願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、3月15日です。





増上寺ご本尊阿弥陀さま


お参りさせていただくお檀家さん


お染と副住職

 恒例となりましたお檀家さんとの大本山増上寺参拝と、国立演芸場での2月中席の観覧にいってきました。多少遅くなりましたが、初詣と初笑いとの趣向となりました。

 「1年に一度、増上寺の阿弥陀さまに会いに行こう」の声かけに、たくさんの皆さんが参加して下さいました。毎年、阿弥陀さまにお目にかかれることの「よろこび」を味わっていただきたいとの思いから、始まったお参りです。したがいまして大殿に上げていただき、阿弥陀さまの近くまで足をすすめ、そのお顔を拝するのです。
 私どもが阿弥陀さまに話しかけますと、阿弥陀さまもお話をして下さいます。この1年間の出来事、そしてその気持ちを話させていただくのです。私などはおおかた懺悔(ざんげ)ばかりで、お叱りをうけることが多いのですが、この1年を反省いたし、これから1年間頑張ることのできる原動力を頂戴いたすのです。
 今までに味わったことのない「すがすがしい気持ち」になれます。お寺がお檀家さんがそして家族が、つつがなく過ごすことができましたことが、この上ない喜びと感じられるのです。そしてその喜びを心から感謝申しあげます。お檀家さんも多少の緊張感のなかで、きっと同じようなお参りをさせていただいているのでしょう。

 午後からは国立演芸場に移動して、落語、漫談、曲芸、獅子舞と楽しみます。中休みのあと、いよいよ大喜利は落語家によりますお芝居(鹿芝居)が演じられます。今年の演し物は「品川心中噂達引(うわさのたてびき)」です。
 品川宿の筆頭女郎を張ってきたお染は、寄る年波には勝てず客も減り、パトロンもない。 勝気な女だけに恥をかくくらいならいっそ死んでしまおうと決心したが、一人より二人の方が、心中と浮名が立ち死に花が咲くからと、独り者で馬鹿で大食らいで助平で欲張りな貸本屋の金蔵に目が止まった。
 品川の浜へ連れだし、「おまえばかりを殺しゃあしない、南無阿弥陀仏」と金蔵を突き落として、続いてお染も飛び込もうとするが、パトロンが付いたとの話に心中を中止。
 飛び込んだところが遠浅だったため助かった金蔵が、お染めに仕返しをするというドタバタ劇。お腹を抱えて笑う3時間でありました。

 増上寺でいただいた清浄な気持ちを、国立演芸場に置いてきぼりにしてしまったのではなかろうかと、危惧する住職であります。お参りと笑いをお檀家さんと共有できたことがなによりです。

ざん‐げ 【懺悔】
(1)(仏教では現在も「さんげ」とよむ)仏語。過去に犯した罪悪を告白してゆるしを請うこと。また、過去の罪悪を悔いて神仏や人々に告げわびること。
(2)過去に犯した罪悪を後悔して、人に打ち明けること。一般的に、他人に話しにくいことを打ち明けることにもいう。
(3)罪悪。あやまち。
(4)他人の過去の罪悪、落度をあげつらうこと。悪口。
(5)キリスト教で、罪のゆるしを求める行為をいう。告解。告白。悔改め。(日本国語大辞典)

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
10月2日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

東日本大震災犠牲者慰霊と復興祈願法要の集い
東日本大震災支援物産即売会

 三島市宗教者懇話会の主催で、東日本大震災犠牲者慰霊と復興祈願法要の集いがおこなわれます。皆さまのご焼香をお願い申しあげます。また支援物産即売会も併設されますので、ご利用をお願い申しあげます。

日   時
3月11日(金) AM11時〜PM4:00  法要PM2:00
会   場
願成寺 本堂 境内
主   催
三島市宗教者懇話会

 

第358回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
3月11日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
延命寺 高橋 俊行 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
4月15日(金) 同時刻  十輪寺 菊地 博英 師

 

宗祇法師の会 (3月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
3月14日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月20日(日) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
祈願料 3,000円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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