願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月1日です。





笑顔は万国共通!タイとミャンマーの国境あたりの池で一緒に遊んだ子供達。写真に写りたくてたまらなかった。


マザーのお墓のメッセージ


愛は全ての答えである!とアインシュタイも言っている!
ニューヨークでのグラフィティ

 皆さま、お久しぶりです。今年も、たくさんの変化や、自分の足りなさに苦しまされながらも、なんとか皆さんのおかげで、無事健康に恵まれながら新しい年を迎えることができました。健康と言っても、かなりきつかったです。
 新しい大学での一学期目は想像していたより大変で、自分も周りもどんどん病んでいくのを感じた。朝9時くらいから学校に行き、夜中の2時に図書館を出る時、まだ席は人で埋まっている。土日曜日ももちろん学校。私の「学部」では一学期だけで7人の自殺者が出た。故郷では常に一番だったのが、大学に出てきて味わった「挫折」抱えきれなくなったのか、過酷なスケジュールの重圧でまともに考えられなくなってしまったのか、いろんな理由の混ざり合った結果なのか、もうわからないけれど、それが当たり前のように、「こういう競争的な学校だから、しょうがないね」と片付けられるのに心底ゾッとした。しょうがないってどういうことだろう?

 新年早々のトルコの乱射事件も、クリスマスのドイツのひき逃げ事件も涙が出た。私はそういう事件の後、SNSのプロフィール写真をその国の国旗に変えたりは絶対しないし、特定の事件についてのコメントなどはなるべく控えている。
 無かったことにしたいわけじゃないけれど、事件が起きた後のメディア(ソーシャルでも、ニュースでも)に対してすごく、不自然さや居心地の悪るさを感じるから。起こる国や地域によって、一般的なサポートや連帯感が、あまりにも違う、という事実。
 どうも、国によって人の感じる「しょうがない」度の違いなのだと思う。人々が思う、事件の「理由」も違うのだろう。(テロVS.内戦という見解?)でも、その被害者にとって、テロと戦争の影響ってそんなに違うのか?テロの意味って「政治的に動機づけられた暴力」って考えたら、戦争はテロじゃないのか?ならばなぜ人はプロフィールをレバノンやシリアの旗に変えたりしないのか?もちろん、旗の色にプロフを変える人に対してネガティブに思うわけではない。様々な悲劇が起こるなか、どうしていいかわからず、でも何かしたくて、それがたとえSNSでのプロフの写真を変えるだけだったとしても、なんでもしたい気持ちも共感できるから。

 ヒューマニティーへの連帯感を示すのは、もちろん悲劇があった時に限らないでもいいはずだ。いわゆる「悲劇」はいつも世界中で起きているから。メキシコのプロテストをしていた生徒たちは遺体すらまだ見つかっていない。イェメンの(ほぼ)内戦は?ミャンマーのロヒンギャのイスラム難民たちはどうなる?シリア以外ではイラクだって南スーダンだって、現在進行形で戦争中だし、戦争以外でも、北アフリカでは女性器切除は未だに頻繁におこなわれている。日本でだって、路上生活者は日々苦しんでいるし、障害者へのサポートもまだまだ全然だ。
 大きな問題すぎて、途方にくれる時もある。でもできることの一つとして、しっかり哀しむことがあると思う。哀しむべき事って沢山あるから、全部をしっかり感じていたら、生きる事ってどこかに少し哀しみをおびてくるかもしれない。しかし、感じるべきモノは哀しみだけではない。この世の中には抱えきれないほどの美しいものと、感謝すべきものと、祝うべきことでも溢れている。世界を受け入れることと諦めることは絶対に違うし、謙虚でいることと無力に伏すことも違うと思う。つまり必要なのは感じることで、きちんと「世界」を感じたら、きっと愛にたどり着くのだと思う。

 マザーテレサのお墓の上に、日替わりでお花で描かれるメッセージの一つを思い出した。”Give until it hurts with a smile” (痛くなるまで与えなさい、笑顔で)。それの長いバージョンが、施設の壁にも描かれている。確か、「Love until it hurts, with a smile. Then still keep loving.Then, all that will be left is love. (痛くなるまで、愛しなさい、笑顔で。そしてそれでも愛し続けなさい。そうしたらば、愛だけが残るのです。)」だった。

 「笑顔で」。私の解釈で、これは無理に笑え、とは言っていない。以前「つながり」について書いたときも、世界のためにできることは小さな行動一つづつだと自分をリマインドしたけれど、私はそれを頑なになりすぎる。知識を取り入れて見たり、反対意見を持つ人も含めいろんな角度からものを見てみようとしてみたり、どうやってその意見にたどり着いたか知ってみようと頑張ってみたり、自分の気付かなかったバイアスを認めたり、恐れや不快や自己犠牲を伴ったとしても他の人をたまには優先してみたり、それは全部大切なことだけれども、笑顔でできなければ。

 「しょうがない」の語源は「仕様」、何もできることがない、という意味らしい。でも、こうやって一つでもできることが有る限り、しょうがないことなんて何一つない。例えばシリアやイェメンの被害者の助けには直接にはなれないとしても、毎日必死に愛しまくり、笑顔を忘れなかったら、しょうがないことなんて何一つないんだ。

 きょうこ 









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第368回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
1月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
善教寺 土山 和雅 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
2月17日(金) 同時刻  三明寺 大嶽 正泰 師

 

宗祇法師の会 (1月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
1月23日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇

 大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇のバス日帰りの旅をおこないます。ぜひともご参加をお待ちいたしております。(詳しいパンフレットをご請求下さい。)

日   時
2月13日(月) 日帰り
内   容
【午前】
  大本山増上寺参拝

【午後】
  国立演芸場観劇
    ≪落語≫
    ≪お楽しみ≫
    ≪リレー落語≫
    ≪リレー落語≫
    
     ― 仲入り ―
    ≪大喜利 鹿芝居≫ 「らくだ」
        
        
参 加 費
9,800円
申 込 み
電話、FAX、E-mail (受付期日までに、先着50名)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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