願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、1月5日です。





1975年1月号


清水での「ペレ サッカークリニック」


海外サッカー情報(東ドイツ)


19歳のマラドーナ


なでしこジャパン


週刊サッカーマガジン 廃刊号


書棚


1975年1月号から1979年2月25日号まで

 「今年は年末を迎えている感じがしない」という声を良く聞きます。私のような呑兵衛にとっては、あらゆる忘年会が中止になっているのも、理由の一つになっているような気がします。そういったなか、お供え餅と交通安全祈願のお飾りを準備しました。単身赴任生活をしているので、立川自宅用のお供え餅と自家用車のお飾りの他に、三島アパート用のお供え餅と通勤自転車用お飾りも購入してきました。これから年末に掛けて、両住まいの大掃除やお墓の掃除をしていくと、それなりに年末の気分になっていくのでしょう。

 以前触れたことがありますが、「サッカーマガジン」という雑誌を1975年1月号から購入し続けていました。今回はその中から、あまりサッカーに詳しくない方でも興味を持っていただけそうな記事について紹介したいと思います。
 小学校のクラス担任が作ったサッカーチームに入ったのが、サッカーマガジンを購入する切っ掛けになりました。当時(1970年代)の小学生は、ほぼ間違いなく野球をやっていました。休日には空き地で練習をして、たまに有志チームを組んで試合もどきをするのが日常でした。そのような時代に担任がサッカーチームを作った理由が分かりませんでしたが、自分としては目新しいスポーツに触れるのが楽しく、どんどんのめり込んでいったのを覚えています。
 その年の暮れに、初めてサッカーマガジンを買いました。表紙は、「ベッケンバウアー」という選手でした。記事を読んでいくうちに、サッカーチームが結成された1974年は西ドイツでワールドカップ(以下W杯)が開催された年で、表紙の選手は優勝した西ドイツの主将だったということを知りました。1974年がそういう年だったので、担任は一人盛り上がってサッカーチームを結成してしまったようです。今になって思えば、「これからサッカーの時代が来る」という先見の明があったのかもしれません。

 1975年1月号には、ペレが来日して「清水」で小学生へのサッカークリニックを行った記事が載っています。当時はサッカーと言えば「清水」「藤枝」だったので、サッカーのイベントと言えば静岡で開催されることが多かったと記憶しています。同号の「海外サッカー情報」には、「東ドイツ」の国内リーグ情報が載っています。W杯が「西ドイツ大会」だったように、今の世の中からは想像できない冷戦時代の様子が伺えます。

 1979年10月25日号の表紙を飾ったのは、先日この世を去った「マラドーナ」でした。この年に日本でワールドユース世界選手権(現19歳以下男子W杯)が開催され、19歳だった彼の活躍でアルゼンチンが優勝しました。前年の1978年アルゼンチンW杯でもアルゼンチンが優勝したのですが、18歳の彼は年齢制限のない代表チームに招集されませんでした。初めての世界の舞台で、心に期するものがあったのだと思います。同年代の相手をまるで子どものようにあしらっており、格の違いを見せつけていました。晩年の彼にはあまり良い印象がありませんが、間違いなくベストフットボーラーの一人だと思います。

 2011年の夏にドイツで開催された女子W杯では、皆さんご存知の通り「なでしこジャパン」が見事優勝を飾りました。この優勝は、日本が初めて世界サッカー連盟が主催する大会で勝ち取ったという快挙です。3月の東日本大震災の直後だったことから、日本中を明るくしたニュースとして、一般にも大きく扱われていました。専門誌であるサッカーマガジンも、準決勝進出が決定したことを報道した2011年7月26日号から4週連続で「なでしこジャパン」が表紙を飾っています。
 主将だった「澤穂希」選手がそのうち2回も登場していますが、流石なのはあの「丸山桂里奈」選手も澤選手と同じく2回も登場しています。今やバラエティ芸人と言っても怒られないほどの活躍ですが、W杯では途中出場が多くあまり目立たなかったにも関わらすの露出度に、そういう星の下に生まれてきた人なのだなと再認識しました。

 私が購入を開始した1975年1月号は、月刊誌でした。しかし、その年の6月号から隔週刊誌になり、Jリーブ開幕前年の1992年には週刊サッカーマガジンとなりました。ここで困ったのが、サッカーマガジンの保管場所です。購入当初は1冊/月だったのが、2冊/月になり最終的には4冊/月になってしまったのです。週刊誌ともなれば薄くはなるのですが、押し入れのスペースにも限りがあります。そこで、2000年に家を建て直すときに専用の書棚を作ってもらい、2032年くらいまでであれば棚に収めること出来る様にしました。そんな準備をしたにも関わらず、2013年11月12日号で廃刊になってしまったのです。少し残念でしたが、肩の荷が下りたというか、これから毎週購入しなくても良いんだという安堵感もあったような気がします。
 実は、2016年から月刊サッカーマガジンとして復刊しています。しかし、50歳を過ぎてから再度購読を続けるパワーもなく、再購入はしませんでした。廃刊の時の理由の一つに、インターネット時代に週刊では新鮮味が薄れ、価値のある情報提供が出来なくなったとありました。試合の予定や結果を知るためであれば、インターネットで簡単に情報を入手できます。実際にプレーしていれば専門誌から得られる有益な情報もありますが、単なる観戦者になった今では専門誌を購入する意義がなくなってしまいました。

 定年後に、バックナンバーの主な記事を抜き出してデーターベース化しようと思っています。サッカー好きは死ぬまで続くと思うので、インターネットには載っていないようなコアな情報を知りたいとふと思ったときに、書棚からお目当ての号を即座に引っ張り出してこれたらこの上ない幸せ、といったところでしょうか。まだまだやることはありそうです。

 三島長期単身赴任中
雨 宮  隆









お 知 ら せ

  新コロナウィルス感染防止に配慮して、年忌法要はおこなっております。

 なお、お墓お参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

  来年度の「修正会(新年会)」は、飲食を伴いますので中止といたします。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
12月18日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
大泉寺 小島 健布 師
参 加 費
無料 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
1月15日(金) 同時刻  未 定

 

宗祇法師の会 (12月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
12月21日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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