願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、7月15日です。





お堂上空を通過する飛行機


6月30日9時16分 日本上空の飛行機


まもなく三島上空にANA859便のデータ


中部国際空港セントリアでの航跡

 空を仰ぐのが、好きである。雲ひとつない晴天の空もよいし、雲の模様を着た空もまたよい。しばらくの間眺めていると、いやなことを忘れ不思議と元気が出てくるのである。お金がかからない私のリフレッシュ方法である。

 三島で空を仰いでいると、飛行機が、時には飛行機雲を引きながら西に向かって飛んでいく。飛行機の音が聞こえてくる位置と、実際の飛行機の位置とのズレがじつに面白い。時には3機の飛行機を、同時に見ることができるのである。
 何処へ行くのであろうか、いずれの航空会社であろうかと思いを馳せる。多少の高度が違うと、高いところの飛行機は海外へ行くのか、低いのは国内かと、何の根拠のない想像が頭をよぎる。
 もう20年も昔のことであるが、伊豆の下田に子供を連れて海水浴にいった。いつものように空を仰ぐと、次から次へと飛行機が東の空に向かって飛んでいく。
 滅多に乗ることのない飛行機だけに、夢を与えてくれる存在であった。

 あるとき、息子が「フライトレーダー」という携帯アプリを教えてくれた。Flightradar24(フライトレーダー24)とは、飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイム表示するウェブサイトならびにスマートフォン・タブレット向けアプリケーションである。
 飛行中の機体を地図上から選択すると、「便名」「Aircraft - 機種」「Registration - 機体記号」「Altitude - 飛行高度」「ベーシック国語」「Vertical Speed - 垂直速度」「Speed - 速度」「Track - 飛行方位」「Latitude/Longitude - 緯度・経度」等の内容が表示される。
 この原稿を書いている今、30日9時17分には、雨が降っており飛行機の姿はもちろん、音も聞こえないが、全日空859便東京発ホンコン行が通過した。高度7316m速度736km/hである。さすが軍用機は表示されることはないが、救難ヘリまで動きを表示することのできるすごいアプリである。暇つぶしにはまことに面白いものである。
 三島上空は、西行きの航路であり、下田は東行きの航路であることも分かり、時間帯によっては次々と見ることができるのである。

 ある朝、まだ布団のなかで携帯をいじり始める。大方のニュースと天気予報を見終えると、フライトレコーダーの登場である。大方の空港が始発便前の時間帯であるが、中部国際空港セントレアで動きがある。全日空Boeing777-281は離陸すると、常滑沖を旋回してまた空港に戻って来るではないか、アクシデントかもとドキッとした。滑走路を通過してまた同じコースを辿ること6回である。
 調べてみると、タッチ&ゴーの訓練であることがわかった。

 今でもリフレッシュのために、ときどき空を仰ぐが、遠い異国に夢を馳せることはなく、携帯を取り出す男となってしまった。少し残念である。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









朝日テレビカルチャースクール三島(第3期)

「 源氏物語」を味わう  〜 光源氏が誘う平安貴族の世界 〜

 源氏物語は、今から千年もの昔に作られた物語ですが、そこに描かれている世界は色あせることなく、現在に生きる私たちに数々の感動を与えてくれます。光源氏の案内で、恋の世界・親子の世界・夫婦の世界、そして死の世界を訪ねてみましょう。きっと新しい人生観を垣間見ることができますよ。

開 催 日
第1・3金曜日 13:30〜15:00
会   場
朝日テレビカルチャースクール三島校(随時入学可、一回受講)
講   師
願成寺住職、大正大学非常勤講師  魚尾 孝久
受 講 料
3ヶ月 全6回 ・・・ 14,256円   1回 ・・・ 下記へお問合せ下さい
申   込
TEL:055-971-4041

 

墓地清掃

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
7月7日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「ご自宅へ伺っての棚経」 と 「お寺での棚経」 とがあります。6月下旬にハガキにてご案内申しあげます。

「ご自宅での棚経」
7月13,14,15日 ご予約いただいたお檀家さんに伺います。
「お寺での棚経」
7月13日(土) 10時、14時、16時 いずれかに本堂へ。
7月14日(日) 10時、16時 いずれかに本堂へ。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。

 

第399回 辻説法の会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
7月19日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
願成寺 魚尾 孝久 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
8月23日(金) 同時刻  大泉寺 小島 健布 師

 

宗祇法師の会 (7月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
7月29日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
  したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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