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次回配信日は、10月15日です。





新幹線火災当日の切符


またドクターイエロー

 ある先生が学会のため京都に向かったが、台風で新幹線が不通となり、三島駅近くで一夜を明かしたという。私も参加予定であったが、事務局に連絡をして取りやめとした。止まった新幹線と我が寺とは歩いて数分、無理なことではあるが、降りて私の所に泊まればよかったのにと笑ったことがある。

 新幹線を1ヶ月に10日ほどではあるが利用しているので、遅延や不通に多少敏感である。平成27年6月30日、その日も大学の講義のため乗っていると、小田原駅に着くと、「新横浜と小田原間で、新幹線の車両火災のため不通」とのアナウンスが流れた。沿線火災の不通は、架線に影響なければ、鎮火とともに運転再開であろうが、新幹線自体の火災はそう簡単には開通が望めない。
 運転再開を待ち続けるか、在来線での状況も不可能ではなかったが、おおはばな遅刻は免れない。正式なルールではないが、授業開始後30分教員が出講しない場合は休講とする暗黙の了解で学生は帰ってしまう。しかたなく大学に電話して休講の処置をとって、下車して外に出た。警察車両がけたたましいサイレンを鳴らして、空を飛ぶかのごとく、横浜方面に向かうのを見た。
 ちょうど12時であったので、友人を呼び出して昼食とした。食堂でテレビを見ると、車両内でガソリンがまかれ火災が発生されていることを知った。これでは当分動かないであろうことは明白であったので、在来線で三島に戻ることにした。それぞれの改札で、事故により旅行中止の証明をもらい、有効期限内であれば、再度この切符が使用できるようにした。「事故旅行中止」「事故返」「誤入鋏」の記入が痛ましい。再利用ができるというが、保存してある。

 息子が小学校1,2年生の頃であろうか、日帰りで大坂での「恐竜博」を見に行くこととなった。その頃2階だて新幹線が話題を呼んでいたので、息子が乗りたいという。2階だて新幹線はグリーン車であったが、こんな機会でなければと、二階からの車窓を楽しんだ。
 帰路、集中豪雨のため豊橋付近で止まってしまった。いっこうに動かないでいると、車内販売の方がみえて「お子さまがいらっしゃるので、よろしかったら、飲み物とお弁当はいかがですか、車内にはわずかしかありませんので」と声をかけてくれた。進められるままに購入し、2時間ほどであったが、安心して待つことができた。

 何年前であろうか、夜8時に新幹線に乗った。台風で遅延が確実であったので、お弁当と缶ビール、お茶2本を購入してグリーン車を奮発した。その頃は、携帯の電源はグリーン車しかなかったからである。三島に到着したのが明け方4時であったが、快適?であった。

 爾来(じらい)、わが家は必ず飲み物を持ち歩く習慣ができた。妻は250CCの水ではあるが、必ず鞄に入れている。息子と私は、三島駅の自販機で飲み物を買うのが習慣となっている。
 静岡までは、二駅20分ほどであるが、やはり購入する。しない時に限って、電車が止まるような気がする。

 ペットボトル1本150円の保険である。一般の保険は、無事に過ごせば終わりであるが、この保険は、無事下車しても飲み物が残るのである。
 一度封を切ったペットボトルを、一日中持ち歩くのはいけない。口をつけたペットボトルは、その時から雑菌が繁殖するからである。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

宗祇法師の会 (10月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
10月15日(火) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

第389回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
10月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
霊山寺 山田 高之 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
11月16日(金) 同時刻  蓮光寺 佐久間 清人 師

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

  「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
  「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
  「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
  「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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