2月半ばのメールマガジンから筆を執らせていただくことになり、今回は2回目となります。仕事で三島と長いお付き合いをさせていただいていることを、前回書かせていただきましたが、新型コロナウィルスの影響で、3月2日(月)から立川自宅での在宅勤務となっております。当初は3月13日(金)までだったのですが、10日の新型コロナウィルス感染症対策本部の要請を受けて、3月31日(火)まで延長されることになりました。毎朝、リビングから息子(現在都区内で一人暮し中)の部屋に出勤していますが、三島での自転車通勤に比べてメリハリが無く困り果てています。
そんな毎日を過ごしていますが、前回予告した通り、元旦にサッカーの天皇杯決勝戦を観るために新国立競技場を訪れたことを書きたいと思います。
1969年から、旧国立競技場の取り壊しに入った2014年まで、毎年元旦にサッカー天皇杯の決勝が行われていました。今年夏の東京オリンピックのメイン開場となる新国立競技場が昨年11月に完成したので、晴れて6年ぶりに国立競技場での開催です。
私がサッカーを始めた1974年ころは、まだ観客はまばらな状態でした。1975年2月号のサッカーマガジンで確認したら、収容人数約50,000人に対して20,000人程度だったようです。明治神宮近くということもあって、晴れ着姿の方や紋付袴姿の方がのんびりと観戦していました。そんな状況だったのが、Jリーグ開幕から一変。開幕した年の試合はチケットを入手できず、その後も人気チームが決勝へ進出すると入手が難しくなってしまいました。
今回の決勝戦は、新国立競技場のスポーツイベントとしてのこけら落としだったので、用意は周到に。日本サッカー協会主催試合のチケットを事前購入できる会員になり(無料)、一番高額なチケットを第一希望として申し込みました!そして、当たりました!!そのチケットで観戦できるエリアの中ではあまり良い席ではなかったのですが、観戦し易い席をゲットできました。価格は35,000円。しかし、フリードリンク&フリーフードのラウンジが利用でき、お土産ももらえました。ラウンジでは、お琴の演奏やお囃子に合わせた獅子舞を観ることもできました。
試合は、元スペイン代表で卓越した技術を持った、イニエスタという選手のいるヴィッセル神戸が、総合力では上だと個人的に思っていた鹿島アントラーズを2-0で破り優勝しました。しかし、イニエスタ個人の力で勝ったという感は無く、一度も優勝したことの無い神戸の勝利への執念が、過去5度も優勝している鹿島のそれを上回ったように感じました。やっぱり何事も執念、熱意なんだなぁと、ほろ酔い気分のなか元旦に思った次第です。
いま、コンサートやスポーツイベントなどの公共のイベントは自粛モードです。選抜高校野球も中止との報道が流れました。プロ野球とJリーグも4月以降の開催になりました。私も微力ながら、在宅勤務という形で感染拡大防止に一翼を担っているつもりです。早く普段の生活に戻り、大好きな三島に戻ることができることを祈っています。
三島長期単身赴任中
雨 宮 隆
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