願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、8月15日です。





お尻の白いカボチャ


わたしの表


すこし恥ずかしいのですがわたしのお尻

 東海地方も、ようやく本日にも梅雨明けであろうか?じつに毎日雨ばかりで、日照時間は、例年の3割程度という。野菜たちにとっては、日照時間が短いばかりではなく、長雨は病気を発症させ、特に過酷な梅雨であった。

 本日のメルマガのために、収穫されたカボチャである。ご本人に自己紹介をしていただく。タキイ種苗交配の「ほっこり133」という名のほっこり系の西洋カボチャで、いわゆるマーケットで売られている、標準的な種類となります。
 4月中旬に種を蒔かれ、5月初めに畑に植えていただきました。たくさんでる蔓を2本に整理して、お行儀良くまっすぐ南に伸びていきます。葉が20枚目のころ、花合わせ(人工受粉)をしていただき、実を大きくしていきます。葉30枚ほどで蔓を止めて(摘芯)もらい、30枚の葉が光合成で一生懸命作ってくれるでん粉を、一手に頂戴して大きくなります。そして、花合わせから45日後に収穫となるわけです。

 ひとつの蔓に2〜3個人工授粉され結実するのですが、一番元気なわたしが選ばれ、仲間は摘果されていきます。そのとき、摘果された兄弟のためにも、立派なカボチャになるんだと、決心して精進が始まります。
 同時に、お尻の下に発泡スチロールの座布団(フルーツシート)を敷いてくれます。団子虫くんたちが、ぼくのお尻を突っつくからです。まだ触っただけでも傷がついてしまうほど軟らかいので、ちょっとした傷が成長とともに大きな傷跡となってしまうのです。
 今ひとつ、白いマットに当たった太陽の光が反射して、お尻を照らしてくれます。よってお尻も真っ黒な、表裏のないカボチャになることができるのです。お尻が真っ黒であることは、愛情豊かに大切に育てられた証しなのです。

 でもまだ完成ではありません。収穫後、キュアリングといって、涼しいところで風あたり、2週間ほど成熟させるのです。ご主人さまの食卓で、毎日愛でてくださるので、黒光りしてきました。あと1週間もすれば、美味しいこと疑いなしの、完熟カボチャとなるわけです。

 ひとつだけ心残りなことがあります。私の体重は2.5kgですが、あと100g欲しかったのです。
 カボチャの市場への出荷は、規定の箱に10kg詰めが基準だそうです。2kgであれば5個詰め、2.5kgでは4個詰めとなります。基準重量10kg割れを防ぐため、それぞれ100〜200gの増量が望ましいのです。

 無論、わたしは出荷されることはなく、メルマガで皆さまにお会いするのが目的ですから、心配はないのですが。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









お盆の行事中止のお知らせ

「お盆前の墓地清掃ならびに流し素麺」

「お盆の棚経」(7、8月、月末お盆)(本堂での棚経、ご自宅での棚経)

「三島市仏教会 灯籠流し」

は、新コロナウィルス感染防止のため、本年度は「中止」といたします。

 なお、お盆のお参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 新盆の方は、個別に対応いたします。

願成寺「源氏物語」講座は、9月より開催の予定です。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
8月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
常林寺 山田 太壱 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
9月11日(金) 同時刻  金剛寺 水田 真道 師

 

宗祇法師の会 (8月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
8月24日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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