願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、6月1日です。





反射炉ガイダンスセンター


反射炉


茶摘み体験案内


正面に富士山、左下に反射炉

 皆さま、令和という新しい年号をどのように迎えられましたか。ゴールデンウィークで10連休だった方もいらっしゃいましたか。

 私はというと、ゴールデンウィークは叔母夫婦と従姉妹夫婦が千葉から遊びに来ていました。そのうちの1日、私と従姉妹の旦那さんの2人で、韮山の反射炉を見に行って来ました。反射炉は高校生の時に授業の一環で行って以来ですので、25年振りになります。綺麗に整備されて、世界遺産に認定されてから初めてでもありました。
 ゴールデンウィーク中ということもあり、臨時駐車場ができている程でしたが、混雑という程ではなく、割とスムーズに見て回ることができました。久し振りの反射炉は、建物も草木や芝も綺麗に整備されていて驚きました。
 まずは入場券を販売機で買い、入り口から奥へ進むと、反射炉を築造に至る時代背景の説明書きがあります。それを読んで事前学習しますと、次の部屋では10分弱の映像が流れています。その映像は、プロジェクションマッピングのような感じで前のスクリーンへと映し出しているのですが、部屋の照明自体も様々な色に変わり、大音量と共に、大迫力の臨場感を出しています。映像で、反射炉内部や、今は残っていない大砲の加工場などを再現して説明してもらえるので、非常に理解しやすく、子供連れの家族も大勢いました。
 映像を見終わると、ボランティアガイドの方が出て来て、実物の反射炉へ案内してくれながら、説明してくれます。案内している皆を飽きさせないように笑いを交えながら、思いの熱さに合わせて言葉に強弱をつけて話すその姿は、ベテラン講談師のようでした。

 反射炉を見学し終わって、売店の建物の方へ歩いていくと、『撮影スポット展望台』という看板があります。その矢印に沿って急勾配の坂道を登っていくと、茶摘みをしている人たちがいます。一列に並んで摘んでいるわけでもなく、バラバラに摘んでいます。どうやら途中の看板にあった茶摘み体験のようです。全員衣装に着替えてレクチャーを受けたのち茶摘みをしているようです。
 私も龍澤寺で修行しているときには、毎年茶摘みをしました。先輩から『新芽の枝先の一芯二葉だけ摘むように』といわれ、その通りにするために丁寧に摘んでいると、『坊主がお姫さまのような摘み方しているんじゃねぇ!広い茶畑を今日中に摘んで、夕方にはお茶工場に出すんだ。もっとスピードを上げろ!』と怒鳴られます。先輩の茶摘みを見ていると、茶摘みの基本は一芯二葉ですが、基本を踏まえて基本をはみ出し、新芽の色の明るい葉と、色の濃い古い葉を一瞬で見分けて、明るい葉だけを目掛けて、拳法の突きの如く、目にもとまらぬ速さで手を出していきます。結局、自分たちの飲むお茶ですから、多少の枝など入っても気にせずに摘んでいかないといけないみたいです。
 そんな修行時代の背筋が寒くなるような思い出を思い返しながら、急斜面の上の展望台へ着くと、そこからは正面に富士山、左手下に反射炉、手前には茶畑と茶摘み衣装の茶摘み娘が、全て見渡せる見事な場所でした。茶摘み体験の彼女たちも、まさか自分達自身も含めて撮影スポットの景色の一部になっているとは思っていなかったでしょう。

 世界遺産に認定された韮山反射炉ですが、その陰には使われなくなった反射炉でも、反射炉とそれを作った江川英龍の偉大な功績に感謝し、後世まで伝えようと尽力した地元の方々の努力があったことを忘れてはいけません。
 お寺も、代々伝えてきた住職方の報恩に報いると共に、後世の檀家さま方の道しるべともなるべく、精進していかなくてはいけないなと心に刻む一日になりました。

 地福山宝鏡院住職
林 晴 雄









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

第397回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
5月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
萬松院 吉田 宏得 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
6月21日(金) 同時刻  福泉寺 岩佐 剛昇 師

 

宗祇法師の会 (5月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
5月20日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

大施餓鬼会のお知らせ

 本年もお施餓鬼会法要を、下記のごとく厳修いたしたくご案内申しあげます。ご先祖の供養とともに、一日ではありますが、みほとけの教えにふれます良い機会ともいたしたく存じますので、お誘いのうえお申し込み下さい(当日ご参加できません方には、お札を郵送申しあげます)。

日   時
5月30日(木)  【14時】法要
総   会
護持会総会
供 養 料
3,000円
申 込 み
お参りの折、電話、FAX、E-mail(前日までに)

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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