願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、4月15日です。





デフォルメ化された地図

 大学で、パソコンを利用しての文章作成技術を教えている。アウトラインからの文章構成、ネットからの資料収集がおもな内容であるが、ネット上の注意事項はとくに講義するようにしている。携帯電話とくにスマートホンの普及にともない、誰でもがネット社会を利用できるようになり、その機動性は著しく向上したが、同時に充分な注意も必要といえるからである。

 パソコンや携帯電話での注意として、架空請求等についても話をする。架空請求の仕組みと対処法は「ひたすら無視すること」、むしろ毎日来る請求に耐える精神力を持つことを、具体的に話した。授業を終えると、ひとりの学生がわたしのところに来て、「先生の話を、もっと早くに聞きたかった」という。高校生時代、携帯電話で架空請求にあったというのである。
 誰にも相談できずに、最後に母親に打ちあけた。母親は息子に心当たりのないことを確認して、請求先に電話をしたのである。もっともまずい対処方法であり、料金を支払うことになってしまった。一度払うと、また違う業者(たぶん同じ業者が違う名前で)からも請求があったという。だいぶお金を使ったようであるが、その金額は尋ねられなかった。
 架空請求等で困ったならば、消費者センターや警察等に相談すべきである。学校の先生とて、すべての先生が対応できるものではない。

 同時に学生たちにネット社会での注意として喚起するのが、ホームページの利用方法である。あらゆる企業、法人、そして個人に至るまで、ホームページ作成されている。
拙寺もホームページ「http://www.ganjoji.com/」を開設しており、タイ在住の方から納骨堂の依頼があったり、イギリス在住の娘さんから親が希望している納骨堂の問合せメールがあるなど、ご利用をいただいている。最も利用されている、利用しているのが、アクセス案内である。GoogleMapもあるが、デフォルメされた案内図の評判がよいようである。法要等で来寺に対しての問合せには、訪ねる方も案内する拙寺にとって、「願成寺に行く」ということだけに特化された地図に利便性の高いものがあるのである。
 しかし、あらゆるホームページは、その発信者が作成したものであることを忘れてはならない。いわゆる自分に都合の悪い情報は、ほとんどないことである。時には「お詫び」も掲載されるが、一定期間たつと削除され、表彰を受けたことや売り上げナンバーワンなどはいつまでも掲載されているのである。いわゆる発信者の情報であることだ。
 ネット社会を資料とするには、充分な精査した上での利用が必要であることを忘れてはならない。
 アメリカのトランプ大統領がツイッターでいろいろな政策を発信しているが、発信者だけの意見には賛成できない。やはり政策は、会見という双方向の場で語られるべきであろう。

 昨今、国会でもファックスやメールが証人喚問等で重要な証拠として取り沙汰されているが、利便性の後ろにあるリスクを必ず学ぶべきである。包丁は調理には欠かすことのできないものであるが、使用方法を誤ると怪我をすることと同じであろう。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

宗祇法師の会 (4月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
4月17日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第371回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
4月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
真楽寺 勧山 法紹 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
5月19日(金) 同時刻  萬松院 吉田 宏得 師

 

大施餓鬼会のお知らせ

 本年もお施餓鬼会法要を、下記のごとく厳修いたしたくご案内申しあげます。ご先祖の供養とともに、一日ではありますが、みほとけの教えにふれます良い機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい(当日ご参加できません方には、当寺にてお塔婆をお墓に立てさせていただきます)。

日   時
5月30日(火)  【14時】法要
法   話
未定
未定
供 養 料
3,000円
申 込 み
お参りの折、電話、FAX、E-mail(前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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