願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、3月1日です。

※住職本山団参のため、発行がおくれましたことをお詫び申しあげます。



私の大好きな日本の、とっても日本らしい景色


大和撫子?おだてりゃ岩にも登ります!


道案内をしてくれ、「レゲェ」の意味と由来などを語って、歌まで歌ってくれた現地の方

 暖冬だと思い油断していたら、いきなりマイナス10度やら15度やらのひどい寒波のNY。死ぬかと思っていたが、ちょうど去年から予定していたバルバドスへの旅が今週で、今は常夏の島からこれを書いている。
 私は人が好きなので、行く先行く先で誰かに話しかけてしまう。今日も、屋台でドリンク飲むだけのつもりが、最後にはお店の子達みんなとレゲエダンスする始末だった。日本人であることをいうと大抵びっくりされる。「日本人らしくない!」と。

 以前、こんなジョークを聞いたことがある。世界中の客を乗せた豪華客船が事故に遭い、沈んでしまうことがわかった。しかし救命ボートが足りず、女性と子供を乗せただけでいっぱいになってしまい、キャプテンは男性客には飛び込んでもらうため、それぞれの国の特性に合ったいい方で説得に回った。

  アメリカ人には「ヒーローになれます。」
  イタリア人には「女性にモテますよ!」
  フランス人には「飛び込まないでください!」
  ドイツ人には「規則によると、男性には飛び込んで
  もらうこととなってます。」
  日本人には「みんなやってますよ!」

 ステレオタイプがそのまんまのジョークなのだが、多国籍な友人にこのジョークをいうと、みんなそれぞれ「私の国の人ならこういえばいい」と自国のステレオタイプをシェアしてくれる。
 そこで思い出したのが、PTSD専門のセラピストで世界中を回っている方から聞いたのだが、国によってポピュラーな病が違うという事。日本は神経症など、社会性の中で出てくる病が多いのに比べて、アメリカではセルフイメージをベースとした病(拒食症や過食症など)が多いと彼女はいう。
 もちろん、国の置かれている状況により一定の病がトレンドするのはわかるが、私は国によって特定の病気が多かったり少なかったりするよりも、国によって何が「普通」(ステレオタイプ)で、何が「病的」とされるかが違うのも関連していると思う。

 私は4人兄弟の末で、上の3人に比べて落ち着きがなく、手のかかる子だった。心根は優しかったらしいのだが、とにかく「問題児」だった。おとなしく座ってられず、集中力も散漫で、今でいうADHD(注意欠陥多動性障害)だろう。日本の学校には大抵馴染めないだろうと、そして私のダイナミックさや、優しさまでもが、日本でのステレオタイプの足りなさに覆いかぶされ、見当たらなくなってしまう事を懸念した母が、私をアメリカンスクールに入れるべく、動いてくれたのだ。
 国籍や性別、年代や職種、それぞれが「らしさ」のステレオタイプを持ち、自分のどの部分「らしさ」を優先するかなんて、自分以外の誰も決められないし、自分でもきっと決められないものなのではないかと思う。すべての役割や区分を全部をそれぞれの重さで抱えている自分、それ以上でもそれ以下でもいられないなら、それ以上「らしく」も「らしくなく」もできない。
 女性らしさも、日本人らしさも、30代らしさも、今となっては学生らしさもきっとそれぞれ日本の感覚では欠けていたり「普通ではない」ところがたくさんある。そしてそのミックスが実に私「らしい」のではないだろうか。

 私たちがそれぞれの「らしさ」を許せ、そして許せた上で各々の役割で伸びていける努力ができたら、きっと「病気」と呼ばれるものはぐんと減るんじゃないかなと思う。私らしい日本人らしさを見つけていきたいし、私らしい女性も追求していく。生徒であること、娘であること、すべてをステレオタイプ以上の「私」が全力で世界に向かっていけたらよい。

 きょうこ 









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
10月2日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第357回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
2月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
三明寺 大嶽 正泰 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
3月11日(金) 同時刻  延命寺 高橋 俊行 師

 

宗祇法師の会 (2月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
2月22日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

東日本大震災犠牲者慰霊と復興祈願法要の集い
東日本大震災支援物産即売会

 三島市宗教者懇話会の主催で、東日本大震災犠牲者慰霊と復興祈願法要の集いがおこなわれます。皆さまのご焼香をお願い申しあげます。また支援物産即売会も併設されますので、ご利用をお願い申しあげます。

日   時
3月11日(金) AM11時〜PM4:00  法要PM2:00
会   場
願成寺 本堂 境内
主   催
三島市宗教者懇話会

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月20日(日) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
祈願料 3,000円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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