願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月15日です。





(1)大根の粕煮


(2)フレーク状の酒粕


(3)成形された酒粕

 大寒を過ぎてもまだまだ寒い日が続いており、インフルエンザも猛威をふるい警戒宣言が発令されていますが、皆さまにおかれましては、お元気でしょうか?
 数年前になりますが、お寺の菜園に河津桜を10本ほど植えましたが、昨年あたりから一人前に花をつけてくれるようになりました。つぼみは大きく膨らみ、今年もあと数日で開花宣言できそうな勢いです。通る人々は、開花を今か今かと待っているようです。

 春はそこまでと言っても、寒い日には暖かい粕汁は格別なものです。早速、菜園で収穫した大根を炊いてみました(写真1)。粕を出汁で溶き、白味噌仕立てで、本人的には料亭風のつもりです。妻も喜んで食べてくれました。
 使用した酒粕は写真(2)の通りなのですが、酒粕にもいろいろあり、大吟醸の酒粕とか、どうも良いお酒のが美味しいように思います。我が家では板粕を焼き、わさび醤油で食します。日本酒とは親子関係なのですから、合わないはずがありません。

 いつものごとく、妻のおともしてマーケットへ、酒粕のあるところに行くと、なんと美白で一点の曇りもなく、貴婦人のごとく美しく気品のある酒粕があるではないか!
 どこの酒造会社のものであるかと、少し興奮気味に裏返して表示を見ると、そこには「◯◯食品会社」とあり、酒造会社の名はないのです。戸惑いながら説明を読むと、再成形されたものであった。成形されたお肉がある時代なのだから、なんら不思議ではないのですが、酒粕もかとの思いは捨てられません。購入して食する。
 粕汁ではその特長が判らないので、素焼きにして山葵醤油で食べようと思ったが、厚さが15oもあるのです。板粕焼きは表面の焼き加減と粕の量とのバランスが大切で、経験則からいいますと5oの厚さがもっとも美味しい。仕方なしに、ラップで挟んでたたき、5oに整形することにしました。決してまずいわけではないが、やはり酒粕は、「◯◯酒造の酒粕だ」といいながら食するのが良いようです。どうしてだろうか?

 物事には、多少の思い入れもまた、私たちを楽しませてくれるのであろう。時としてブランド名も、味の内と思った次第である。

【成形・成型】せい‐けい
統一のあるものにかたちづくること。一つの形につくりあげること。また、そのでき上がった形。形成。

【整形】せい‐けい
(─する)形を整えること。形を整えて、正常にすること。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇

 大本山増上寺参拝と落語と鹿芝居(落語家のお芝居)観劇のバス日帰りの旅をおこないます。ぜひともご参加をお待ちいたしております。(詳しいパンフレットをご請求下さい。)

日   時
2月13日(月) 日帰り
内   容
【午前】
  大本山増上寺参拝

【午後】
  国立演芸場観劇
    ≪落語≫
    ≪お楽しみ≫
    ≪リレー落語≫
    ≪リレー落語≫
    
     ― 仲入り ―
    ≪大喜利 鹿芝居≫ 「らくだ」
        
        
参 加 費
9,800円
申 込 み
電話、FAX、E-mail (受付期日までに、先着50名)

 

第369回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
2月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
三明寺 大嶽 正泰 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
3月10日(金) 同時刻  延命寺 高橋 俊行 師

 

宗祇法師の会 (2月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
2月20日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月20日(月) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
祈願料 3,000円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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