願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、4月1日です。





お寺の紅梅


一輪の美しさ


満開の河津桜


梅に負けず一輪の美しさ

 人生のことについて考えることが多くなった野中です。
というのも、仕事柄多くの方々のお金の相談を受けます。最近知り合った人、昔からの知人と様々です。
中でも相談の多い内容の一つが老後(年金)についてです。

 少し前に「老後資金2000万円問題」が大きくテレビで取り上げられておりました。これをきっかけに老後(年金)の不安が今までより広がったように感じます。

 公的年金は、今年4月から受給開始時期の選択肢の拡大されます。

 65歳を基準に前倒しで受け取ることを「繰り上げ受給」、先延ばしで受け取ることを「繰り下げ受給」と言います。
 今までも60歳から70歳の間で選択ができますが、これが60歳から75歳までの間に拡大します(基準の65歳は変更無しです)。

 受取年金額は受給開始時期によって変わります。
繰り上げをした場合は1か月あたり0.5%減額、一方繰り下げをした場合は1か月あたり0.7%増額となります(1ヶ月単位で選択可能)。

 仮に60歳で受け取りを開始すると、0.5%×12ヶ月×5年=30%と65歳から受け取った場合に比べて30%減額になります。
 一方75歳まで繰り下げた場合は0.7%×12ヶ月×10年=84%と84%増額になります。

 公的年金は終身年金(亡くなるまで受給可能)なので、繰り下げを上手に利用できれば増額した金額を生涯受け取ることができます。
 そうなると定年が65歳の場合は、75歳までの10年間分の生活費を働いたり貯蓄でまかなったりできれば良いので、目標が立てやすくなるのではないでしょうか?

 84%増えるのは良いけど一体自分の年金はいくらになるのか気になるところだと思います。実は誕生月に送られてくるねんきん定期便で、将来受け取れる年金額の目安を確認することができます。

ねんきん定期便について
 ねんきん定期便を見たことってありますか?年金定期便とは年金にかかわる個人情報を「国民年金、厚生年金保険の被保険者」に郵送する通知書のことです。
日本年金機構から毎年1回誕生月に送られてきます。
 記載内容は直近一年間の、これまでの実績と年金受給の見込み額です。「35歳、45歳、59歳」の年にはより詳しい内容の書類が封書で到着します。

チェックしておきたいポイント
ポイントは大きく4つを挙げました。

@年金額
今年分、これまでの加入実績に応じたもの

A月別状況(最新)
国民年金の納付状況や、加入の区分が記載されています。
特に確認しておきたいところに、”標準報酬月額” ”標準賞与額” ”保険料納付額”があります。

B将来もらえる年金額の目安
現時点での記載なので、納付を続ければ年金額の合計は徐々に増加することとなります。

C受給資格期間を確認
120月以上の受給資格期間があれば老齢年金の受給が可能となります(480月が満額です)。
すべてを合わせた受給資格期間がここに表示されます。

さいごに
 今回は年金の支給開始時期とねんきん定期便についてお伝えしました。
 ねんきん定期便を見ていると「こんなに年金を払っているんだ」とびっくりすると思います。次のご自身の誕生月に自分はどれくらい納付してどれくらい受給できるかを確認してみてはいかがでしょうか。

 また、現役世代のわたしたちが年金世代になったときは試算通りに年金が受給できるとも限らないため、今からできることをコツコツと、豊かなセカンドライフをイメージして自身自身でも資産の準備をしていきましょう。

 ねんきん定期便の見方がわからないなどあればご相談ください。

 ファイナンシャルプランナー
野 中 章 裕









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 文学講座は、しばらく中止といたします。再開はハガキで連絡します。

 令和4年観音堂大祭は、中止といたします。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
3月18日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
傳心寺住職 井上 正信 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
4月15日(金) 同時刻  真楽寺副住職 勧山 法紹 師

 

宗祇法師の会 (3月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
3月28日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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