に苦しまされるわ、最初の7日間のほとんどは食べ物のことや性的思考に悩まされるわ、グループ瞑想の度に毎回居眠りをこき大いびきをかくインド人のおじさんに腹が立ってどうしようもないわと、とても自分のイメージしていた「答えを出す」とは違った結果になった。

 なによりも苦しかったのは、私は自分が嫌いな「エゴでボランテイアをする」と決めつけていた人たちとなんら変わりないという事実を認めなければいけないことだった。「私がもっと頭が良かったら」「もっと力があったら」「名声や地位があったら」そしたらあの子を「救えたのに」、と「私が」「私が」「私が」ばっかりで、恥ずかしくて、悲しくて、認めたくなくて涙さえ流した。きっと、どこかで私は自分が自分以上のものだと勘違いしていたようだ。
 綺麗な心が欲しいのに、誰にも何も迷惑をかけず、ただただ愛を手渡せるような人間(聖人?)に、心の底からなりたくてたまらないのに、私ってば本当に煩悩でいっぱいで、嫌になる程自分勝手で、悲しいほど弱くて、びっくりするほど強欲で…。でも、瞑想を続けていくにつれて、考えついたのは「それでも、私は愛したい」事実だった。
 数え切れないほどたくさんの短所と闇を抱えながら、それでも、私は心の底から「世界のみんなが幸せになればいい」と願っている。「どうにかして人の役に立ちたい」と強く硬く想っている。その事実と出会えた時、感謝が溢れた。きっと聖人になることはどんなに頑張ってもできないけれど、でも私は自分の底に有る「良さ」を信じることはできる。不善に腹を立て、アンフェアに涙し、人と一緒に喜び、いろんな気持ちに左右されたりしながらも、つまりはとっても「人間的」でありながらも、貰い受けた良さを信じて先へ進める。まずは、自分が弱くてどうしようもない人間であることを○(マル)とし、ちょっと愛しく思えちゃったりして、笑顔で進んでいけるような人になれたらいいな。
 3回目の今年、瞑想中に30歳の誕生日も迎える。どんな事実と出会えるかが楽しみだ。

 きょうこ 









朝日テレビカルチャースクール三島(第2期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
7月31日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全5回  11,880円
申   込
TEL:055-971-4041

 

第351回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
8月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
常林寺 山田 太壱 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
9月11日(金) 同時刻  健康アドバイザー 泉  洋 師

 

宗祇法師の会 (8月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
8月24日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

鎌倉大仏と光明寺団参

 光明寺の特別法要「お十夜法要」に参加して、お念仏をお唱えしませんか?
そして鎌倉大仏の拝観と、初秋の鎌倉を堪能しましょう。

日   時
10月13日(火) 日帰り
申   込
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
10,000円
主   催
静岡教区北豆組(三島、田方の浄土宗寺院)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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