願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、5月2日です。





end of the tunnel ーどんな苦労も、楽しいことも、いつかは過ぎ去る!!


take the first step - インドネシアのカフェの階段。「階段全体が見えてる必要はないの。まずは最初の段に足をかけて」と書いてある。


school 私の大好きでとても尊敬しているお坊さんがブッダガヤでやってらっしゃる学校の子供たち。教育は宝である。私はまずは学校に行く機会がもらえていること自体に心からの感謝を忘れないように。

 私は勉強がすごく嫌いだった。というよりは苦手だった。実際やってできなかったんだからしょうがないし、だったらやるだけ無駄だと思っていた。結局、そのせいでずっとずっと勉強をしてこなかった。

 幼稚園までは普通の日本語の幼稚園に通っており、日本の受験や教育制度だと私が潰れると、幼い頃からはみ出し気味だった私を見て、母はアメリカンスクールを受験させた。トイレにも母の作った英語のポスター(人の絵に英語で体のパーツの名前が書いてあったり、四季が書いてあったり)、子供英会話にも通いつつ、9月からの新学期(アメリカの学年は9月に始まる)になんとか合格。
 そこからはいつも「できない子」だった気がする。5年生になるころにはESLという英語が母国語でない子用のクラスを卒業し、普通クラスに入っていたのに、「私はできないんだ」とずっと感じていた。
 日本語も日本の学校に通っている子より遅れていたし、英語だってどんな喋れるといっても、ネイティブとはまだ言えないレベル。英語の生活が普通になり、日本語より英語で話すことの方が楽になった頃には、私は「勉強は頭がいい人がするもの」との認識になっていた。わからないから勉強するのではなく、「頭が悪いから勉強したところで無駄だから、勉強して理解できる人だけが勉強すればいい」のだと。
 高校に入る頃には様々な問題が表面化し、高校を退学になった私はアメリカの更生施設からオンラインで卒業した。それ以来、知りたいことをリサーチしたり、新しい語学を学んだりすることは大好きでも、自分は「勉強ができない人」という考えは、ずっとかたくなにあった。

 その後アメリカのデザイン業界やエンタメ業界で働いた後、日本企業の広報で働いたりしていた。「ちゃんとしよう」とすごく気張っていた。ある時、私の尊敬する人に「もし「?べき」や「?ねば」がなかったらなにをする?」と問い詰められたとき、私は最後には大泣きしながら「人のためになりたい。たくさんの人の役にたちたい。」と、小さいころから思っていたことを大人になって初めて声にしたときに、「私なんかがこんなことを願ってしまってごめんなさい」とすごく強く思い、消えたいほど恥ずかしかったのを覚えている。
 ボランティアとか人権問題活動とかは「素晴らしい人」がするもので、悪いことを沢山してきた私なんかが願っちゃいけないこと。勉強も、頭がいい人がすることで私なんかがしたってどうにもならない。なにか成し遂げることは、すでに秀でたものを持っている人の専売特許のような気がしていた。
 私はその尊敬する女性に「あなたは自分が生かせてもらっていることに感謝している、生かされていることはギフトだと言っているのに、あなたはありがとうと受け取りながら「大事に」閉まってしまっている。ありがたいなら使わないと」とちょっと怒られた。
 たくさん泣いて考えて恐れと向き合った結果、私はその後お金を貯め、仕事を辞め、世界をそれこそボランティアで周り自分がどの分野で一番有効活用してもらえるか「勉強」する旅に出た。
その後、医学を勉強するために、高校以来使ってない脳みその部分を必死に鞭打ち勉強をしている。
 水のHとOがお互いにくっつく角度とか、微分積分学の対数関数とか名前を言うだけでも何か涙出そうになる勉強をしている。たまにウェイトかと思うくらい重い教科書を閉じて、「ドウデモイイ…。」と空につぶやかなきゃやってられなくもなる。教科書投げたり、泣きながらまた一人で拾いに行ったりもしてる。おもいっきり文系脳の私が必死に、本当に必死に理系の勉強してる。今4学期目で、今までなんとかすごくいい成績で頑張ってきて、特待生制度に推薦されたり、優等生リストに名前が載ったりもしたが、今学期に入ってからどうしてもわからないことが多く、この間のテストなんか100点の人がいる中私は60点だった。本当に本当に頑張ったのに、今学期の成績は低そうだ。
悔しい。本当に悔しい。

 でも結果が出なかった時、悔しくて涙が出るほど私は全力で頑張れている。これでダメだったら私は本当にすっぱり諦めがつくだろうし、進んだら進んだだけ本当に自分を褒められる。
 そして、私は「成績がいい人は元から頭がいい」持論から、「勉強必死にした人が頭が良くなり、もしかしたら成績が良くなる」論に変わった。
化学両論を読んで(現在進行形で)泣いている私が勉強を沢山たくさんして、いわゆる周りから「頭のいい人」になっていくのと、「素晴らしい人」が素晴らしいことをしていくのじゃなくて、めっちゃ普通で、どっちかっていうと欲や恐れにまみれてたりする私が「素晴らしいこと」をさせてもらって、より大きくなっていけるのと同じなのかなと思う。なれないかもしれないけれど、やらなきゃ絶対なれない。
 恐れはまだ全然あるし、やっぱり悔しいし、できないって悲しいけれど、もう「願ってごめんなさい」なんて絶対思わない。努力ができるって、胸を張ることと自分が信じれる事に繋がるんだと教えてもらっている。

 来週はまたまたテスト。失敗にも胸を張れる頑張り方をしたい。

 きょうこ 









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
10月2日(金) スタート 第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第359回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
4月15日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
十輪寺 菊地 博英 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
5月20日(金) 同時刻  萬松院 吉田 宏得 師

 

宗祇法師の会 (4月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
4月18日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

大施餓鬼会のお知らせ

 本年もお施餓鬼会法要を、下記のごとく厳修いたしたくご案内申しあげます。ご先祖の供養とともに、一日ではありますが、みほとけの教えにふれます良い機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい(当日ご参加できません方には、当寺にてお塔婆をお墓に立てさせていただきます)。

日   時
5月30日(月)  【14時】法要
法   話
未定
未定
供 養 料
3,000円
申 込 み
お参りの折、電話、FAX、E-mail(前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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